- ベストアンサー
値引きについて
ちょっと初歩的なことでお恥ずかしいのですが、教えて下さい。 取引先のお客様と商品の値引き交渉時などでよく「原価率を上げる(例68%→74%)」という言葉が勤務先の営業マンの口から出て上司の承認を求めているのですが、これはどのような意味なのでしょうか。 それから、この原価率を使った値引きの計算式や具体例などあれば教えて下さい。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんばんは 基本的な考え方はお判り頂いたようですね。 会社の会計処理方法によって、販売管理費の定義が変わります。 一般的には、営業や総務関係の事務所経費(人件費+什器備品費+賃借料等)を販売管理費(一般管理費としているところもあります)としています。 御社の場合だと、住宅の建設費や設計費用は原価に該当すると思います。 (場合により設計費は販売管理費にもなります) 損益分岐点は収支が’0’となるために必要な売上や原価率を求める計算式です。 利益を原価率で表すと、 利益=売上×原価率-販売管理費 となり、販売管理費が判ると計算上必要な売上や原価求められます。 業種により管理費は異なりますが、20-30%位でしょうね。 決算書の損益計算書を見れば判ります。 原価率を6%悪化させて受注すると、6%分の利益が無くなります。 3000万円の住宅を販売した場合Masa-iさんの計算の通り180万円の純利益が無くなります。しかし一応780万円の粗利を得たことにはなります。 原価の悪い仕事で目標の利益をあげるためには、販売量を増やさなければなりません。 この様な現象は「デフレスパイラル」とも言われどんどん値引きされることによって、利益が出ないために、売上を確保するため、また値引きを繰り返す現象を言います。参考に損益計算書に関するURLを示します。
その他の回答 (1)
- yumityan
- ベストアンサー率60% (132/220)
こんばんは デフレスパイラルで企業経営はとても大変な状態になっていますね。 利益は簡単に言うと 利益=売値-原価-販売管理費 となります。 原価を売値で割った値は原価率です。 販売管理費はほぼ固定費と考えられますので、原価率が高くても、売り上げが多ければ利益が出ることになります。 逆に原価率は良好でも、売り上げが少なければ結果的に、利益が出ないことになります。 このように利益を確保するためのパラメーターは原価と売り上げで、このバランスが重要です。 通常支店単位では、本社の管理費や支店の販売管理費を負担しなければならないので、支店レベルで10%の利益を残すためには、原価率の目標を68%位は妥当な水準だと思います。どこも売り上げが少ないため、原価を目標より下げて売り上げを確保しようとするため、デフレスパイラルへと突入してしまいます。 結果的に自分の首を絞めてしまい、昇級が出来なくなったりします。
補足
こんばんは。先日は丁寧な回答どうも有難うございました。 返信が遅くなった上に申し訳ございませんが、補足回答をお願いできればと思います。 私の勤務先は住宅関連の販売施工会社(支店)になります。 先日のyumityanさんの回答でいきますと 利益=売値-原価-販売管理費 とのことですが、この販売管理費というのは、どれくらいの範囲の費用なのでしょうか? 社内の営業マンや設計士の人件費・必要経費なども含めてなどを指すのでしょうか? 先日の例をもとに式を作ると下記の通りで良いですか?(68%→74%) この値引き計算でもっと早く算出できる手順があれば教えて下さい。 (営業マンがかなりの速さで金額を算出していたので・・) \3,000,0000÷\20,400,000=68% (売価) (原価) (原価率) \30,000,000×74%=\22,200,000 (売価) (原価率) (原価) 96,000,000-7,800,000=1,800,000 (値引き後の利益) 原価=定価×原価率 定価=原価+利益 それから質問尽くしで恐縮ですが、「損益分岐点」と 「デフレスパイラル」の意味を簡単で結構ですのでお願い致します。
お礼
こんばんは。 前回に引き続き、わかりやすい回答をどうも有難うございました。 頂いたURLも大変参考になりました。 また何かありましたら、是非今後とも宜しくお願い申し上げます。 ご挨拶が遅くなりまして申し訳ございませんでした。(使用PC不具合だった為)