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財政赤字の問題について

私は今財政学に興味があり調べていますが、財政赤字が問題になる理由について色々と検索してみるのですがなかなか見つける事ができずに困っています(--: 参考になる文献や意見をどうぞよろしくお願いします m(_ _)m

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  • abichan
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回答No.1

 経済学素人である小生の意見です。(あてにしないで下さい・・・)  世界各国の借金の山、つまり膨大な国債発行残高が意味することは場合によっては資本主義システムそのものの弱体化をあらわしているのはないのでしょうか。  1930年代以降のケインズ政策では、景気の後退局面では、財政が出動して有効需要を創出することが、景気対策として奨励されてきたと思います。そのため国家の借金、つまり国債の発行もやむをえずとされてきたのではないのでしょうか。赤字財政による景気対策がそれといえます。  赤字財政による景気対策は、病気の患者に痛み止めとして麻薬のモルヒネを注射することに似ていると思います。とりあえず痛みを止めないと、病気の治療が出来ないので、モルヒネを患者に注射します。モルヒネは麻薬特有の効果を発揮し、患者は痛みが緩和され、よい気分を味わいます。  問題は、患者が病気の治療という肝心な点を忘れて、モルヒネの効果だけを追い求める傾向にあることです。患者は次第にモルヒネ中毒になり、幸福感をたっぷりと味わいますが、痛みをもたらした病気そのものは、その間も密かに進行してゆきます。    日本経済はまさに、モルヒネ中毒に陥って肝心の治療を忘れた患者と同じ状態にあるといえませんか。橋本政権は財政の建て直しに注力しましたが環境(広義の意味)とタイミングの問題で失敗し、現在も小泉政権が手をつけかけてますが・・・。経済を強化するための根本の治療をしないままに、赤字国債で資金を調達し、それによる景気てこ入れを求めてきたのが、1980年代以降の世界経済でした。借金で景気は回復したものの、資本主義という経済システムの病気は進行する一方だったように思います。  よく知られるように、モルヒネは常用すれば効果が薄れます。使用を始めたころと同じ効果を得るためには、何倍もの量を使わないと鎮痛効果が現れなくなります。財政出動も似ていませんか。  赤字財政による景気対策をやろうとしても、これまでの何倍もの借金をして、財政投資をしなければ効果があがりません。体力の落ちている病人は、普通の健康体なら仕事を二、三日休めば治ってしまうような、ちょっとした風邪によってすら生命を奪われます。同様に弱体化した経済システムでは・・・。  1973年のオイルショック時はエネルギー資源の根本である石油の価格が4倍になり資本主義経済の根幹を直撃しました。世界の景気は大幅に後退し、それを反映して株式市場も全面的に暴落しました。それでも、資本主義は持ちこたえました。世界各国の政府は赤字国債を大量に発行し、それによって積極的な景気対策を展開することができ、オイルショックは克服されてきました。このときは、モルヒネが劇的な効果を発揮したわけですね。資本主義というシステムにまだ体力があったのです。  今はどうでしょう?すでに増えすぎた財政赤字。経済にオイルショック時の体力はありません。また、残念ながら官僚の問題先送り的政策、国会議員の政策立案力不足・行動力不足、日本人の保守的性格文化(とりあえず蓄える=使わない)等々  さて、ご存知の通り財政赤字を解消するためには、経済の活性化による税収増、あるいはマネーサプライを増やしますか?(まさか・・・)インフレには出来ませんし・・・。とりあえず、現状では行き詰まりです。民間格付け機関が日本の格付けを下げるのも苦汁を飲む思いです。  結論としては(1)適切なところに適切な財政出動(利益誘導型・官僚支配型の政治下では困難)(2)規制緩和(官僚の規制を極力なくす、官主導から民主導へ)(3)減税(減税された分が消費へ回ればよいのですが、日本人の気質では預貯金に回りそうです・・・)  やわらかいところでは「みんなでお金を使おう!お金はある。ただ、先行き景気に関し不安だから使わないだけ・・・」極論をいえば、預貯金に課税してしまえ!お金を使かわざろう得ない状況にしてしまう。日本人は預貯金好きだから・・・。預貯金していると税金とられるなんて超逆転の爆発的発想(^^;マクロ的には意外と良いかも・・・(実行ベースでは非難轟々・・・)でも、やはりマクロで考えなくてはね!だれかがドロをかぶる覚悟くらいで経済を立て直さないと・・・  なんか、最後は素人ながらの極論が爆発しました。  とりとめのない話を書きこみました・・・

nikunsai
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありませんでしたm(_ _)m 確かに資本主義システムが弱体化しているのかもしれませんね(@@ 国の負債総額が日に日に増えているのも分かる気がします モルヒネ中毒を例にしているのは分かり易くて納得した感じです(^^ 私は経済対策の立て直しに期待していますが自ら進んで実行している人はやっぱり少ないですね(--: 大変参考になる意見どうもありがとうございましたm(_ _)m

その他の回答 (1)

回答No.2

http://allabout.co.jp/urerushikumi/career/economyabc/closeup/CU20020306A/index.htm 上記は現時点における財政赤字の問題のひとつであるデット・デフレーションに関して記載されたものです。 インフレになれば財政赤字問題は解消されると考えられている論(インフレターゲット論など)が多いことから、一般的な論としては適当だと思います。尚、インフレになった場合には別の問題が発生すると思いますが、焦点ボケになりそうですから省略いたします。 既にご存知のことであればご容赦ください。

nikunsai
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありませんでしたm(_ _)m やはり財政赤字にはインフレとデフレの関係が重要不可欠だと言う事が分かりました(@@ 今後ももっと調べていこうと思います(^^ 大変参考になる意見をどうもありがとうございました m(_ _)m

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