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小学3年生の漢字ドリルで・・・
小学3年生の漢字ドリルの書き取り問題で、 「あかりをけす」という問題がありました。 「明かりを消す」としたら、×。 「あかりを消す」と直されたそうです。 何か意味の違いがあるのでしょうか? また、「図書係」の読みを「としょがかり」としたら×で、「としょかかり」と直されたそうなのですが、 これにも何かわけがあるのでしょうか? 自力で調べてみたのですがわかりません。 よろしくおねがいします。
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昔の中国の人がそれぞれ別々の呼び方をして いたので、作った字も別々になりました。 「お日さま・お月さま」が『明』(メイ) 「電灯(デントウ)・街灯(ガイトウ)」が 『灯』(トウ)です。昔は人間の灯す灯りは とても暗かったので、はっきり、は明です。 日本でもずっと2つの違いを守って来ました から、「でんとう」はみんな『灯』ですし、 暗くなると点灯する、柱の上の電灯もそう。 「~係」はどちらでもいいはずです。 ・・・と伝えてください。 図書係という係の使用法そのものがただの慣用 だった気がしますし、「語の連続による濁音化」 は(一語として扱われる場合)正式に認められて います(歴史的にも)、教師か担当省庁の誤りと 考えられます。《この~係は独立の語ではない》 『灯』は常用漢字ではありませんが、かわりに 『明』を使うことは、漢字の字義から考えると、 「できません」(厳密には誤用になります)。 『火』は通常自然に存在しないもの、人による もの=人為で、『丁』で発音を示しています。 『明』は自然のものか、『明白さ』など比喩的 慣用表現で、「(理知的)理解」を指します。 『最初に正しい内容を基本として身に付ける』 のはいいことです、特に漢字が使い分けるために わざわざ複数作られ日本でも使われ続けていると なると、『電灯』は日常目にする機会が多いため かえって融通を利かせると混乱の元になります。 漢字力の基礎は、いかに使い分けるか、それに かかっています。今この混同を許さないことで、 注意を呼び起こし、将来の漢字への関心と興味を 育てる役に立つなら、時間を掛けてもじっくりと 子供と考えてみるのもいいかも知れません。 まあ「本当は『分』は『充』の後に続けられな い字だけれど時と区別…」まではやりすぎかも。
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- starflora
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とりあえず、伝聞の伝聞みたいな話なので、この場で質問されていることについて回答します(先生の質問が違っていたとかいう想定はしないということです)。 >「明かりを消す」としたら、×。 これが×である理由として考えられるのは、「あかりを消す」は「明かりを消す」と《も》書くのですが、標準的には、「灯りを消す」です。「灯り」は漢字として難しいので(また、未だ教えていないので)、「灯り」の部分をひらがなにするよう指導したのだと思えます(「明かりを消す」だと思っている人が大勢いますし、これも使いますが、「消す」のはやはり「灯り」です。「灯り」を消すと、「明かり」が消えて、暗くなるのです。そういうことを先生は考えたのではないでしょうか。あるいは「明かり」も漢字として難しいので×かも知れません)。 >「図書係」の読みを「としょがかり」としたら×で、「としょかかり」 標準的には、音が濁って「としょがかり」だと思うのですが、「係」は、「かかり」という読み方を教えているので、「図書+係」で「としょ+かかり」→「としょかかり」ではないでしょうか。まず基本の漢字の音と訓を正確に学習し、それから、特別な個別例は、それが出てきた時に教えるという方針だと、こういうことになります。 語学は一般にそうで、これは、Aとも読める、Bとも読める、Cもある,Dもあるなどと言っていると、勉強できません。規則的なルールを覚えて、後で、ルールの例外の不規則、個別的な読み方、変化形などを学びます。 普通は「図書係」という一語だと思うのですが、「図書」と「係」の二語を学んで、これらを組み合わせると、「……係」ができるという教え方かも知れません。 それと、先生は、自分が教えたことを確認するために試験するので、大学生などだと分かりますが、人文社会系の学問だと、先生が教えた学説などを書かないと合格にならないことが普通にあります。「授業で教えたことを、どれだけ修得しているかを見るため試験する」という考えだと、これでよいことになります。
お礼
やはり「明かり」と「灯り」には意味の違いがあるのですね。「明かり」は「広い意味で明るいものとか、明るさ」、「灯り」は「電灯などのように明るくするもの」ということなのでしょうか? 先生は子供にそのようなことを説明したのかもしれませんね。多分3年生では理解不可能でしょうね。 ありがとうございました。
- beat118
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まず、この質問をそのまま受け取ったら、これらの問題の解答に間違いはありません。その子の答えは○のはず。 では、なぜ×になったか。それはいろいろ考えられます。以下は考えられることの一部です。 1 あなたの質問がこのサイトに載るまでに、何人かの人の伝聞・伝達によって情報が変形している。つまり、質問の内容が、事実と違うということ。 先生の意図→子ども→お母さん→あなた→掲載文 これだけの伝達が行われているのですから。 2 先生の発問の前後が不明。 極端な話、「あかりをけす、の最後の二字、けす、だけを漢字と送りがなに直しなさい」という問題なら、「明かりを」まで書いたら、×になっても文句は言えない。とか、ね。 3 子どもの書いた文字をよく見ると、文字が間違っている。 「消」という字が間違っていて、先生が正しい「消」を書いてくれた。そのときに「明かりを」はその際、問題ではなかったので先生は「あかりを」のままに添削した。 その子のお母さんが、現物のドリルをもう一度よく見た上で、それでも納得できなければ当然先生にお聞きするべきでしょう。
- mozniac
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私は理系の人間なので、漢字は苦手です。が、ちょっと論理的ではなく気になったので、 >直されたそうです。 > >直されたそうなのですが、 と書かれているようなので、お子さまがそうされたのですよね。 ならば学校?塾?の先生に、「何で?」とお子さまが訊いてみたらいいのでは? それでまともに答えてくれるのが、本当の先生です。いい加減な「そういうものなんだよ」なんて言う先生なら、「こいつダメだ」って親子共々言いふらしてもいいと思います。
補足
あ、言葉が足りなくてすみません。 近所のお子さんの話で、その子のお母さんに相談されたのです。 学校の先生にも子供から質問したということなんですが、三年生の子供が理解できる答えではなかったようで・・・・。
お礼
ありがとうございました。 これで、明白になりました。 漢和辞典などにもっと違いを明記してくれていたらいいのにな・・・と思いました。 (使っている辞書がわるいのかな?) >将来の漢字への関心と興味を >育てる役に立つなら、時間を掛けてもじっくりと >子供と考えてみるのもいいかも知れません。 そのとおりですね。 この先生のことを悪いイメージで見てしまっていましたが、実は良い機会を作ってくれたと逆のイメージになりました。