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日本の文化に関して勉強してる留学生です。
日本の祝日(national holiday)は欧米の祝日と決定的な違いをあげるなら何ですか?(起源や祝い方、国民の受け止め方などの違うなどなど・・)。なにか雑学的なトリビアみたいなものでもいいので、どんなことでもいいので教えてください !
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>日本人は宗教に頓着がないということでしょうか? >疑問なのですが信仰がないのに日本人はクリスマスを祝う必要がなぜあるのでしょうか?halloweenも同じです この二つの疑問を理解しようと思えば、まず「ユダヤ級・キリスト教・イスラム教」などの『一神教』とは違った、『多神教』の文化を理解することが必要でしょう。 日本には「八百万の神」という考え方がありますが、西洋でおきかえれば「ギリシア・ローマ時代の神々」と通ずるところがあるとおもいます。 つまり、「海・山・川」といった自然や、「学問・商売・恋愛」などの人間の「活動」や「精神」などを守る神様がそれぞれいるということです。 ギリシア・ローマでいえば、「お酒の神、バッカス」とか「美の神、ビーナス」とか。 日本人は、それぞれの状況に合わせてこれらの神様に「ご加護」を祈るわけです。 例えば、「好きな人と恋愛関係になりたいから、恋の神様に祈ろう」とか「受験に成功したいから、学問の神様に祈ろう」とか。 キリスト教にも、それぞれ「聖人」というのがおられると思いますが、キリスト教の考えではあくまでも「聖人」であり、「神様」ではないですよね? でも、日本人はすべてを「神様」として無意識のウチに「認めて」いるのです。 この、『無意識』というのが大変重要で、『無意識』であるが故に、「信仰心」は全面には出ないので、あまり「宗教組織」への「帰属意識」もありません。(もちろん、全ての日本人ではありませんが、一般的にはといった感じでしょうか) 「帰属意識」があまりないという証拠に、各宗教団体がまとめる信者の数を足すと、日本の総人口の数十倍になるなんて現象も起こります。 これは、「神社」にお参りに来た人や、「お寺」にお布施をした人を勝手に「信者」として数えてしまうからなんです。(もちろん、本人は「信者」の数に入れられたことを知らない場合が殆ど) なので、外から見ると「宗教に頓着がない」ということになりますね。 そういった、「多神教的精神=何でも神様にしちゃう」という考え方とともに、高度経済成長期以降、「何でもかんでも商売にしちゃおう」という風土も生まれました。 結果、「正月に神社に初詣に行って、お盆はご先祖様に祈って、クリスマスにはツリーを飾る」というおおらかな文化ができあがりました。 つまり、「正月にはおせち料理売って、お盆にはおはぎを売って、クリスマスにはケーキとプレゼントを売ろう」って事ですね。 現代日本のお祭りは「商業活動」の面が大きいと思います。(昔の日本はそうじゃなかったと思いますが) 日本の祝日としては、「祭事」であるよりも「政治的」なものの方が多いかもしれません(もちろん「天皇にまつわる祝日」は祭事かもしれませんが、個人的には「政治的祝日」だと思ってます。) これは、「多神教=その土地の神様」が多いため、全国規模で祝うことが少ないからだと思います。
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- hiroki0527
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No4です 日本人は宗教に大変寛容です。 なので、他宗教と対立を考えなければ日本では一定の信者を獲得することが可能でしょう。場所によりけりですが。 一般人は(無意識)仏教徒であっても、キリスト教、神教行事に参加するのは極普通です。根底には「回りとの調和・協調」があるのでしょうね。 あと「お祭り大好き」人間が多いって面もあります。 逆に「他宗教を攻撃する」一部の宗教等は大変嫌われます。 日本で一定の信者を獲得するためには「他宗教(特に仏教・神教)」を攻撃しないのが必須です。 なお、一般日本人には「一神教」は非常に理解されにくいです。 多宗教にどっぷりつかっていますので。 日本人の宗教観は「苦しいときの神頼み」で表現できるのかもしれません。少なくても日常生活にまで宗教が密接に絡む事はあまりありません。 (無意識レベルでは結構絡んでいたりしますけどね) なお、日本では義務教育等で宗教を教える事は有りません。 仏教系・キリスト教・学会(笑)系学校では当然教えていますが、一般の学校では普通教えません。
- Hossi-
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日本人は休日・祝日の起源についてはほとんどこだわりはないと思います。大げさに言えば日曜日も祝日も意識の上では変わりないと思います。 ただ、お祭りのように騒ぐことが好きなので、クリスマスやハロウィンといったものは起源はとにかくイベントとして盛り上がりたいんです。学校で学園祭なので盛り上がるのと同じような感じだと思います。 外国の方が不思議に思われるという話はよく聞きます。 というわけで、祝日の起源についてもきちんと理解している人は少ないと思います。小学校の段階で簡単に祝日のことについて習いますが、明治時代にまださかのぼっての起源なんて現在では習いません。ほとんどの日本人が「紀元節って何??」という感じだと思います。 こちらで回答されている方はそれなりに知識を持っている方なので、詳しい方が多いですが、日本人全体を見渡すと少数派だと思います。戦前の教育では言われについて習っていると思いますが、戦後育ちの人は知らない人の方が多いです。 戦前は祝日も天皇がらみで天皇を神とあがめたてまつっていましたが、現在はその祝日は日付は同じでも天皇とはまったく関係ないものになっているので(みどりの日=昭和の日に変更予定=や天皇誕生日を除く)祝日で天皇を意識することはほとんどないです。
- j1asano
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明治憲法では主権は天皇にあり、天皇は神格化され絶対的権力を持っていました。 戦後制定された今の憲法では主権は国民にあり、天皇は象徴となりました。 この憲法で信教の自由が明記され、基本的にどんな宗教も認められることになりました。 信仰とは別に、習俗としての行事が各宗派入り乱れて広まっています。 その原動力はイベントとして広めることで商売になる(ビジネスチャンスになる)という極めて資本主義的動機です。 正月は神社にお参りし、二月はバレンタインデーにチョコレートを贈り、結婚式は教会で、死んだらお寺で、最近はハロウィンも楽しむ。 日本は一神教の国と違い、大変寛容なのです。これは非常にバランスの取れた良い状況だと日本人は考えています。
