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帆足・ミルマンの定理の名称について
回路理論の『 帆足・ミルマンの定理 』 を発見した帆足先生は、ミルマンよりも 10年くらい早くこの定理を発見したと聞きましたが、 どうして、『 帆足の定理 』ではなく、『帆足・ミルマンの定理』と呼ばれているのですか? また、単に『ミルマンの定理』と呼ぶ人もいるとのことですが、それはどうしてですか? 詳しい事情をご存知の方は、どうぞ教えて下さい。
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帆足・ミルマンの定理は知りませんが、似たような話は沢山あります。 回路網の鳳・テヴナンの定理、論理回路の中島・シャノンの手法、ニューラルネットワークの甘利・ランメルハートの学習法則、フェルマーの最終定理で重要な役割を果たした谷山・志村・ヴェイユの予想などなど。 日本人の書く論文が英語でないか、英語でもあまり重要でない雑誌に掲載されていると見過ごされるんですね。甘利さんの論文のように、時代より早すぎると重要性が理解されずに見逃されてしまう。また、欧米人は自分が世界で最初に発見したと思うと鐘と太鼓で宣伝することが多く、宣伝力でも負けます。
お礼
早速のご回答、ありがとう御座いました。 やはり、日本人と欧米人とでは、知名度に差が出るということでしょうか。 『鳳・テヴナンの定理』の鳳氏も軽視されがちですし、『谷山・志村』予想に対してもヴェイユの名が冠されそうになったとのことですね。 大変に参考になりました!