食器用洗剤はＣＭＣの何倍？

質問

シャンプーやボディソープに含まれる界面活性剤は，凡そ臨界ミセル濃度（ＣＭＣ）の５～６倍程度と聞いたことがあります。

食器用洗剤は，ほんの少しスポンジに取るだけでずっと食器洗いができ，シャンプーなどとは比較にならないほど高濃度の活性剤が含まれているのではないかと思います。

具体的に，食器用洗剤の界面活性剤は，ＣＭＣの何倍程度でしょうか？　当然個体差はあると思いますので，業界での常識的な値を教えていただければ幸いです。

どうぞ，宜しくお願いします。

回答No.1

ss79 · ベストアンサー

ＣＭＣというのは臨界ミセル濃度といって、界面活性剤がその特性を発揮する最低濃度を指します。
これは界面活性剤の化学構造により固有のものですので、化学構造が異なれば変わります。
市販の界面活性剤は多くの場合、数種類の混合物ですからＣＭＣは特に問題視することはありません。

市販の洗剤は一般にＣＭＣの数百倍の濃度と考えて間違いありません。
実用時、汚れなどで界面活性剤が消費されますから有効な濃度を保持できるようにしてあるのです。
最初にＣＭＣ濃度で使い始めたらすぐに界面活性を失ってしまいます。

各洗剤に添書してある使用量をご覧になり汚れ具合により増減してお使いになるのが正しい使用法です。
一般的には泡立ちのあるのはまだ有効濃度と思ってよいでしょう。

お礼

> 一般にＣＭＣの数百倍の濃度

よく分かりました。ご回答ありがとうございました。