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pH調整液の作り方
- pH2.0~3.0のpH調整液の作り方について教えてください。自分で作る方法や試薬の配合比についてご助言をお願いします。
- pH調整液を使った長期安定性試験におけるpHの変化について教えてください。
- ドリンク剤原料の安定性確認のため、各pHにおける試験のための知見をお持ちの方にアドバイスをお願いします。
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あのですね,悪いことは言いませんから,一度緩衝液の理屈とか勉強して理解した方がいいです. 参考書として, ペリン,デンプシー,「緩衝液の選択と応用」 あたりを推薦しておきます(もう何度も何度もここで書いてるのですが).薄い本です.読破するのに大した時間はかかりませんし,そもそも全部を読む必要もないし,巻末の資料は今後緩衝液を作ったりするときに役立つこと間違いなしです.解離平衡についてきちんと理解し,それを緩衝溶液に適切に適用すればいいだけのことなんですけどね. 理屈をきちんと理解できていれば,プロトコルだってすぐに作れます.リン酸に...なんてことが適切であるかないかもすぐに判断できるのです. 長期安定性については,揮発性と生物分解性の問題だけクリアできれば,基本的にはOKでしょう.
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- elpkc
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その原料により、使える緩衝液の種類が変わるのではないでしょうか? 酸性pHでは、通常リン酸塩はあまり使用しません。 酒石酸、クエン酸緩衝液あたりではないでしょうか。 Michaelisの緩衝液、McIlvaineの緩衝液ぐらいですしょうか。 また、長期保存試験においては、経時的安定性は、 その製剤の設計によりますので、経時的変化についてはなんとも言えません。
補足
「elpkc様」 書き込みをありがとうございます。 確かに原料をドリンク剤に配合したときの安定性は処方依存的に大きく変わります。ですからマルチデーターを取ろうとしているわけではなく、あくまでモデル処方として、「pH2.0のドリンク剤に配合すると○年で壊れるね、pH3.0のドリンク剤に入れると3年間は品質保証期間を担保できるね」というデータを取りたいのです。もちろん配合禁忌的なものもあるのでそれは接触試験で確認しますが、純粋にpHと原料安定性の相関を見たい(研究部に確認して欲しい)のです。 緩衝液にも「Michaelisの緩衝液、McIlvaineの緩衝液」と色々あるのですね、お手数でなければ、Michaelisの緩衝液、McIlvaineの緩衝液等で【】内の調整液を作る場合の方法について、もう少しお教え下さい。
お礼
「c80s3xxx様」 早速「緩衝液の選択と応用」を購入してまいりました(東京駅の丸善)。確かに理想は理論を理解する事で、しかも巻末には処方表も載っていますし、一石二鳥的に大変助かりました。 「長期安定性については,揮発性と生物分解性の問題だけクリアできれば,基本的にはOKでしょう.」というご助言も参考になります。 どうもありがとうございました。