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リン酸塩を使った粉末の食器洗剤の環境への負荷は?
とある粉末状の食器用洗剤(製造元から直送してもらっています)を使っていますが、この洗剤は市販のコンパクト洗剤に比べて、環境への負荷はどのようなものでしょうか?この洗剤と併用して、よくあるヤシから作った自然派の液体洗剤(下記成分参照)も使っていますが、それとの比較も知りたいです。 粉末の食器用洗剤の液性:弱アルカリ性 粉末の食器用洗剤の成分:界面活性剤(オレイン酸メチルウレート7%)、リン酸塩(P2O5として17%)、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩、酵素配合 コンパクト洗剤の成分:?(手元にないのでよくわかりません) ヤシから作った自然派液体洗剤の液性:中性 ヤシから作った自然派液体洗剤の成分:界面活性剤(16%、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド) このリン酸塩を使った粉末の洗剤、あまりに良く落ちるので便利で使っているのですが、逆に環境に悪いのじゃないかという不安を持ってしまいました。ヤシから作った洗剤よりは環境に悪いでしょうが、市販のコンパクト洗剤よりも圧倒的に環境に悪いのなら考え直そうかと思っています。どうぞよろしくおねがいします。
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環境への負荷をどのような観点からかにもよるのですが、リンの富栄養化に対しての配慮であれば、リン酸塩の含まれていないものをご使用になればよいと思います。 それ以上にトータルで環境への負荷をお考えになるのでしたら、いわゆる合成洗剤より石鹸をご使用になることをお薦めいたします。 今回比較に出されている洗剤の成分である界面活性剤はすべていわゆる合成洗剤です。石鹸に比べてその毒性が問題視されています。私も石鹸から合成洗剤に代わる過程で、自然生態系への悪影響、自浄作用の低下があったのではないのかと関心をもっているところです。 粉末の洗剤のリン酸塩以下は、界面活性剤の働きを補助する成分です。これらがなければ、その界面活性剤の働きそのものが弱くなるということです。 コンパクト洗剤は各メーカでさまざまな合成界面活性剤を組み合わせていますので、一つ一つ検証しなくては比較のしようがないと思われます。合成界面活性剤は、新しいものが常に開発されていると思います。その安全性についての検証はどうしても後手になるのがこれまでも経緯だと認識しています。 最後に、「やしから作った自然派」とおっしゃっていますが、原料がやしからとった油脂であると言うだけです。自然のものを使っていると言うイメージだけです。工業生産に供給できるだけの量を天然やしだけでまかないきれると思われますか。やし畑を作るために多くの森林が切り開かれました。やし油が使われるまでは、食肉産業から出てきた動物性油脂が使われていました。すなわち、やしの実洗剤とは、森林を切り崩し、これまで資源として使われていた動物性油脂を産業廃棄物に変える役割を果たしているのです。
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現在の下水処理技術では.燐を除くことができません。 SS1、n1/50、p1/200が減らすことのできる分量の目安。 珪酸(泥)はまったく除去できません。 したがって.燐負荷が高い環境に悪影響を及ぼしやすい潜在であろうと見当はつきますが. さて.主成分の界面活性剤の環境負荷は.どう考えて良いかわかりません。
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回答ありがとうございます。 リン酸やケイ酸のことについて全く知らない素人なので、回答を参考にいろんなWEBページをみてみました。リン酸やケイ酸は「生物にとって必要だけど、多すぎると環境バランスを崩す」といったものなのですね。肥料にも使われてますもんね! 素人からすると成分表示は何がなんだか見当もつかないものなので…。結局「環境にやさしい」とか「自然派」とかのうたい文句を信じるしかないのかなーと言う感じで嫌なんです。そのリン酸塩使用の洗剤は「業務用!」といった外見のため、そういったうたい文句がラベルに何も書いてないんです。 もうちょっと調べてみようと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 「環境」と一言でくくり切れない難しい問題なのですね。 これから買うときには、合成洗剤であるかどうかを確かめてから買おうと思います。ヤシから作ったものは(私個人でですが)手が荒れないので漠然と自然にもやさしいのかと思っていました(実際ラベルにも「手肌と地球のために」と書いてあるのです)。 回答を参考にさせていただいて、手の荒れ・使いやすさ・環境への配慮をトータルで考えて選んでいこうと思います。大変勉強になりました。