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義務教育の必要性について
義務教育が必要だと思いますか? いるか否かで回答お願いします。 自分の意見では、必要だと思います。生きていくうえで、ものの読み書きや、集団生活でのコミュニケーション能力などがそれによって養われると思うからです。 この意見に反論のある方ぜひ意見をお願いします。
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「義務教育」という言葉には、誤解がある場合が少なくないように思います。 本来は、保護者が子どもの教育を受ける権利を実現させる義務、という考え方から出ています。 ここでは、一定年齢までの全ての子どもが受けられる、専門家による共通内容の教育、という意味でお答えします。 必要性はきわめて強いと思います。 現在、「教育の複線化」「受益者負担=経済格差の教育への持ち込み」「学校教育の低予算化、特にスタッフのパート化」などが急激に進行しています。義務教育制度が弱体化させられてきていると言ってよいでしょう。 その結果、子どもに行動力や応用力という側面があまり育っていません。 それどころか、保護者の生活困難を引き金にして子どもが荒れ、中学・高校くらいに成長すると、地域のスラム化をも促進するほどの問題行動を広げている事例さえあります。 地域の異年齢集団が崩壊しているため、昔は、学校外の遊び集団で身につけた社会性がまったく身についていない状況です。 こういう部分も、学校でおぎなう必要がかなりあると思います。 系統的な専門教育の土台としての一般教育も重要ですが、社会性が不足したままのアンバランスな発達には、80年代から危機感は強まるばかりです。 少子化の進行する今こそ、30人学級、20人学級(欧米水準)が実現できるはずなのですが。
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- Ama430
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立場のちがう方の意見は参考になることが多々あります。 このサイトは、比較的良心的なレスが主体ですので、ひんぱんに覗かせていただいています。 御本人への回答にも補足になると考え、No.7の方の疑問について少しだけ書き込みます。 戦争の引き金に教育の役割があったことから、戦後の学校教育制度は、「全員が同じ年数学ぶ」6・3・3・4の「単線」型を基本としました。 しかし、ここにきて、「エリートだけに手厚く庶民には薄い」学校教育のシステムが次々に導入されています。 例えば、中高一貫教育を公立でも導入して、受験年齢を引き下げる事態を招いています。 「中学→高校→大学」の一本でなく、「中学→大学」の進路も太くして、とりあえず2本にしようとしているわけです。 これに「飛び級」制度(優秀な学生は17歳、16歳で大学に入れる)を加えたい人たちがいます。 このようにして、「学力」の高い生徒を優遇する一方で、定時制高校の統廃合など、ケアの必要な弱者を切り捨てることが進行しています。 これらは、全体の教育予算を浮かすとともに、エリートの権威を高め、「偉い人には逆らうな」という雰囲気をつくりたいのだと見ています。 また、教育困難な環境の中で荒れている子ども達の多くは、学力不足を背負っています。 中学3年生が、4~5歳の幼児なみの認知能力しかないというテスト結果を見たことがあります。 トラブルに対する応用力や、「見通し、がんばり、乗り越える」という行動力の不足は言うまでもありません。 異年齢集団の意図的な活動としては、小学校高学年が低学年をリードして行う「縦割り清掃」などが普及し始めています。 限られた字数での回答のため、説明不足な点がたくさんありましたことを、この場をかりてお詫び申し上げます。
- kai-au
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自分はまだまだ学ぶ必要があるので反対の立場っていうのを取り下げますm(_ _)m >Ama430さん初めまして。 >一定年齢までの全ての子どもが受けられる、専門家による共通内容の教育、という意味でお答えします。 ある程度意味を定義してくれて考えやすくなりました。 ありがとうございます。 >教育の複線化 教育の複線化とはどういったことを表すのでしょうか? 総合学習のことでしょうか? >それどころか、保護者の生活困難を引き金にして子どもが荒れ、中学・高校くらいに成長すると、地域のスラム化をも促進するほどの問題行動を広げている事例さえあります。 これが行動力や応用力とどういった関係があるのでしょうか? >こういう部分も、学校でおぎなう必要がかなりあると思います。 自分の経験では学校ではいくつかの行事でその時だけ一緒に他学年と行動をしたことはあったと思います。 今ではそれを変える動きがあるのでしょうか?
