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日本の労働形態にホワイトカラーエグゼンプションは合うのか
アメリカなどで採用されているホワイトカラーエグゼンプションを日本で採用しようという議論がなされています。 しかし、アメリカと日本では労働形態が大きく異なるため、この制度を日本が採用することに対する皆さんの是非をお聞きしたいです。 簡単な意見でも構いません。 よろしくお願いします。
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- v008
- ベストアンサー率27% (306/1103)
大変危険な制度であると感じています。「競争力のアップのため」と、 理由を明確にしている以上、本来の目的が労働強化であると言うことは明確であり、生産性向上をすべて個人に負わせる あいまいな条件下での労働が増えることはまず 確実に思えます。 労働条件が明確で限定的であれば 有効に機能する可能性もあると感じるが そのような労働はむしろパート 外注化が進んでいる。 逆に不明確で さらに成果は会社全社的な都合状況によって評価が大きく変化する立場にいる人間が 制限された権限の中で半ば強制的に自立的な労働を強いられて 精神的に追い詰めるパワーハラスメント的な効果をのみ高めていくとすれば 結果 労使双方にメリットがないと思います。
- katakoto15
- ベストアンサー率57% (4/7)
私は同制度導入に断固反対します。それは現行の労働法規も守れていない会社が多い中で、さらに長時間過重労働を強いることになるからです。私は記者ですが、数年前まで8人で作っていた月刊誌をリストラで5人で作っています。月の残業時間は楽に100時間を越えています。それなのに残業代はびた一文と払われません。社長と交渉しても労働基準法なんて守っている会社はないといわれる始末です。それでも私は仕事ができる方で給料もそれなりにもらえていますが、仕事量の偏りに本当に腹が立っています。仕事ができる人ほどさらに仕事が増える。この悪循環を断つには労働時間に枠をはめて企業にしっかりと残業代を払わせることです。「自律的労働」といっても今の日本では強制的成果主義に基づく過重労働の強制にしかならないと考えます。
補足
ありがとうございます。 検索をかけても『ホワイトカラーエグゼンプション』で質問やアンケートを行っている方がおられなかったので、設置しました。 実は、私も同感です。 ホワイトカラーエグゼンプションは、サービス残業の合法化ですね。 更に、自律的労働ですので、体調が悪ければ早めに帰るなども、個人の責任になります。しかし、日本には、長く会社にいる人が出世する形態が根付いています。ここを先に変えないと、過労死が増え、会社は責任をとらなくてよいという最悪の図式が出来上がってしまう気がします。 少しひねった程度のホワイトカラーエグゼンプションでは、上記になるのはほぼ確実です。 katakoto15さんの仰るように、企業に責任感を負わせるのであれば、 『過度の労働により、従業員が疾病・死亡した場合、過労勤務時の取締役および直属の上司を3年以上20年以下の懲役に処す』 などを盛り込むことです。 こうすれば、倒れられては困るので、労働環境に気を遣わざるを得ませんし、無制限に働かせられるといっても、無理は強要できないと私は思います。
- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)
>アメリカと日本では労働形態が大きく異なる 仰る通りですね。 相変わらず、欧米人と同じ感覚で生きていると思い込んでいる人が多いという表れなのでしょうか・・・。 いい加減、欧米との根本的な違いを認識してから事を論じてもらいたいものです。 http://www.geocities.jp/japankaroshi/roudouhou.htm http://www.geocities.jp/japankaroshi/utuwork.htm http://www.geocities.jp/japankaroshi/rengou.htm
補足
早々のご投稿ありがとうございます。 アメリカのように、個人の能力が高く評価され、自分に向いている仕事や能力を生かせる会社にバンバン転職する社会にするために、ホワイトカラーエグゼンプションを導入するなら、順序が逆だと思います。 日本には、個人の能力より、長く会社にいる人が出世する形態が根付いています。ここを先に変えないと、過労死が増え、会社は責任をとらなくてよいという最悪の図式が出来上がってしまう気がします。 真似をすれば良いわけではないですね。
補足
確かに、『自律的労働』とうたっていますが、自律的に労働出来る環境にない現在、ホワイトカラーエグゼンプションの導入は、『強制労働』にすぎません。 今の労働形態では、最初は、『社員を使い放題』・『過労で倒れたり、死亡しても責任はない』とのことで利益が上がるかもしれませんが、多くの人が過労で倒れたり死亡している会社には誰も近づきません。 会社が、『健康管理は自己責任』といっても、社員を大切に扱い、無理をさせない企業のみが生き残っていくと考えられます。 そのため、そのような(恐らく少数の)優良企業に入社出来なかった人たちは、時間給が決まっている派遣社員になっていくと考えられます。 こうなると、会社にも一定の人が付かず、会社にとっても不利益となるでしょう。 これが『自律的労働』の本来の形であれば、労使双方にメリットがないという意見も納得できます。