自己株式の取得にかかる付随費用について
自己株式の取得に当たっての付随費用の処理について疑問があります。
当社で株主の単元未満株式の買取請求があったときに、
自己株式として取得しているのですが、
現在たとえば
自己株式 34,645/現金預金 34,645(買付時株価@845×買付株数41株)
現金預金 1,076/支払手数料 1,076(買取手数料+消費税)
銀行手数料 735/現金預金 735(送金手数料)
という処理をしています。
銀行手数料735円については特に問題がないのですが、
支払(買取)手数料が貸方にくる処理に疑問を感じています。
この処理はおそらく、株主側で
現金預金 34,645 /有価証券(簿価)34,000
/有価証券売却益 645
支払手数料 1,076 /現金預金 1,076
という処理がなされるときの支払手数料に対応するものだと
思われるのですが、実際の支払は証券会社になされるため、
当社には帰属しません。
会社として純粋に買付けに必要な支払金額は
時価-支払手数料の33,569円になります。
とすると、
自己株式 33,569 /現金預金 33,569
銀行手数料 735 /現金預金 735
とするのが正しいのではないかとも、思えるのですが
どちらの処理が正しいのかわかりません。
要点は
当該買取手数料を取得時の付随費用として、
他の付随費用と同じように処理し、自己株式の取得原価は時価相当分
のみとするのが正しいのか、
当該買取手数料を株式の時価相当分と合わせて、
取得価額の中に含めて処理するのが正しいのか
どちらでしょうか?
根拠も教えていただけると助かります。
(参考サイト)
http://www.azsa.or.jp/b_info/letter/article/keirijyoho_030421_01.html
お礼
丁寧なご説明ありがとうございました。非常に参考になりました。 自分の考えが間違ってなかったことが確認できました。 また、分からない事があったらいろいろ教えて頂きたくよろしくお願い します。