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55年体制の良い影響、悪い影響
55年体制の、国内または国外での良い影響・悪い影響を教えてください。
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55年体制と言えば、自由民主党と日本社会党の二大政党の時代の事ですが、日本社会党は「護憲・反安保・自衛隊の違憲」を固持して、時代の変化に取り残され、その上支持基盤を労働組合組織に偏重した為に一般国民からの支持を失った。 自由民主党にとって55年体制は日本社会党との国対政治の時代です。国対政治というのは、両党の国対委員長が国会審議をスムーズに進める為に裏取引等の妥協の政治を行いました。その結果、かえって自民党の政権基盤を強固な物にしました。 安定した政権基盤の上に立つ自民党は、政権のたらい回しをし、政治家の腐敗(汚職事件の頻発)を引き起こしました。 両党のこのような状況の下で、大量の無党派層が出現しました。 ただ、55年体制はある意味では安定した政治体制(自民党独占体制)を維持し、経済的にも高度成長時代を迎え、国外的にも日本の地位向上に寄与した部分は否めないでしょう(東南アジアのリーダー国)。特に、日米関係は岸、佐藤、中曽根各内閣で強化された。