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火付盗賊改方
火付盗賊改方と言うのはアメリカで言うシークレット・サービスですか?、FBIですか?、それともCIAですか?。
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- komes
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火付け盗賊改め方というのは、江戸の治安が悪化し、町奉行所だけでは 対処出来なくなって、臨時的に置かれた武装警察のようなものです。 従ってアメリカのどの組織にもあてはまりません。 町奉行所では犯人を逮捕するのが役目ですが、火付け盗賊改め方は抵抗する者は切り捨ててよい定めでしたから死刑執行官を兼ねていました。 江戸時代火付けは死刑の重罪でしたし、10両というのは1年食いつなげる大金でしたのでこれも死罪でした。 従って裁判を省略して即刻死刑を断行出来る執行官組織でしたから恐れられたわけです。
身分的にはMPが一番近いですが、職務的には「アルコール・たばこ・火器・爆発物取締局」だとおもいます。 他の国になりますがフランスの機動憲兵隊が一番、火付盗賊改方に近い職種だと思われます。
お礼
ご苦労様でした。
- sumseki
- ベストアンサー率24% (12/50)
FBIでもCIAでもないと思います。もちろんシークレット・サービスでも。 もともとは幕府の旗本の中から臨時的に任命されたもので、お先手組の組頭がなることが多かった様です。与力・同心もその組下がなったようです。 最初は火付けと盗賊の改方が別々にあった様ですが、その後一緒になったみたいです。当時は火事になると一面を焼き付くす大惨事になりますし、盗みは10両を盗むと死罪という時代ですから、町奉行所だけでは間に合わないのでしょう。江戸町奉行所は警視庁と都庁を併せたような組織ですから、色々のことをやらなくてはいけないので、そこで火付盗賊改方が必要となってきます。言い換えてみれば機動捜査隊のようなものでしょうか。 でも当時は町奉行は檜舞台、火付盗賊改方は乞食舞台といわれるほど、火付盗賊改方を勤めることは間尺に合わないことだった様です。 詰め所というものもなく、自分の家を詰め所にして、捜査に係る費用は全部自分持ち。そんなやればやるほど損をする、そういう勤めのようです。 テレビ時代劇のように、一所懸命頑張っている町奉行の人たちを尻目に「火付盗賊改方だ」と横暴を極めるようなことはなかったと思います。 とにかくわりと目立たない、割の合わない、そういう部署だと思います。
補足
では、軍事警察みたいな物ですか?。
火付盗賊改は軍人であり、奉行所が管轄外の人間は取り締まれないのに対して、僧侶や武士もビシバシと取り締まり、怪しいと思えば、場合によっては容赦なく切り殺すなどの荒っぽいこともやるので、軍政の治安部隊のようなものではないでしょうか。 CIAはお庭番、FBIは八州廻り(関東取締出役)がこれにあたるような気がします。
お礼
ご苦労様でした。
お礼
本当にご苦労様でした。