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役立たない人を非難するのは日本の文化でしょうか
生産活動にあまり貢献しない人、いわゆるニートやホームレスその他に厳しいのは日本特有でしょうか。欧米でも確かに批判的な目で見るむきもあるかとは思いますが、自分もカナダに住んだ経験がありますが、経験上、あまりそういう人たちをあからさまに避難したり、指さしたり、円の敵にするような人は見ませんでした。心で思ってはいても、人は人という解釈なのかあまり気にはしていないように見えました。こういう違いはやはり個人主義と集団主義の違いからきますか? 日本だと何かの役に立たないと邪魔者扱い、お荷物な感じに思うのですが。
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ケース・バイ・ケースです。 一概には、云えませんし、云わない方が 宜しいのではないでしょうか。 ニートもホームレスも実に 様々なので……括らない方が宜しいのでは ないでしょうか。ただ、私がショックだったのは、 地域に「精神病」(=精神分裂病=スキゾフレニア=統合失調症) の人や、「知的障害者」が居住するようになった、と 聞いただけで、曰く《何をするか分からない》ということで、 恐怖感や嫌悪感を感じてしまう人が少なからず存在するという 事実でした。 ふろく: 例えば、 [わたしは人の役に立たず、ただ迷惑をかけるだけの存在であった。 がしかし、この寝たっきりの廃品のようなわたしを、友人たちは 毎日見舞いにきてくれた。 わたしはただ話を聞いているだけだが、それだけで、 見舞う人が励まされ慰められるという逆の現象が幾度もあった、 人間は品物ではない、人間に廃品はないのだとつくづく思う。 (三浦綾子『太陽はいつも雲の上に』)] [「役に立たぬ者は無用の者」と、しかし、 一家の中に病人がいるために、家族は忍耐することを知り、 人間としての優しさを学ぶこともできるのです。私は、人間として 一番大切な優しさを培ってくれるのは、一見なんの役にも立たぬかに 見えるこうした弱い人たちだと思います。 (三浦綾子 『藍色の便箋』)] という三浦さんにしても小説が書けなかったら、非難はともかく、 批判の対象になっていたでしょうな。 精神病(=分裂病)の夏目漱石・芥川龍之介・前衛芸術作家の 草間彌生・知的障害者の山下清(=画伯)ら諸氏にしても、 不本意な扱われ方で終始したかもしれません。 ニートは、或る種の犯罪者予備軍として 扱われていますが、ホームレスの人達にしても 重大な犯罪行為に至るケースは警察からの情報では 少ないですし……(私自身が)見かけたらお渡ししようと 用意しているカンパを入れた紙封筒は顕著には 減って参りません。 徘徊老人・重度の認知症家族に関わる愚痴なども 私の身辺では、ゼロ(=皆無)の状態です。 上記の〈《何をするか分からない》という恐怖感や嫌悪感を 感じてしまう人〉がいたのは、2kmくらい離れた地域で、そこから 1kmほど離れた私の地域では、ゼロです。 知的障害者の山下清(=画伯)さんは、 私の生まれた隣町の精神薄弱者(=知的障害者)のための学園に 通って来ていて、そこで精神科医の S博士に 才能を見出されたことで、その後の、栄華があった訳なの ですが……この質問が、どのような目的の、 ご研究に関わるものなのかは不明ですが、現在でも、 ニートやホームレスに、救いの手を差し伸べている人たちが 少なからず存在する事実も見逃さないで 欲しいところです。 私が、ン十年前に、居住していた異国や、その周辺の 国々にも、その種の人達に対しての、批判や避難がましい 言動が存在していましたので、決め付けずに、自身の足で 80億人近い人々に実際に接するフィールド・ワークを 行ってみられると宜しいのでは ないでしょうか。 1kmの違いではなしに、1軒 1軒ごとに異なるのが 正解かもしれませんので、私の地域でも、この先、 現実問題として起きた際には、ゼロではなくなる可能性が あります。 Have a Nice Study. Ciao.
