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司法分権?

今日のニュースに 「「住基ネット」個人離脱、名古屋高裁金沢支部は認めず」 というのがありました。 「同様の主な訴訟の判決は過去12件あるが、・・・、大阪高裁と判断が分かれた。」 と伝えられているのですが、どうも疑問に感じてなりません。 せめてこのような大きな問題については司法サイドとして どういう見解にしていくのか、高裁同士が話合うミーティング のような場などはないのでしょうか?(笑) 3権分立はわかりますが、同じ司法内でバラバラにやっているのでは なんだかお粗末なような気もします。 もし司法サイドの運営などにお詳しい方がいらっしゃったら 教えていただけると大変ありがたいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • getz
  • ベストアンサー率18% (48/266)
回答No.5

確かに疑問に思いますよね~。 ↓のみなさんが回答しているとおり,憲法上司法権は独立しています。これは,司法機関(裁判所)が行政機関から独立しているという意味と各裁判官(合議だと裁判体。でも合議(多数決)の際に裁判官が自分の意見をいうのも独立の一つ)が誰にも束縛されないで判決できるという意味があります。 ですから,地裁相互,高裁相互で判決が違うことはもとより,同じ地裁でも部が違うと判決が違うことは当然あり得ます。ミーティングなんかしたら,それこそ憲法違反です。 最高裁が判例を示しても,裁判官は拘束されません。判例に反する判決をしても,上告理由などに該当するだけで,どのような判決をするかは裁判官次第です。だから裁判は生きているんだと思います。 TV番組で,弁護士が事案の判断をするもの(島田紳介(字は忘れた)がやってるヤツ)がありますが,たった4人で意見が分かれるのですから,全国の裁判官の意見が違うの当然ですね。

その他の回答 (5)

  • netcatme
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回答No.6

 もし、「高裁同士が話合うミーティング」などにより強制的に裁判内容を決定できるとしたら問題です。裁判官は「良心に」のみ従い他の強権や影響から独立しなければならないからです。  ただし、最高裁の判例は強く、もしこれに反する判決がでたならば審議差し戻しで再判決になる場合が多い気がします。これが法の下の平等というものです。要するに最高裁の判決は判例となり法律に準じるものとなるわけです。

papy_moon
質問者

お礼

みなさんご回答ありがとうございました。 「司法の独立」とともに「裁判官の独立」も定義されているんですね。 ただ最高裁の判決がでたら「判例」として従うのなら、大きな問題は最初から最高裁レベルの人が司法サイドの「統一見解」を決めていったほうが裁判も早く済むような気がします。10年も20年もかかるような裁判がよくありますからね。 ただ「司法」はとても重い意味がありますのから逆に言えば人を判定するというのはとても「危険な行為」になるわけで。 長年の試行錯誤もあっていまの形に落ちついたんだろう、とも思うのでやはり時間がかかっても意味があることなのでしょうね。 ありがとうございました。

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.4

 1~3の方の回答されている通りです。  各裁判官は、それぞれ独立に自分で判断を下します。  これが、「司法の独立性」です。

  • shippo
  • ベストアンサー率38% (1216/3175)
回答No.3

民事訴訟においての判決については民事訴訟法第247条で自由心証主義が規定されています。 この規定は裁判官は裁判の際の口頭弁論や証拠のみを採用(採用するかしないかも自由に判断)し、その証拠などから判断できる内容について判決を言い渡します。 ですので、行政や他の裁判官、上司などから言われて判断を変更することはできません。自分が裁判中の証拠などから正しいと思う判決をするようにします。 このため、下級審で判断が分かれたり高裁でわかれたりということが過去にいくつもあります。 最終的には最高裁判所(一審が地裁の場合)で判断することになりますが、場合によっては最高裁の中でも反対意見や補足意見などで、全員一致でない判決も見ますよね。判断が分かれた場合は多数決になりますので、判断が出ないというわけではありませんが。。。 また、最高裁で出した判決はよほどのことがない限り、再度同じ内容の訴訟を提起しても覆ることは少ないです。判例を変更する場合は最高裁の大法廷で判断されますし、変更するにはかなり厳しい条件となります。 ただし、下級審ではこの最高裁の判決と違う判決を出しても違法ではありません。しかしながら、最高裁で出された判決は拘束力も強く下級審で覆す内容の判決を出したとしても公訴審や上告で棄却される可能性は高い状態です。

  • merlionXX
  • ベストアンサー率48% (1930/4007)
回答No.2

司法が独立している以上、地裁同士、地裁と高裁、そして今回のような高裁同士、同じような事実関係に対する司法判断が別れることもあります。 しかし、最終的には最高裁の判断で決着することになります。 ただし、高裁が判断を下したことについて、同様なことでまた下級審が違う判決を下すことも可能です。(ただし、上級審で覆されることが明白なのでそういう判決を下さなくなるだけで、おっしゃるような話し合いや命令でそうなるわけではありません。)

  • kentkun
  • ベストアンサー率35% (1106/3092)
回答No.1

裁判所は、行政の政策に見解を出すような仕組みにはなっていません。 裁判所に訴訟として上程されて初めて審議されます。 高裁で判決が出ても最高裁で判決が出ると、それが判例となり最優先されます。