- t78abyrf9c
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>日本人は宗教に頓着がないということでしょうか? 頓着が無いというよりも、一神教が根付かない風土なんです。 「世間」が宗教にとって代わっているとも言えるでしょう。 一般的な日本人にとっては、宗教の仕来りよりも「世間に合わせる事」が何よりも重要なのです。 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002046.html http://imi.sfc.keio.ac.jp/lecture/textanalyze2001/guide/manual/2_5.html http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1337/books/books03.htm http://www.josuikai.net/josuikai/21f/main53-1.htm
- hiroki0527
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>疑問なのですが信仰がないのに日本人はクリスマスを祝う必要がなぜあるのでしょうか? 「お祭り」ですから。 宗教行事として厳粛にしているのは「キリスト教徒」位でしょう。 何でも日本人は取り込んでしまいますからねえ。
- ydouoby
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#3です ↓日本の休日はあいまいなものが~ 日本の祝日は、ですね^^; 訂正するまでもないかとは思ったのですが一応・・・
- hiroki0527
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決定的な違いは「神は複数いる」と言う事です。 「八百万の神」なんて言い方もします。 又、複数の宗教を寛容します。単一宗教の人には理解できないでしょうけど。なので、クリスマスを祝い、正月を祝うという日本人独特の宗教行事ごっちゃまぜという環境が成立出来るわけですね。 又、農耕民族の日本人は土着宗教の影響で基本的には「何にでも神がいる」なんて考えもあります。なんで八百万の神が存在できたりしますけど。 性的なお祭りも結構あります。 関東で有名な川崎・金山神社の「男性の生殖器」を御神輿にして回る祭事(欧米の観覧者が最近急増中とか)や男女の性行為をお祭りにしたりもしています。農村の祭事は「男女の出会い」や「性行為」の日だったり、それ目的の祭りだったりしていた場合が多い様です。 昭和30年代くらいまでは残っていた様ですね。
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回答ありがとうございます。 疑問なのですが信仰がないのに日本人はクリスマスを祝う必要がなぜあるのでしょうか?halloweenも同じです
- ydouoby
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欧米の方が祝日をどのように受け止めているのかわからないのでなんとも言えないですが、すくなくとも日本では祝日を特別な日だと認識して過ごしている人は少ないのではないかと思います。平日なのに休める、ラッキー☆程度なもので・・・ 祝日の起源を知っている人も少ないのではないでしょうか?日本の休日はあいまいなものが多いですよね。海の日とか緑の日とか体育の日とか・・・ 11月23日は勤労感謝の日で、祝日法では「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」とされている。この祝日の起源は天武天皇朝(7世紀後半)に形式の整った新嘗祭にいなめさい、しんじょうさい)である。 ※新嘗祭とはその年の収穫を祝う行事のことです 緑の日 昭和天皇の誕生日が祝日だったものを、「緑の日」に改めたものである などなど・・・
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回答本当にありがとうございます 日本人はでは祝日をどう過ごしてるのですが?パーティーをする祝日などはないでしょうか?
- t78abyrf9c
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クリスマスを例にすると、欧米では祝日ですが、日本では、「憲法が規定する政教分離の原則から、特定の宗教の記念日を祝日とすることに対する抵抗があり、現状では実現の見通しは全くたっていない」との事です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9#.E7.A5.9D.E6.97.A5.E5.8C.96 このように、宗教に関わる祝日が日本には全く無いと思われます。 一方、国民の受け止め方としては、宗教に関係なく祝う習慣があり、家の宗教が仏教の人でもクリスマスを気軽に祝ったりします。 http://souryo.blog24.fc2.com/blog-entry-2.html
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回答ありがとうございます。 日本人は宗教に頓着がないということでしょうか?
- FEX2053
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トリビア的なモノでよければ。 日本の祝日には、明治時代の天皇家儀式を起源にする祝日が非常に 多いです。ですので、老人は旧時代の名称で休日を呼ぶことがあり ます(天長節・紀元節など) 仏教や土着の神道を起源にした休日は、元日・こどもの日・秋分の日 程度でしょうか。 あと、双方共に関係がないのは「海の日(元、海の記念日)」「体育 の日(東京オリンピックの開会式の日)」くらいでしょう。
補足
非常にお早い回答ありがとうございます。 つまり日本は神より天皇を崇拝する気持ちが大きかったということでしょうか?
補足
ありがとうございます。 皆様いろんなことをご存知ですね。 こういった事は義務教育の過程で勉強するのでしょうか・・?