- ベストアンサー
100%子会社化について
はじめまして、株について全く知識がありませんので、ここで質問させて頂きます。 内容は主人の会社の自社株についての質問です。 先日、主人の親会社からの通達で、主人の会社を100%子会社にしたいので、役員の所有している株を買い上げたいという話になりました。 主人はその会社の役員で15%の株を所有しています。 この場合、持ち株を手放すということはどういうことにつながるのでしょうか? また、もし手放さなかった場合、どのような事態が予想されるでしょうか? ぶしつけですが、どなたか回答お願い致します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
既に親会社として、相応(恐らくは50%以上)の株式を保有している筆頭株主が残りの株式を購入して完全な100%出資子会社にしたい、との意向のようですので、下記1.2.のような親会社による大きな事業戦略があるのではと考えられます。 1. 当該子会社が親会社に完全に組み込まれる。第三者株主(会計上の少数株主持分)を排除して親会社の部門の一つにしたい、と考えている。事例としては、ライブドアが会計ソフトの弥生を子会社化した事例が一つの参考。 2. 完全子会社化後に別の事業会社と合併させる等で事業分野の強化を図る。(松下電器が松下電工を子会社化した上で関係製造会社を統廃合して事業戦略化した事例が最近の参考例です。 3. ということで、質問への答としては「持株を手放す」というのは、役員が「自身の持ち株を親会社に売却する」ということで、売却代金なり株式交換で取得した親会社株式なりの対価物が手許に残ります。 4. 売却後は子会社に対する株主という立場ではなくなりますので、以降の処遇についての発言権がなくなります。(継続して役員でいられるのか、報酬条件が従前通りなのか等)親会社の株式を得たとしても大きな割合にはなり得ないので、持株売却の条件交渉については、その辺りを明確にする必要が有りそうです。 5. 「もし手放さなかった場合」にも、当該持ち株が紙切れになることはありませんが、親会社から手放したくなるような条件を提示してくるか、完全子会社化を諦めて残り85%を取得して良し、と考えるか、今回の持ち分増加自体をやめにするのかは、親会社の判断次第でしょう。 6. 仮に親会社85%・個人15%の持株状態になった場合には、株主総会の決議議案は全て親会社の意向に沿う内容で決議され、取締役選任も親会社の意向に沿う人間だけで固められ、15%側の意思が全く反映されない、という事態が起きる可能性はありそうです。(役員選任における累積投票方式採用という手法はありますが)この場合には、会社法の規定に沿って少数株主から株式買取請求権を行使して、再度支配株主である親会社へ買取請求をかけることになりそうですが、その際の買取価格が今回提示の価格より低くなる可能性の方が高いのではないか、と考えます。
その他の回答 (1)
- happy-handbag
- ベストアンサー率32% (196/595)
>持ち株を手放すということはどういうことにつながるのでしょうか? 株主じゃなくなる。一時的な所得を得る。 >もし手放さなかった場合、どのような事態が予想されるでしょうか? 15%の株式が、ただの紙切れになる。 可能でしたら、親会社の株式と交換を交渉するのがお奨め。 交換比率は、要交渉って事で!
お礼
回答ありがとうございます。 > 15%の株式が、ただの紙切れになる。 やはりそういうことになってしまうのですね。 > 可能でしたら、親会社の株式と交換を交渉するのがお奨め。 > 交換比率は、要交渉って事で! そんな方法があるんですか。 度相談してみます。 良い情報ありがとうございます。
お礼
ものすごく丁寧な説明をありがとうございました。 難しい言葉が多くて読むのに時間がかかりましたが、すごく大切なことがわかった気がします。 >持株売却の条件交渉については、その辺りを明確にする必要が有りそうです。 よく検討して交渉を行うように伝えます。 >その際の買取価格が今回提示の価格より低くなる可能性の方が高いのではないか、と考えます。 今日、知人に相談した場合にも似たようなことを言われました。 このあたりも念頭にしっかりと考えたいと思います。 本当にありがとうございました。