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一票の格差問題とは?問題点と今後の展望を解説
- 一票の格差問題について広島高裁の判決が大きな話題となっています。
- 広島高裁は一票の格差を「違憲」と判断し、選挙の「無効」と判決を下しました。
- 一票の格差問題は長く続いており、最高裁の判断もあるものの改善が進んでいません。今後の展望についても注目されています。
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”この問題を放置すると、どのような不具合が生じるのでしょうか” ↑ 田舎の選挙権は都会の数倍ある訳です。 だから、放置すると田舎に有利な政策ばかりがなされ、都会の人間は 不利になります。 例えば、農業政策です。 歴代政府は、農民票が欲しいがために、農家ばかりを保護して 農業を保護してきませんでした。 その結果が、農業の衰退です。 栄えているのは、農協だけです。 人口の10%を占める農家、その大部分は、零細な 兼業農家です。 この兼業農家の為に、多くの税金が使われ、高い農産物を 買わされています。 この原因は、農協が日本一の圧力団体だからで、農協がかかる 力を持っているのは、農民票がバックにあるからです。 そして、どうして人口の10%にも満たない農民がそんなに 票を持っているのか、といえば不平等選挙のためです。 だから、日本の農業は衰退の道を真っ逆さまにたどることに なったのです。 パナソニック一社の売り上げにも満たない農業に、毎年 数兆円もの血税をつぎ込んで衰退させているのは、まさに不平等選挙の為です。 ちなみに、日本の専業農家は、価格において外国の農産物に 十分対抗できるのです。 ○米の生産コスト(2010) 日本 1ヘクタール未満 315円 kg 5 未満 188円 15 以上 160円 中国 163円 米国 144円
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- key00001
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> この問題を放置すると、どのような不具合が生じるのでしょうか 「不具合が生じる」と言うより、「今のままで、余り変化しない」ですね。 たとえば「このまま」だと、農業優遇みたいな状態は継続しますが、格差を是正すれば、地方や農業を切り捨てにする様な政策が立案・成立しやすくなって、TPP参加なども、あっさり決まっちゃう・・みたいな感じで、一長一短があります。 現状が「多くの不具合がある」ので、積極的に一票の格差是正しても良い様な気もしますが、当然、変化のリスクも存在し、大失敗する可能性もあります。 また、選挙の区割りが余り変化しないまま、格差が拡大するってコトは、都市部への集中と、地方の過疎化が進んでいると言うことに他なりません。 すなわち、格差是正すりゃ、地方の意見が国政に反映されにくい傾向で、更に地方の過疎化が進む傾向が予想されますので、「いたちごっこ」に陥る可能性があります。 道州制にするとか、衆・参院で選挙方法や機能を分けるなど、政治家が大好きな言葉で言えば「抜本的な改革」をしないと、解決しない問題では?と思います。
お礼
人口のデフレスパイラルみたいな感じでしょうか。農地などは、大小でわずらわしいので、すべて統合し、古い地主たちには株主となってもらい、収穫効率を上げる、といった感じは有り得ないですかね? ご回答ありがとうございました。
基本的に田舎の一票と都会の一票は同じ意思表示力を持たないと平等とはいえないので現状は憲法違反だ。だから是正しなければならないということです。 憲法違反がなぜだめなのかというと、憲法はすべからくこれを遵守せねばならない。それができないままだと権威が落ちて国(の治安)が乱れるということです。とりあえずはどうってことはないのですが、次第に泥棒や詐欺が増え、法律を守らない人間が増えてくるはずです。 広島県選挙管理委員会が上訴したのは単純に自分の行ったことが無意味だったといわれたくないというプライドからでしょうね。 ちなみに今の傾向は田舎ものの国会での発言力が断然強いということですが、それにしても地方の凋落は目を覆うばかりです。なぜでしょうか。このようなひどい矛盾の本質をつくひとはあまりいません。田舎選出の議員が馬鹿で都会の議員が優秀なのでしょうかね。
お礼
この部分が権威だけの問題だとすれば、憲法のための憲法となり、直接の害が無いという事になります。 それなら分かりやすいのですが、騒ぐからには、何らかの実害があるからだとは思います。それが何かは知らないのですが。 ご回答ありがとうございました。
- cherry77_