- kai-au
- ベストアンサー率20% (1/5)
いえいえ(^^; まあ遊びってことで >問題を起こす教師は、1%もいません。 この分の意味が良く分かりません。 >それに、いじめを起こしたのは中学教師ですから、教育学をまともに学んでいる可能性は少ないと思います。 教育学をまともに学んでいる可能性が低いとはどういうことでしょうか? 少なくとも教職免許の最低条件として学校カウンセリングなどの単位を取得していると考えます。
- saitamasan
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kai-auさん、ありがとうございます。 >義務教育がある今でも幼稚園から私立など特別枠は存在している。 私の意見としては、義務教育と格差改善と関係ある、です。 なぜかというと、義務教育においては名義上ですがスタートは同じです。 これは、日本の学校教育の導入とも関係します。 日本の学校は、産業革命に影響されたこともありますが、元々は平等を目指してきました。 私立は、別の話しです。 こちらは営利目的ですから、当然、格差拡大します。 >高度な学力は必要でしょうか? 日本では高度とされていないかもしれません。 が、世界的に見ると日本の義務教育は高度な学力を求めています。 >前回の私の発言は、学校に行かなくても地域が教えることも可能であり、学校教育を否定するものではありません。 そうでしたか、すみません。 >教育学を学んだ教諭がいじめの発端を作るのでは現代の教育学などあっても意味があるのか疑問を持たざる得ない現状です。 教師も人間です。 当然問題はおきます。 問題を起こす教師は、1%もいません。 (事件はなんでも氷山の一角とされますが・・・) それに、いじめを起こしたのは中学教師ですから、教育学をまともに学んでいる可能性は少ないと思います。 >>ですから、低年齢段階で他者を受け入れられるような器を作っておくべきだと思います。 >それは義務教育とは関係がないと思います。 現状においては、義務教育と集団生活は切っても切れない関係だと思いますが。
- kai-au
- ベストアンサー率20% (1/5)
>一つは、格差を減らすことができるからです。 義務教育がある今でも幼稚園から私立など特別枠は存在している。 そもそもこれは義務教育の問題とは関係していません。 >それを学校では幅広く、しかも高度に学ぶことができます。 >NO.1さんの言うように、高齢者の方に指導をいただく、ということが考えられますが、高齢者の方で学力が高い人は非常に少ないです。 高度な学力は必要でしょうか? また、今回は「義務教育」についてです。 前回の私の発言は、学校に行かなくても地域が教えることも可能であり、学校教育を否定するものではありません。 >また、高齢者の方の指導では、指導範囲が限定されますし、教育学をまったく学んでいません。 教育学を学んだ教諭がいじめの発端を作るのでは現代の教育学などあっても意味があるのか疑問を持たざる得ない現状です。 >ですから、低年齢段階で他者を受け入れられるような器を作っておくべきだと思います。 それは義務教育とは関係がないと思います。
- saitamasan
- ベストアンサー率15% (17/113)
賛成です。 理由は主に次の3点です。 一つは、格差を減らすことができるからです。 日本の義務教育制度は極めて優れています。 それは、諸外国、特にヨーロッパと比べると明らかです。 日本では学歴がものを言いますが、ヨーロッパでは階級がものを言います。 これは、日本の江戸時代と同じようなもので、上の階層に行くのにとっても苦労します。 ですが、日本の義務教育制度では誰でも同じ教育を受けることができ、さらに学歴さえ獲得できれば、容易に階層移動が可能です。 二つは、将来リテラシーとしてです。 将来生きて聞くためには、読み書き計算の基本的な能力が必要となります。 それを学校では幅広く、しかも高度に学ぶことができます。 NO.1さんの言うように、高齢者の方に指導をいただく、ということが考えられますが、高齢者の方で学力が高い人は非常に少ないです。 また、高齢者の方の指導では、指導範囲が限定されますし、教育学をまったく学んでいません。 私は、基本的な能力は学校でつけるべきである、と思います。 三つは、社会性や集団秩序の獲得です。 アリストテレスが言うように、人間は社会的動物です。 山篭りや、無人島に住まない限り社会の中で生きていくしかありません。 ですから、低年齢段階で他者を受け入れられるような器を作っておくべきだと思います。
- kai-au
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賛成ですが、この問題を考えるためにあえて反論します(^^) 義務教育が全面的に廃止になったという過程です。 >ものの読み書きや 読み書きは両親が教えれば良いでしょう。 現代の風潮として、共働きという家庭が多いと思います。 それと同時に多くの地域では高齢者が増えています。 このことに注目し、地域が高齢者を雇い、読み書きを教えることができるはずです。 今の学校の先生よりしっかりした日本語を話している方がほとんどです。 地域に伝わる独特の言葉も伝わります。 >集団生活でのコミュニケーション能力などがそれによって養われる 学校というのは、学年で仕切られ、毎日同じ人としか顔を合わさない環境です。 それならばコミュニケーション能力が発達し、より多くの立場の人と接する方が集団生活でのコミュニケーション能力を養えるはずです。