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自己株式について

質問1 自己株式の取得原価には、 なぜ、取得に要した費用を含めれないのですか? 資本取引に該当すると、なぜ含めれなくなるのですか? 質問2 自己株式を所持している場合 なぜ、決算時に値上がり・値下がりの評価替をしないのですか? なぜ、期末になっても取得原価のままにしておくのですか?

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  • putidenny
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回答No.1

質問1について 「企業会計基準第1号 自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計 基準」の「結論の背景」に以下の記述があります。  50. 自己株式の取得、処分及び消却時の付随費用は、損益計算書に   計上する考えと、取得に要した費用は取得価額に含め、処分及び   消却に要した費用は自己株式処分差額等の調整とする考えがある。  51. 損益計算書に計上する考えは、付随費用を財務費用と考え、損   益取引とする方法であり、本会計基準公表以前から消却目的の自   己株式の取得に要した付随費用に用いられていた方法である。この   考えは、付随費用は株主との間の資本取引ではない点に着目し、   会社の業績に関係する項目であるとの見方に基づく。  52. 一方、取得に要した費用は取得価額に含め、処分及び消却時の   費用は自己株式処分差額等の調整とする考えは、付随費用を自己   株式本体の取引と一体と考え、資本取引とする方法である。この   考えは、自己株式の処分時及び消却時の付随費用は、形式的には   株主との取引ではないが、自己株式本体の取引と一体であるとの   見方に基づいており国際的会計基準で採用されている方法である。  53. 本会計基準では、新株発行費用を株主資本から減額していない   処理との整合性から、自己株式の取得、処分及び消却時の付随費   用は、損益計算書で認識することとし、営業外費用に計上するこ   ととした。  54. なお、この問題は新株発行費の会計処理と合わせ、資本会計の   本質に関わる問題であり今後その本質について十分な議論をする   予定である。 質問2について  関係会社株式に準ずると思います。  会計学は、自然科学の法則と違って人が決めるものなので意見が  分かれますが、奥の深さを感じます。

noname#140890
質問者

お礼

大変詳しい説明ありがとうございました。 よく分かりました。

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