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連鎖の発見について
こんにちは。 高1のflankです。 生物がもつ遺伝子数にくらべ、染色体数がはるかに少ないため、 一本の染色体に多数の遺伝子が存在すると考えなければならない。 →やがて、、メンデルの法則に反して、複数の形質がつねに一緒に 遺伝する例がみつかり、この考えが確かめられた(1926年モーガン) と教科書に載っていたのですが、 連鎖を発見したのは、スイートピーを研究した バネットとベーツソンではないのでしょうか??
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1906年 BatedonとPunnettがスイトピーで連鎖の初の例を報告。 これは、メンデルの独立則に当てはまらない例として注目されたまでで、なぜそういうことが起こるのかは分かっていませんでした。そのころはまだ、個々の遺伝子が独立した粒子のようなものだという認識が一般的で、遺伝子が染色体上に乗っているということがわかるのはまだ先のことです。 1910年 ショウジョウバエの伴性遺伝の発見 (Morgan) 1911年 伴性遺伝子がX染色体の遺伝と一致することを発見 (Morgan) ここへきて、初めて遺伝子が染色体という細胞学的な構造の上にあるのではないかという考えが出てきました。 1913年 Morgan門下のStrutevantが、連鎖と組換えの実験結果から遺伝子が染色体上に線形に並んでいるということを看破し、組換え地図の手法を生み出す。 1919年 Morganが連鎖群の数と、半数体染色体の数が一致することに気づく。 1923年 転座染色体の発見 (Stertevant)、X線による染色体異常の誘発 (Muller) これらによって、連鎖群と染色体、転座・逆位などの染色体異常と連鎖群や組換え価の変化がよく一致するということがわかりました。 このへんにきて、ようやく遺伝子が染色体上に並んでいるという概念が確立されました。 ですから、 >生物がもつ遺伝子数にくらべ、染色体数がはるかに少ないため、 一本の染色体に多数の遺伝子が存在すると考えなければならない。 これは話があべこべで、遺伝子が染色体上にあるという概念はあとからでできたことです。 >→やがて、、メンデルの法則に反して、複数の形質がつねに一緒に 遺伝する例がみつかり、この考えが確かめられた(1926年モーガン) 連鎖という現象だけでなく、それと染色体との関係を看破したのは、上記のようにMorgan一派です。
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- TTOS
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1902-3 Suttonがすでに染色体説を提唱していました。 しかし,Bateson,Pannettはスイートピーの実験結果を染色体説ではない他の考え方で説明しようとしたようです。 結局,確かめたのはMorganということでしょう。
- Tacosan
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ど~でもいいんですが, 「メンデルの独立の法則」に従わない例はメンデル自身が見付けてます. メンデルがエンドウで実験したときには 20個程度の形質について調べていたんですが, 発表するときに「独立の法則に従っている」ものだけを選んだんだそうです.