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グルコ二糖(β1-6)の正式名称

6-O-β-D-glucopyranosyl-D-glucose つまりグルコースが2つ,β-1,6結合した二糖の名前って 「ゲンチビオース(gentibiose)」ですか? それとも「ゲンチオビオース(gentiobiose)」ですか? ゲンチオビオースが正しいと思っていたのですが,「gentibiose」と表記されている論文もあるので混乱しています.

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  • DexMachina
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回答No.2

はじめに、門外漢であることをお断りした上で回答させて戴きます。 「ゲンチオビオース」は「ビオース」(=二糖)に接頭辞「ゲンチオ」を つけた名前かと思います。 下記URLを参照すると、炭水化物の配置接頭辞の最後は全て「o」に なっています; http://homepage1.nifty.com/nomenclator/text/carbohy.htm#ald また、「ゲンチオ」は、植物の学名を由来にしているものと推測します; http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A2%E3%83%8A (ゲンチアナ等にゲンチオビオースが含まれているのか、それとも単に  「苦み」という共通項によってつけられたのかは知らないのですが) http://www2.odn.ne.jp/~had26900/constituents/gentiopicroside.htm これらのことから、kaeso123さんのご記憶通り、「ゲンチオビオース」が 正しいのではないかと思われます。 *「ゲンチビオース」という名が散見されるのは、例えば有機命名法で  「2-ブテン(2-butene)」の別名「ブタ-2-エン」が「but-2-ene」であって  「buta-2-ene」ではないことから類推しての誤用、ではないでしょうか。  つまり、接尾辞「biose」が「二糖」の意味であることから、それに対応する  単糖として「ゲンチオース(genitiose)」を仮想し(→実際はグルコース)、  『だとすれば二糖の本来の名も「genti」-「ose」の「ose」を「biose」に変えた  「gentibiose」が正しい(=基本骨格「ブタン(butane)」の「a」を残さないのと  同様に、ここの「o」も削除するべきもの)』  と考えて、そのように記述したのではないか、ということです。  (No.1の方の回答のようにタイプミスも考えられますが、論文中で繰り返されて  いるのであれば、それが正しいと考えて使用されているものと思われます)

kaeso123
質問者

お礼

ご丁寧な回答ありがとうございます. > 下記URLを参照すると、炭水化物の配置接頭辞の最後は全て「o」に > なっています 確かに,今まであまり意識してきませんでしたが,配置接頭辞の最後が「o」というのが決め手のようですね. 「ゲンチビオース」が良く見られる理由もわかりました.ありがとうございます.

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その他の回答 (2)

  • Bubuca
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回答No.3

こんにちは 一般的に次のようになってますので、oが入るほうがいいと思うのですが、 慣用名ですからなんとも断定はできません。 たいていは由来に基づくものが多いと思います。 セルロース → セロビオース、セロオリゴ糖(命名がポリマー由来のようですが原料由来です) マルトース → マルトトリオース、マルトオリゴ糖(これも原料由来です) キシロース → キシロビオース、キシロオリゴ糖(これも原料由来の命名です) 似たような由来でいきますと、 Glc(β1-6)Glc(α1-2β)Fruの三糖はゲンチアノースと命名されています。 #2さんの紹介されているリンクの隣のページです。 http://homepage1.nifty.com/nomenclator/triv/oligosac.htm 気になったのでgoogleで検索してみたところ、 gentibiose 414件 gentibios 1件 gentiobiose 38700件 gentiobios 15件 gentobiose 502件 gentobios 0件 gentlobiose 7件 gentlobios 0件 genitobiose 14件 genitobios 0件 このような結果になりました。 もっといろいろあるかもしれませんが、ちょっと驚きの結果です。 参考文献が間違っていると継承されてしまうことがあるのかもしれません。

kaeso123
質問者

お礼

#1とともに,さらに詳しいご回答ありがとうございます. 私も質問を投稿する前,Googleで「gentiobiose」と「gentibiose」を検索してみましたが,誤用と思われる後者が思いのほか多いことに驚きました.そこでまた混乱してしまったのです... 以前,糖やその代謝関連酵素の研究をしていた人から「ゲンチオビオース(gentiobiose)」が正しいと聞きました. 総合すると,やはり「gentiobiose」が正しいのですね. 正式名称だけでなく,慣用名が原料由来であることも初めて知り,勉強になりました.ありがとうございます.

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  • Bubuca
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回答No.1

こんばんは ゲンチオビオースです。 ゲンチビオースはタイプミスでしょう。

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