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心理動詞の分類
心理動詞とは、たとえば「思う」や「怒る」がそれに該当するのですが、「知る」は心理動詞に分類していいんでしょうか。
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- Piedpiping
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主体変化動詞は、瞬間的な変化を表し、統語的には非対格自動詞です。 主体動作・客体変化動詞は、ある一定の時間をかけて、主語が目的語に変化をもたらすことを表し、統語的には他動詞です。 主体動作動詞は、その気になればいくらでも続けられる行為を表します。 重要なのは、 1.終了点を動詞の中に含んでいるかどうか 2.終了まで瞬間的かどうか 「知る」はどうでしょう? 「彼のことを知った」 彼には何の変化も生じませんから、主体動作・客体変化動詞ではありません。 「日本語学のことを少しずつ知る」 これが言えるならば、瞬間動詞ではありません。 主体変化動詞ではないことになります。 有名なテストに、「~しかけの」構文があります。 主体変化動詞+~しかけ=もうすぐ始まることを表す 「落ちかけの看板」「壊れかけのラジオ」「折れかけの枝」 主体動作・客体変化動詞+~しかけ=もうすぐ終わることを表す 「作りかけの棚」「建てかけの家」「沸かしかけの風呂」 主体動作動詞+~しかけ=普通は言いにくい 「??泳ぎかけの人」「×映画を見かけの学生」「×親が叱りかけの子供」 内的情態動詞は主体動作動詞と同じ振る舞いをします。 ×お化けを怖がりかけの子供 ×夫が憎みかけの妻 ×弟の才能をねたみかけの兄 ×食糧不足に苦しみかけの難民 「知る」はどうでしょう? 「知りかけの知識」「知りかけの彼の性格」 いえますか?
- Piedpiping
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それは定義次第です。 意味で分類するにしても、「精神活動に関わる動詞」とすれば入るでしょうし、「感情に関わる動詞」とするなら入らないでしょう。 工藤真由美のようにアスペクトに絡めて論じるならば、内的情態動詞のテストに通るかどうかが問題ですね。 「知る」と「知っている」でアスペクト対立があるかどうか 「あのときに、わたし、知りました」と 「あのときに、先生も、知りました」で、主語に人称制限があるかどうか もしアスペクト対立も人称制限もあると判断されるならば、内的情態動詞としていいでしょう。 ただ、工藤自身、内的情態動詞を内的運動動詞とし、外的運動動詞とあわせて運動動詞とする可能性も示唆しています。Vendler 風に言えば、活動動詞ですが、アスペクト的にはその方がいいように思います。 というわけで、sdkgfahsi さんのおっしゃる心理動詞が「内的活動動詞」であるならば、つまり活動動詞の内、内的活動を表す動詞であるとするならば、「知る」はその中にはいるとしていいでしょう。 いずれにせよ、定義次第です。sdkgfahsi さんの考えるシステムではどうですか? #「外部の明確な対象(目的語)の存在」は関係ありません。 #恨む、悲しむ、楽しむ、あきらめるなど、 #「外部の明確な対象(目的語)の存在」をもつ心理動詞は #山ほどありますから。
- GUNter
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「知る」は外部の明確な対象(目的語)の存在を暗示しますから、 心理動詞ではないんじゃないでしょうか。
お礼
工藤の分類によると 1.主体動作動詞(食べる)自動詞もしくは他動詞。テイルをつけると、動作の進行中を表す 2.主体変化動詞(壊れる)自動詞。テイルをつけると、変化の結果を表す 3.主体動作・客体変化動詞(作る)他動詞。主体の動作と客体の変化を表す。 4.可能動詞、超過同士(読める) 5.状態動詞(思う) 6.存在動詞(ある) とすると、知るは他動詞であり、「テイル」をつけると、結果を表すので、主体変化動詞かな~と思っています。 でも、主体動作動詞と、主体動作・客体変化動詞の区別がわかりません。