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かなり前から、って書いていますが、人は毎日移動していますよ。その場所に常にいません。 裁判所がその状態を判断をしますが、理屈的に厳密に言えば、日々、毎分、人は自治体から転出し、転入していますので、選挙のときも、どの時点のどの「分」(時間単位)で判断するか、まで問わないと、移動している人に即した格差を是正できません。これは説明上持ちだした、「理屈上」の話です。 で、もう1つ理屈で考えると、その差を小さくするために、日本全体を小さいグリッド(マス目)で割ってしまい、そのマス目の中にいる人数で選挙区を作れば、自治体(行政)を無視して人の移動だけを追えますので、差は小さく抑えられます。しかし、自治体(行政区)と関係ないマス目の人数管理を、どこがどのようにやるか、という運営上の問題と、県・市・町ごとに違う住民の地域への政治意識や願望を無視することになってしまい、事実上これは政治のための区割りではなくなってしまいます。単なる学問上の割り算など、住民は求めていません。 となるとやはり歴史的にも政治的にも成立してきた行政区割り(自治体)を完全に無視することはできません。 下記に衆院選と参院選の違憲状態の経過がわかるグラフがあります。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1702C_X11C12A0000000/ 見ると衆院選でも、参院選でも不思議なことが起こっています。 参院では1992年に違憲状態となりました。このとき書かれていませんが、格差は6.59倍です。 しかし次の1995年は、4.97倍で合憲。 そして民主党時代の2010年は、5.0倍で違憲状態。 しかし2001年や2004年は、その違憲性が問われていません。 衆院選は、1972年は沖縄が復帰したときなので(ある瞬間人口が増えたので)その差の発生は不可抗力と見るとしても、その後をみると、前回の2009年も違憲状態。しかしそれより「高い」2000年は合憲です。 すなわち放置したのではなく、その時々でなにをしたか、の問題なのです。 繰り返しますが、日本をグリッドで割ってしまえば簡単です。しかしそうは住民側の気持ち的にもいかないのです。政治家が違憲状態に当面ならないよう 「来年の選挙から、あなたの投票は、50キロ離れた隣の自治体から出ている候補者に割り当てられました。投票所はできるだけ近くに設置しますが、(山間部では)車で30分程度移動していただく可能性があります」 と通達がきて納得しますか?
お礼
よくは分かりませんが、マス目で割ってもあまり意味が無いように思えます。地元の意見を代弁する意味においての議員の立場が、曖昧になりかねないからですが、 とりあえず、一人頭に対する格差の是正は、単純に数合わせとしては、さほど難しいものではなさそうですね。 ご回答ありがとうございました。
- 安房 与太郎(@bilda)
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多数決の誤解 ~ 一票の格差は、議席の格差である ~ 国会議員は、田舎で5万票、都会で10万票を得て選ばれます。 田舎議員の二票と、都会議員の一票が、おなじ人口だったのです。 この三人で首相を選ぶと、田舎議員の支持率が二倍に達しています。 田舎の10万票は無理なので、都会も5万票で当選できるように是正 すべきです。都会の定員を二倍にすればいいのです。 議員報酬(人件費)が増えたら、一人あたりの歳費を下げるだけです。 やがては、株主総会のように、国民有権者が委任状によって意思表示 することになるでしょう。暴力団のような政党や、総会屋のような議員 が姿を消し、有権者の代理人としてのボランティアに代るはずです。 …… 人口比例選挙でなければ話にならない。(20130325) http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1364199893/775 一票の格差 ~ アメリカの格差は64万票で一人だった ~ ── 越山 康《一票の価値 ~ 議員定数と国民の権利 198511‥ 教育社》 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20091127 一票の格差 ~ One Man-One Vote ~ …… 《投票率の幻想 ~ 棄権は危険か ~》につづく http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050912 民主主義の幻想 ~ 少数票の価値 ~
お礼
人情的には、過疎であればあるほど累進的に1票の重みを付けたいところですが・・・まずそうですね。 ご回答ありがとうございました。
お礼
TPPによって、改善されるのですか?もうちょっと落ち着いて考えます。 ご回答ありがとうございました。
補足
私なりの結論としまして、TPP導入に合わせ、農地改革をし、農業の構造的な非生産性を排除することで、農家はむしろ有益で裕福な家業となるような気がしました。