にゅうめんは、omicさんの回答にもあるとおり語源は【煮麺】らしいです。
ちなみに入麺・乳麺とも書きます。
私が良く見かける文字は、「乳麺」のほうですが、牛乳を混ぜて練った麺も
「乳麺」と言われるようですので混同しやすいですね。
ちなみに、色が白いから乳麺と呼ぶと勘違いされている方が結構いらっしゃるようです。
かなり薄い記憶ですが、素麺で有名な「揖○の糸」のCMでも乳面の語源は、
「煮麺」といってた様な気がします・・・。
乳麺は、そうめんを塩・薄口醤油で味付けしたダシで軽く煮立てたもので、
茄子、青ねぎなどをきざんで味を加えた物をさすようです。
(主として夏の食料ではありますが、あたたかいうちに食べます。)
『料理物語』(寛永)に
「にうめん。まづ素麺をみじかくきり、ゆで候て、さらりとあらひあげおき、
たれみそにだし加へ、ふかせ入侯。小菜・ねぶか・なすびなど入れてよし」
人麺の下焚きたつる夜寒かな(芭蕉)
煮麺や貰ひ祭の昼の酒(月斗)
などと記述されたり詠われたりしているようです。
お礼
懇切丁寧なご説明ありがとうございました。俳句なども加えられて味のある、まさに料理の回答にはピッタリ、感心、感服です。