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(関西の方言?) 生涯を「いちびって」送った有名人は?
こういう文章に出会いました。 (1)世をはかなみながら生きることも、世の中にいちびって生きることも、とがめられない。人間の日常は、その人の自由意志で決定されるべきだからだ。(故松田道雄の著作物) ここで言う「いちびる」が理解できず検索したところ (2) http://www2s.biglobe.ne.jp/~hatak/e_umi_essay5.htm の133~135段を発見しました。 (3)また、和歌山県以外の近畿、高知県以外の四国並びに大分県で「いちびる」の用例があるのも知りました。 (2)、(3)からは「いちびり」が日常の一時的な悪ふざけを表現する語だと解釈されるのに対して、(1)からは長期的な信条や人生観をも表しうる語のように受け取れます。 さて、質問です。(1)の用法は特殊なのでしょうか、それとも自然な用法なのでしょうか。自然な用法であるとき、世をはかなんで生涯を送った人物として(異論があるか?)西行、兼好、妓王・妓女を挙げるが如く、生涯を「いちびって」送った人物の典型を記すとすれば誰が該当するのでしょうか。この例示があると「いちびり」の概念がはっきり掴める気がします。 よろしく、お願いします。
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補足
関東人です。言語感覚と日常の生活感覚は首都圏で身につけ、現に居住しています。 >>不思議で興味がある とおっしゃるので少々書きます。 松田道雄氏は乳幼児医学の啓蒙家として一世を風靡した方だそうです。そんな方が真面目な文章の中で人間の生き方を論じているのに、「いちびり」を生きがいとしたって悪くない(実際は、とがめられないと言っているだけですが)かのような言い方をするのは意外で、ひょっとすると「悪ふざけ」の他に別の意味もあるのかなと思ったのです。それが関東人の感覚です。 人間の生き方を十も二十も挙げて、その中に「いちびり」が入っているのなら分かりますが、たった二つしか挙げないのに「いちびり」が入るのは(他の一つは世をはかなむ)解せませんでした。 もちろん関東だって、自分も他人も面白おかしく笑わせて人生を送ることは、それはそれで立派なことだし、それをモットーとする人はいるでしょう。しかし、それは庶民同士のくだけた仲間内の話であって、いっぱしの人物が生き方の代表例として挙げるようなものではないように思えます。関東では信条や人生観に「いちびり」を挙げる人は圧倒的少数ではないでしょうか。 多分、関西の方が「笑いの価値が高い」のだと思います。松田氏の経歴を詳しくは知りませんが京大出の医師ですから感覚が関西のものなのでしょう。 以上は私個人の意見であって関東を代表するものではありません。 ccccrrrrさんの要求に沿った記述であるか否か危惧しつつ、記してみました。