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明治憲法の公布
1889年に明治憲法が公布された際、地方の一般大衆の反応はどのようなものだったのでしょうか? 憲法を持つことの意義や価値は公布によってどの程度浸透したのでしょうか。
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想像ですが、地方の一般大衆であれば、ほとんど全員「?」だったんじゃないでしょうか。 今日でも現行憲法の全文をはじめから終いまで読んだ人はごく僅かでしょう(私も読んでません)。 明治憲法発布の勅語を今の人が読めるかな?昔のインテリなら読めるでしょうけど、庶民のレベルでは数少ないと思いますね。 当時、明治憲法の全文を読んだ人はもっと少ないでしょう。 今の人は憲法のことに詳しいようでも、これは新聞が9条のことをギャーギャー書きたてるから、そのへんのところを知ってるだけだと思います。 明治憲法発布前後の時代の新聞の普及率がどれくらいかはわかりませんが、地方でも有産階級は取っていたとでしょう。そして新聞は憲法の意義や価値をある程度書いているだろうと思います。 しかし有産階級でも大部分の人はその解説を読んで「ほう、そうかい」程度のことで終わったんじゃないでしょうか。 ましてや庶民は「憲法」と聞いても「そりゃなんじゃい」でしょうね。 (結論)一般大衆の反応:「憲法?そりゃなんじゃい」
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「憲法発布」を、「絹布の法被」と解釈して、 絹の法被が庶民に配られる という反応があったそうです。 庶民が、明治憲法の内容について詳しく知ることが出来たのは、 新聞で報道された後だと思います。 今は新聞で、翌日には永田町の様子や議案通過・審議内容がわかりますが、 当時の新聞は、中央から地方へ政府の動静についての打電も、 今のようには出来なかったからです。 「憲法発布特集」は、確か出ていたと記憶をしています。 また、新聞の購読が出来た人は裕福層に限られてはいましたが、 一般庶民の中にも、徐々に浸透していったかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 絹の法被と勘違いしたところもあったのですね。
- mountriver
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こんばんは・・・ Wikipediaの引用になってしまいますが、どうも、一般大衆は「憲法典の発布前から、お祭り騒ぎして喜んだ」らしいです・・・。当時の知識人は内容そのものに深い興味・関心を示していたようですが、一般大衆はといえば、内容にはほとんど関心が向かず、「憲法制定という事実」に対する興味・関心の方が圧倒的だったようですね。 Wikipedia:大日本帝国憲法 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95 【制定までの経緯】(上記より引用) 国民は、憲法の内容が発表される前から憲法発布に沸き立ち、至る所に奉祝門やイルミネーションが飾られ、提灯行列も催された。当時の自由民権家や新聞各紙も、同様に大日本帝国憲法を高く評価し、憲法発布を祝った。例えば、自由民権家の高田早苗は「聞きしに優る良憲法」と評した。また、福沢諭吉は主宰する「時事新報」の紙上で、「国乱」によらない憲法の発布と国会開設を驚き、好意を持って受け止めつつ、「そもそも西洋諸国に行わるる国会の起源またはその沿革を尋ぬるに、政府と人民相対し、人民の知力ようやく増進して君上の圧制を厭い、またこれに抵抗すべき実力を生じ、いやしくも政府をして民心を得さる限りは内治外交ともに意のごとくならざるより、やむを得ずして次第次第に政権を分与したることなれども、今の日本にはかかる人民あることなし」として、人民の精神の自立を伴わない憲法発布や政治参加に、不安を抱いている。中江兆民もまた「我々に授けられた憲法が果たしてどんなものか。玉か瓦か、まだその実を見るに及ばずして、まずその名に酔う。 国民の愚かなるにして狂なる。何ぞ斯くの如きなるや」と書生の幸徳秋水に溜息をついているが、これは憲法の中身を読んでいないのにもかかわらず、憲法が出来たことをただ喜んでいる人々に対して苦言を述べているわけであって、憲法そのものに対して評価を行っている訳ではない。
お礼
ご回答ありがとうございます。 何かよく分からないけど、とにかくめでたいといった感じだったのですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに今でも、法学部出身でもなければ憲法103条全文に目を通した人はほとんどいないかもしれませんね。 私は高校で日常生活上最低限の法律(せめて憲民刑の基礎くらい)は教えた方が良いと思うのですが、ここ数日紙面を騒がせていますが、高校ぐるみで偽装してまで受験最優先の教育をしているようでは、受験に関係ない法律を教えるのなんて無理なことなのかもしれません。 >「憲法?そりゃなんじゃい」 実際そんなところなのでしょうね。