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電子カルテの普及率について

現在の電子カルテの普及率はどのくらいなのでしょうか? 今年までに全国400床以上の病院に6割普及などと目標がありましたがどうなのでしょうか。 また急性期医療とは具体的にどういったことを言うのでしょうか? ご存じの方がいらっしゃいましたら宜しくお願い致します。

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回答No.1

電子カルテは、患者さんに対する医療記録を単にPCを使って記録するだけではなく、 処方箋データ院内の通信回線を通して院内薬局に送付されて、薬の処方、薬の説明書のoutput(最近多くの病因で、薬の写真入りで、何に効くか、副作用は何か説明する紙をくれるようになりました)、薬の在庫管理に使われ、 受付に送られて、3割の患者さん負担分が計算され、 1ヶ月に1度の社会保険に対する請求書であるレセプトを印刷し、 更に、病因の経営データとして利用するいうものです。 今でもほとんどの病院がPCを導入していますが、院内の多くの場所で、同じ診療のデータを、それぞれインプットしているために、経営の効率化にならないどころか、インプットの間違いも起こりやすく、間違った薬を処方してしまうようなミスも発生していました。 実は、電子カルテというのは、医師がカルテをPCを使って記録するだけではなくて、医師が記録したデータが院内のすべての場所で利用できる、院内のトータルシステムをいうのです。 トータルシステムではなくて、カルテを電子化しただけというなら、PCに強い先生のいる個人病院などで普及が進んでいますが、 アメリカなどのように、PCにむかって医療記録をインプットする専門のクラークが、医師ひとりひとりにはりついているような体制は、日本の場合、人件費の関係でとれませんので、大きな病院では、ベテランの先生ほど、カルテを電子記録するなどという能力が不足していますし、 上記のようなトータルシステムですから、院内のすべてのスタッフも含めた仕事を、根本的に変える必要があることや、膨大なお金と訓練時間がかかることから、なかなか進まないのです。 急性期医療というのは、治療初期の段階において、医師の臨機応変の対応が要求される医療のことで、救急医療というのはまさに急性期医療の典型です。それ以降は、亜急性期、慢性期と移行していきます。

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