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単独銀河の水平面形状の研究
銀河系のように単独で銀河が存在する場合。 水平面に渦を巻く形状が多いようです。 この水平面の角度というのはばらばらなのでしょうか? 何か一定の法則がありますか? 水平面の角度が決まるのは偶然ですか? 水平面の角度を分類分析することで、宇宙創成の謎に迫ることはできませんか? よろしくお願いします。
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ハッブル・ディープ・フィールドなどで100数十億光年向こう(つまり宇宙初期)の画像を見ると、天の川銀河周辺の10倍以上の密度で小さな銀河がたくさん写っています。しかしそこには天の川銀河やアンドロメダ銀河のような渦巻き銀河や楕円銀河のような巨大なものの姿はありません。遠くへ行けばいくほどそこにある銀河は小さくなっているのです。つまり、渦巻き銀河や楕円銀河は銀河の進化の結果だということです。 銀河は、宇宙初期のゆらぎのせいか、スポンジのような泡状の粗密のある分布で広がっています。その粗密の中で銀河同士が相互作用しながら合体・吸収をしていったものなのだと考えられています。ということは銀河を個別にみれば、その角度や向きはまったくの偶然の結果といえるでしょう。ただし複雑系なので偶然と称するだけであって、しっかり計算できるコンピュータがあればシミュレーションできる問題だと思われます(これは、すでに試みられているようです)。 また、宇宙初期の銀河形成については「宇宙の晴れ上がり」から最初の星の点火までの約2億年間は暗黒時代と呼ばれています。この期間はまだわからないのことのほうが圧倒的に多く、宇宙進化のミッシング・リンクとなっています。しかし、引力と密度のゆらぎが大きな要因であることは間違いないこところでしょう。 宇宙創成の謎は、クェーサーなどディープ・フィールドの観測や量子力学による理論化、ダークマター、ダークエネルギーの究明などで進められています。
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- natural-answer
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結論を先に書きます。 渦巻き銀河の水平面の角度は、平均すれば「0?」に収縮すると考えます。(完全にランダムです。) 【理 由】 宇宙は、現在ビックバンから始まったといわれています。 このビックバンは、現在理解できる範囲では、4次元。球状に広がったものです。 「水平面の角度というのはばらばらなのでしょうか?何か一定の法則がありますか」 の質問ですが、何に対する角度なのでしょうか。私たちの銀河の水平面を「0」としたのであれば、天動説と同じです。 現時点で人間が知っている銀河の種類は、渦巻き銀河、棒状銀河、球状銀河、不規則銀河、楕円銀河、矮小銀河・・・(分類がでたらめになりましたが・・)もあります。個人的には(勝手な想像)まだまだ多くの想像を超える銀河もあると思います。現在、遠い銀河の観測は、ほとんど光源でしか観測されていません。 「水平面の角度を分類分析することで、宇宙創成の謎に迫ることはできませんか?」 水の中の分子の動きの観測と同様、ブラウン運動を解析するのと同様、有意義な観測結果は期待できないと思います。 でも、結論で示した『平均すれば「0」に収縮』せず、有意差が見つかれば、研究・解析の価値はあると思います。・・・でも、・・・角度は完全にランダムだと、想像します。
お礼
ありがとうございます。 完全にランダムとはいえ、 1つの泡単位の渦巻き銀河に注目すれば、その法線がある方向を指すという可能性は考えられませんか? あるいは、「地球の北半球の渦は左向き」に類似した法則がある気もします。
- N64
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私は全くの素人ですが、ばらばらだと思います。私は宇宙論という科目の講義を聞いたり、「銀河の育ち方」という本を読んだりしたことがありますが、銀河の渦が良く見えるのは、渦の面が地球の方に正面または、斜め正面を向いているものです。真横を向いているものは、渦巻きの様子は見えません。地球は天の川銀河に含まれていますが、地球も天の川銀河の面内にあるので、地球から天の川銀河の渦巻きを見ることはできません。「銀河の育ち方、谷口義明著」を読むと、銀河にはどういうタイプがあり、宇宙はどのように進化するのかが、よくわかります。
お礼
ありがとうございます。 やはりばらばらですか。 平面の角度は、銀河が形成されるときの単純な初期値だけの問題なのかもしれませんね。 これの研究している人いるんでしょうか。 いるんでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 銀河の形状(密度?)で年齢がわかる可能性があるということですね。 渦巻きにはいろんな情報が詰まっているので、宇宙の秘密に迫れると思ったのですが。