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平和維持活動(PKO)について?です。
それに関してあまり知識に長けてはいないのですが、PKOは成功を収めた例が今までに数少ないですよね。 国連は派遣決定に大変慎重になっています。そんな中で、いつのタイミングで、どのような状況の場合にPKOは派遣されるべきなのでしょうか? ルワンダの内紛では、人道面から見るとある程度成果はあげられましたが、PKOの限界が浮き彫りになりました。あの派遣は遅すぎたのでしょうか。 つたない文章をお許しください。どうかご意見よろしくお願いします。
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wikiの紹介をしておきましょう 国連平和維持活動 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%92%8C%E7%B6%AD%E6%8C%81%E6%B4%BB%E5%8B%95 やらんよりはマシという程度ですね。 ルワンダ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80 ルワンダ紛争 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E7%B4%9B%E4%BA%89 日本では例が少ないですが、内戦は泥沼化しやすいですね。戦国時代あたりがそれに該当しますかね。戦国時代のように勢力ごとに境界線があって正規軍による戦闘していればまだマシなのですが、他国では境界線も何もなしでテロと虐殺の応酬になるケースもあります。ルワンダでは人口の10%にあたる80~100万人が亡くなられたようです。太平洋戦争で8000万の人口を持つ日本の死者がおよそ200万ほどらしいので2.5%ですね。内戦がいかに凄惨なものであるか分かります。 (1)そんな中で、いつのタイミングで、どのような状況の場合にPKOは派遣されるべきなのでしょうか? 相手国の状況と派遣国の状況を完全に無視すれば、早い方が良いでしょうね。死者数は時間が経つほど増えます。 該当国の非戦派はすぐにでも来て欲しいでしょうし、戦闘派は余計な事はするなと思ってるでしょうね。派遣側も「やらせときゃいいじゃん派」と「そうもいかんだろう派」がいるでしょう。部隊派遣と簡単に言いますが、派遣すれば人的・経済的な負担があるわけで各国の利害があるわけで調整に時間がかかる面は否定できません。 (2)ルワンダの内紛では、人道面から見るとある程度成果はあげられましたが、PKOの限界が浮き彫りになりました。あの派遣は遅すぎたのでしょうか。 1973年クーデター 1990年内戦勃発 1994年国際連合が介入して停戦 介入した年に停戦させているので、成果ありと見ても構わない気もします。派遣が4年後というのが遅いという意見はあろうかと思いますが。虐殺が始まったのが4月6日の大統領の乗った飛行機が撃墜からで、7月に国連の介入ですから、虐殺開始直後に派遣して2週間で到着すれば被害は少なくて済んだかもしれませんね。
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- argue
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まず、何を持ってPKO成功というのかが難しいですね。少なくともルワンダや他の派遣地では与えられた権限で出来る限りのことを行っています。 見方を変えるとPKOもPKFも対象国の主権を侵害する恐れがある、だからこそ派遣にも慎重になるし、仮に派遣しても派遣軍に与えられる権限はかなり限定されるわけです。 そして、言い方は悪いですが、各国の利害が絡む国連はそこまで極端な主権の侵害を行うことがあまりできません。国連が派遣の責任を持ち、最終的な指揮権を持つ国連軍(国連平和維持軍に非ず)が組織されたのは朝鮮戦争の際のみということから分かると思います。 あと、以前から全く進歩していない嘘を吐いている人がいますね。 質問の趣旨から外れますが、参考のため。 ・コスタリカ 国境警備隊及び地方警備隊を保有、米州相互援助条約に加盟 ・パナマ 国家保安隊を保有 ・グレナダ 東カリブ安全保障機構に加盟 警察軍を保有 ・トリニダッドトバゴ 米州機構に加盟 軍隊を保有 ・アンティグアバーブーダ 東カリブ安全保障機構に加盟 ・ドミニカ 軍隊を保有 ・セントルシア 東カリブ安全保障機構に加盟 ・セントビンセントネイビス そんな国は確認できませんでした ・セントビンセントグレナディンズ 東カリブ安全保障機構に加盟 ・バージン諸島 西側半分はアメリカ領、東側半分はイギリス領 ・バハマ諸島 軍隊を保有 ・プエルトリコ 国防・安全保障の権限責任は米国に委ねられている(自由連合州) ・アイスランド NATOに加盟 ・アンドラ フランス及びスペインに国防を委託 ・モナコ フランスに国防を委託 ・ルクセンブルグ 軍隊を保有、NATOに加盟 ・バチカン 戦力を保有(スイス傭兵) ・サンマリノ 城塞警備隊+大評議会衛兵憲兵隊及び民兵隊よりなる護衛隊、イタリアが領土を保障 ・リヒテンシュタイン スイスが国防と外交を代行 ・サモア 条約に基づきニュージーランドが国防を支援 ・フィジー 軍隊を保有、イラクに兵士を派遣 ・ソロモン諸島 軍隊を保有していない、内乱時に多国籍軍を要請し受け入れた ・トンガ 軍隊を保有、イラクに兵士を派遣 ・クック 外交、防衛をニュージーランドに委託 ・ニウエ 外交、防衛をニュージーランドに委託 ・マーシャル諸島 国防・安全保障の権限責任は米国に委ねられている(自由連合州) ・マリアナ諸島 米国の自治領 ・ミクロネシア 安全保障、国防上の権限は米国が有する、国民は米軍に入隊可能 ・キリバス 軍隊無し、太平洋諸国との友好関係維持・強化を志向、中国と断交済 ・ナウル 軍隊無し、ただし、以前から国防、食料品、工業製品、労働力のほぼ全てを外国に依存 ・バヌアツ 警察機動隊が国防を担当 ・パラオ 安全保障・国防上の権限と責任は米国が有する ・パプアニューギニア 軍隊を保有 ・東ティモール 軍隊を保有 ・ブータン 軍隊を保有、インド軍が駐留 ・シッキム インドに併合 ・モルジブ 国家保安隊を保有 ・スリランカ 軍隊を保有 ・ブルネイ 軍隊を保有、イギリス軍が駐留
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。 そうですね。出来ることが非常に限られてはいてもその範囲では 任務をまっとうしているのだと思います。 詳しいデータをどうもありがとうございます。大変参考になりました。
- PENPENMAKKY
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PKOは決して恒久平和を実現させるための組織ではありません。 とにかく対立した二国を引き離し、両者の中間に部隊を展開させて治安維持をするのが目的です。 問題はPKOそのものではなく、両者間の話し合いが解決せず、選択肢が武力行使のみになることが多いのです。PKO、PKFの限界とは、派遣国は利害関係でしか兵を出さないため、マイナスしかない紛争には介入してくれないということです。その結果、その地域では紛争が収まらないのです。 尚、コスタリカに軍隊がないというのは大嘘です。あそこの憲法では常設軍の廃止を規定しているだけで、武装警察8000名(日本の警察とは違い、武力を持っています。ある意味自衛隊と同じ)を保有しており、有事の際には防衛軍の創設を認めています。日本の憲法では有事防衛軍ですら創設できません。 コスタリカが武装警察の保有で中立で済んでいるのは隣国パナマが米国の支配下にあり、隣国コスタリカが左派になびかないという宣言が米国にとって必要だからです。もし、左派政権ができるようであれば米国は軍事介入してきます。
お礼
お礼が遅れたことをお許しください。 平和憲法があるのは日本とコスタリカだけだと聞きました。 しかしどちらも実情は理想的のものではないようですね。 どうもありがとうございました。
- K-1
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国連PKOは限界でしょうね。 各国の政治的思惑の影響が大きすぎます。 当方の意見としては「民間PKO」の実現ですね。 国連に雇われた傭兵によるPKOです。 国連決議に忠実な活動を行う、真の「国連軍」です。 PKO軍は内容と期間に基づいて見積もりを出す。 各国は金だけ出せばよく、派遣軍は必要ない。 民間ですから、予算に応じた最適な作戦を立案できます。 きちんと期限内に終わればボーナス、終わらなければ以後の金は軍持ちとなれば、 死に物狂いで達成するでしょう。 各国の軍需産業もPKO軍への武器納入というルートができますし、 PKO軍も最新兵器を正式なルートで入手できます。 現在の寄せ集め国連軍では使えないような大規模兵器も使えるかもしれません。
お礼
お礼が大変遅くなり申し訳ございません。 PKOの変革は必須ですよね。民間による国連軍も一つの考えられるべき案だと思います。どうもありがとうございました。
お礼
すぐにお礼ができず、申し訳ございません。 日本の死者の割合と比べるとそんなにも開きがあるのですね。しかも虐殺に用いられたのは原始的な道具で・・映画を見て愕然としました。 当事国にも諸外国の間にもそれぞれに複雑な思惑があることだと思いますが派遣軍によって助けられる命は確かにあるのですものね。 大変参考になりました。ありがとうございます。