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ブチル基
ブチル基は butyl 酪酸は butyric acid ブチルアルデヒドは butyraldehyde だそうですが、酪酸やブチルアルデヒドはブチル基の性質を保っているのでしょうか?
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doc sundayさんがおっしゃるとおり、比べるのは変だとは思いますが・・・ 強いて言うのなら、プロピル基の性質がこれらの分子の性質にどう反映されているか、と問うべきでしょう。 酪酸やブタナールは、置換基としてはn-プロピル基を持っていますから。 n-ブタンとこれらの分子を比べてどうですか、ときかれれば、ぜんぜん性質は違います、と答えざるを得ません。 これくらいの炭素鎖の長さでは、官能基(カルボキシル基orカルボニル基)の性質の方が、単純アルキル基の性質の発現を圧倒的に凌駕します。 固体の構造などに、多少は反映されるとは思いますが。 もっと鎖が長くなると、単純アルキル基とはいえあなどれなくなります。 疎水性相互作用やファンデルワールス力の効果が強くでてきます。 たとえば、界面活性剤のことを考えてみれば分かるでしょう。
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- shuu29
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「ブチル」とついているのは、「炭素数が4」という意味です。 有機物質の名称は、大きく分けて慣用名と国際名に分かれます。 ご質問の名称は慣用名です。炭素数4のアルカン alkane をブタン butane といいます。butyl は語尾の -ane を -yl に変化させたものです。同様に、butyric acid は 語尾の -ane を -yric acid に、butyraldehyde は butyric acid の語尾の -ic acid を -aldehyde に置き換えるという命名法に従ったものです。 国際名でも、炭素数4のアルカン alkane をブタン butane というのは共通です。しかし、カルボン酸の場合は、語尾の -e を -oic acid に、アルデヒドの場合は、語尾の -e を -al に変えるので、それぞれ、ブタン酸 butanoic acid , ブタナール butanal となります。
ブチル基の性質とはなんでしょう。 哲学的なご質問です。 炭素は確かに4つ有ります。 しかしブチル基は他の分子の一部分です。一部分と酪酸、ブチルアルデヒドなどの「分子」とを比較することができるでしょうか。 意味がありません。