- 締切済み
子会社企業のメリットとデメリットを教えて下さい
私が勤めてる会社は飲食店です。 普通の飲食店と違いベンタチャー制度を取り入れてるので 企画が採用されればお金を投資してもらえます。 所属している店舗はオープンから4年間経過しても繁忙店で経常利益率10%以上ととまさにブルーオーシャン戦略だと思います。 現在店長をしており今後も同じような業態を展開していき、 儲かる店舗を増やしたいと思っています。 社長にプレゼンを行い子会社をつくりたいのですが デメリットとメリットを教えて下さい!
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- mahopie
- ベストアンサー率64% (563/872)
以前に本業で似たような企画をしていましたので、以下思いつくまま。 <メリット> (1) 事業単位での責任と権限が明確化する。(社長としての権限と責任が発生する) (2) 出資額に対する収益(ROE)・使用資産に対する収益(ROA)の測定と評価が可能になる。(子会社A・B・Cの間の評価が厳密になる) (3) 子会社へ事業者(質問者)が一部出資することで、経営者としてのメリット発生の可能性がでてくる。(上場益・利益蓄積に伴う持ち分価値の上昇) (4) 将来の完全独立化・事業単位での上場公開・別会社への売却といったバリエーションが出てくる。(親会社にとって子会社を切り離せることがメリットになる) (5) 資金調達(借入他)において、事業単位毎に調達額と手法が明確化されることで、事業別採算が厳しく測定できる。 (6) 新規出店・事業拡大や不振店閉鎖・事業撤退の判断が迅速化する。 (7) 子会社の事業評価・管理体制が確立されれば、親会社によるM&A手法による他社買収の戦略が取りやすくなる。最終的には親会社を持株会社の形にして、傘下に各企業を連ねる形式へ発展させる。 <デメリット> (1) 独立者・転籍社員の雇用関係が遮断される。(個人の退職金・年金に影響) (2) 総務・人事・経理といった管理部門(非収益部門)を子会社に持たせる必要があり、コストの増加要因になる。親会社で一人で出来た仕事が、独立会社で一人・親会社でもやはり一人必要でコストが増加する。(単純に倍増ではないが) (3) 商材(食材)の一括仕入れによる原価低減がされている場合、別会社となれば親・子間での売買(親の売り・子の買い)が発生。通常は、価格設定基準含めて子会社の仕入価格が上昇する筈。 (4) 独立会社といっても実際上は親会社の後ろ盾(保証他)がないと、子会社単独での資金調達(銀行借入)は現実的には不可能。その他子会社単独で人材等適切なリソースが確保できるかにも疑問。 (5) 役員の兼務(親会社社長が子会社の取締役等)で結果的に親会社役員側の業務負担(管理負担)が増える。 (6) 独立会社の形態を取る事で、最低限確立・整備すべき体制・ルール等が発生する。親・子会社間でのルール・権限の整合性を保つには親会社側の強い統制力が必要。 (7) 子会社側で「独立」という言葉に対する誤解が生じる余地が多々ある。 (8) 子会社側の意に沿わない経営権の移転(親会社が子会社株式を別会社へ売却する)がされる可能性もある。
お礼
mahopieさん 回答ありがとうございました。