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「フープ」(近世の劇場に着て行くドレス)
「紳士は帯刀せず、ご婦人はフープを着けずに」来場するよう新聞で呼びかけた これは昔の西洋のシアターかオペラハウスについての記述です。女性の着ける「フープ」って何でしょうか?
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#1様のご回答の内容を繰り返すようですが、フープといいますのは元々「輪」のこと。一時期大きな輪を腰の周りで回すフラフープという玩具が流行しましたよね、あのフープです。 元々は中世のヨーロッパや帝政時代のロシアなどで貴族階級の婦人たちが正装の際に身につけていたもので、ウエストから下に、次第に直径が大きくなる金属の輪を周囲で何本かのストラップで吊った姿をしていて、その上にドレスを着るとボトムが美しいカーブを描いて広がるというものですが、さぞかし重かったことでしょう。 つまり今日でいうところの、まさにぺチコートとかパニエといったようなものでしたが、映画などでこうしたコスチュームを着けた女優さんが走るシーンなどで、よく見てみると、フープの上にやはりペチコートを着けて、さらにその上にドレスをといったように見えます。 こうしたフープで膨らませた華やかなドレス、あの「ベルサイユのバラ」など当時を再現した劇画や映画、あるいは王妃マリー・アントワネットだとかマダム・ポンパドゥールなどの肖像画できっとご覧になったことがおありかと思います。 「紳士は帯刀せず、ご婦人はフープを着けずに」、これも#1様がおっしゃるように、劇場ともなると場所を取るということがその理由なんでしょうね。なにしろフープで膨らませたドレスなどというものは宮廷のダンスパーティーなどにこそふさわしいものですから。
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- neminemi
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スカートを膨らませるために下につける下着(時代や国や形の違いでペチコートとかパニエとかクリノリンとかいろいろあります。)の一種で、金属なんかでできた輪を使ったものです。 たぶんものすごく場所を取るので、劇場なんかではあまり歓迎されなかったのでしょうね。