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- nagaineko
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私も海外に住んだことはありますが、外人であっても、 本音と建て前はありますからね。 日本人同士であれば、お互いに、敏感に感じ取れますが、 相手が外人だと、そこまで敏感には感じ取ることができません。 そういうことだと思いますが。
- citizen_S
- ベストアンサー率41% (272/649)
>日本だと何かの役に立たないと邪魔者扱い、お荷物な感じ なにかと日本をひとつの型にあてはめて報道したがる海外メディアにとって〈役立たない人を非難するのは日本の文化〉も好まれるテーマのひとつと思います。映画「万引き家族」についての海外ドキュメンタリーで、フランス女性が日本のホームレスレベルの貧困層は80%?を超えており「キリスト教精神がないため他者や弱者を助けるという考えが根本的にない」と語っていました。チャリティなどの概念の差は当然あることをべつとして、それ以上は長くなるのでこの発言はノーコメントですが、在日35年以上の日本通といいながら肝心な単語を取り違えていたのがひっかかりました。 個人的には、言いたい放題することへの社会的な制裁(有無・度合い)のちがいとも思います。陸続き文化ゆえに外交術に長けている、つまり相違への対応スキルや「喧嘩にならぬ議論の仕方」とともにcontroversialな話題を見分ける嗅覚も磨かれてきた欧米社会の人は、そのようなテーマは日本人以上に本音を隠して婉曲(慎重)な表現を選ぶ傾向があると思っています。元植民地大国の英・仏圏はとりわけ巧みと感じてきました。 また、同国人・同人種同士なら暗黙の了解の下に平気で言いあうような内容でも、外国人(それも下目に見られる黄色人種)として腹を割った会話を聞かせてもらうには、ほかの方の回答にもあるように酔っ払って口が緩む・現地人の仲間入りして気を許されるなどの必要があり、建前オンリーの「よそいきの顔」だけ見せられて本音を聞くことがついぞなければ滞在期間の長短をとわずに欧米に良いイメージしか持たないように見受けます。 ほかには言語能力や表情の解釈の勘違いもあると思います。とある日本人が差別主義グループにすれ違いざまにガンつけられて罵り言葉を吐かれたのを「こちらを見て挨拶してくれた」と喜んだというのは風刺のようで実話です。
- ao5k080126
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何年海外に住もうと表面上の付き合いだと思うよ、所詮異邦人なんだと思うぞ。日本人だって外国人のいる前でニートやホームレスに酷いことしないさ。海外に住んだことがあるから全てを知ってると思うのが日本人の悪い癖。
- demitasu0
- ベストアンサー率30% (30/98)
私は海外に住んだことはありませんが、幸福や自信が関係してるかもしれません。 日本は外国と比べて、自己肯定感や幸福度が低い傾向にあります。 要は自分が満たされない、幸福じゃないから 弱者を叩く、そういう傾向があるかもしれません。
- staratras
- ベストアンサー率41% (1498/3648)
私は外国に住んだことはありませんが、「役に立たないものを非難するのが日本の文化」だとは思えません。ただ、日本全体が今よりずっと貧しかった子どもの頃より、他者のいたみに対する想像力に欠ける人間が増えているのではないかと懸念しています。 最近インターネット上で炎上した、弱者への思いやりに欠ける発言のようなことは、昭和30年代であれば小学生でも改まった場(例えば学校の教室)では発言しなかったと思います。同級生の中には、明らかに貧しい家庭の子もいることを知っていたからです。 幼いころ、親に連れられて繁華街に行くと包帯をして松葉杖をついてアコーデオンを弾いている異様な姿の男の人がいました。親に聞くと「ショウイグンジン」といってこの前の戦争でけがをして働けなくなったのだといいます。当時はこのほかにも物乞いの姿をみるのは珍しいことではなく、「世の中には様々な境遇の人がいる」ということは、傷痍軍人という漢字を知らない小さいころから自然に理解していましたので、不幸な人たちを非難するという発想にはなりませんでした。 昔の小学生が自然に身につけることができた考え方を、現代の高等教育を受けた若者が理解できないとすれば、これからの日本社会はますますギスギスしたものになってしまうのではないかと心配しています。
- KoalaGold
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海外と日本では海外生活のが長い日本人です。 本音で人を侮蔑や差別する言動を耳にするまでにはその人との距離感が縮まっているか酒を飲んだ上での発言を聞くまでわかりません。ほとんどの人に建前があります。 日本人の本音はSNSに匿名で出てきます。海外で本名のまま差別発言をする人はかなりの信じることがあってのことです。軽い付き合いではそれは見ることができません。が、家族付き合いをしていた人でも酒の上でどんどん人種差別発や難民への差別発言を聞いたことはあります。 日本人ばかりがニートや外国人難民を差別しているのでなくどこの国でも問題を抱えてますが、日本人の耳に聞こえるようなところでは言っていない状態なのだと思います。
- f272
- ベストアンサー率46% (8473/18137)
自分も日本にも日本以外にも住んだ経験がありますが、経験上、あまりそういう人たちをあからさまに避難したり、指さしたり、円の敵にするような人は見ませんでした。 役立たない人を非難するのはあなたの周りに特有のことかもしれません。