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延命治療について

看護師の著作を読み、お年寄りがまともな死を迎えることがないと言う現状を知りました。 多くの病院では、一回心臓が止まるとしなくても良い蘇生をして、肋骨をバンバン折るとのことですが、実際にそうなのでしょうか。 自分自身が無理な延命などして欲しくないと考えるのですが、延命治療に関する日本の考えはどうなっているのでしょうか。 かなり、むごい残忍な形で治療?が行われているとしたら、恐ろしく感じます。皆さんの考えをご教授下さい。

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  • KAAZ
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回答No.6

#3です。おはようございます。 最高の保護法益である生命・健康状態を護るための「専断的医療行為(患者様の意思確認が取れない時には、命を長らえたい、助かりたいと思っているに違いない と言う推定的同意を得た としておこなう、専門家の専門的な状況判断に基づく医療行為)」に関してですが―― ご指摘のような問題点(不必要な医療費使用としての経済的視点も含め)の存在する「延命処置」について、 最近では医師会の中にも、「原則的に延命をおこなうようになっているからいけないのだ。長期経過を辿っているようなケースの場合は、延命は“原則的にはおこなわない”事とし、延命を望む方だけに“延命処置”をすべきなのではないか」という意見もあります。 私はこの逆転的発想には「なるほど!」と感心させられました。今まで思っていたモヤモヤが取れるような感覚を受けました。(その後も実際に仕事でおこなっていることは変わりませんが、心が晴れたような気がしています。) そんな「原則おこなわないべき」との見解もありますことを申し添えておきますね。

sinkyou
質問者

お礼

再度回答いただき、ありがとうございます。私は、介護でコミュニケーションに行き詰まった時に、カウンセリングを学びはじめました。人の心や考え方を理解することが大事であると気づかされました。クライエントに合わせ、教育、経営、経済、医療、福祉…など専門家でもありとあらゆる知識や情報を身につける必要性が出てきたと思います。KAAZさんと質問を通じて良い「縁」が持てたこと、有り難く思っております。医療技術が高度になったことで、「寿命」というものが、延命処置により、自然死とは何か?など専門家であるKAAZさんが、問うていただき、医師会として人の死とは何か話し合った頂けると、また新たな見解が生まれ、それによって築かれるターミナルケアが生まれるものと思います。是非、前向きに専門家の皆さんが検討していただければと思います。

その他の回答 (5)

回答No.5

延命治療にも色々あります。質問の中にあるような心臓マッサージも延命治療ですが、嚥下障害になれば、胃瘻を作るのも、延命治療になりますし、脱水になれば、点滴をするだけでも延命治療になります。 家族は金銭的な面だけで、希望しない場合もあります。私は、食事が取れなくなれば、餓死させてもいいのか?という疑問がいつもあります。脳梗塞で嚥下ができなくなることも、珍しいことでは有りません。医師は現在の状況と予後を説明しますが、家族は何もしないで欲しいという場合がありますが、それは餓死させてくださいととっていい?わけではないと思い点滴などしていると、何もしないで欲しいと伝えたのにと文句を言ってくる場合も、時々あります。今の状態を説明しますが、それでも、餓死させてくださいとまでは言いませんが、点滴も中止してくださいという家族もそこそこいます。このような場合には、一時的に点滴をして、胃瘻を作れば数年間生きる場合が多いですが、難しいですね。ご老人には悪いですが、家族にもうあなたは必要とされていないんだね、と思いながら中止します。後味は悪いですが、しょうがないです。 心肺蘇生に関しても、色々な状況があります。 例えば、本人が蘇生を拒否することを、一緒に住んでいた家族に伝えていて、こちらもそれを了承していて、全く蘇生処置もせず、静かに最期の時を迎えているときに、全くこれまで面倒を見なかった、息子や娘がやってきて、「何で蘇生してくれないの?見殺しにしたの?」とか言う家族も、そこそこいます。その後、兄弟喧嘩が始まる場合もあります。揚げ句の果てには、訴えるという家族もいます。どうしましょう? 突然の心肺停止時には、心肺蘇生は必ずします。私も、心臓マッサージを100回以上してきました。実際心臓が止まっている状態のときに、体血圧を保って、脳に血液を循環させるような心臓マッサージをすると、肋骨が折れることは多いです。折れないようにするのは、かなりなれていないと無理かもしれません。また、患者が高齢者である場合は、容易に折れます。 おっしゃられるように、バンバン折れます。(確認はしてませんが、ミシミシ手に伝わります。) 自分自身が延命措置を希望しなくても、延命措置をするかどうかを決めるのは、あなたに権利はありません。だって、意識が無いのですから。 その際には、残された家族や子供が決めます。いくら本人が延命を拒否したところで、家族や子供が希望すれば、こちらも「出来ません」と強く言えません。 どうしてもと言うのなら、弁護士と相談して「公正証書」などを作れば可能かもしれません。公正証書にそういうことを書くことを、公正証人が、許可するかどうかは確認していませんが、そのような本人が、確かに希望し、こちらも訴訟に耐えることが可能であるような文書があれば、家族が蘇生を希望しても、拒否できるかもしれません。 関係ないかもしれませんが、私の数少ない経験ですが、脳幹部梗塞の患者が入院してきました。自発呼吸が止まるのも時間の問題なので、気管切開し、人工呼吸しました。2週間ぐらいすると、家族が看病疲れしてきて、呼吸器をはずして欲しいと伝えてきました。脳外科医が、よくなるかもしれないことを伝えましたが、お金が無いのでこれ以上治療はして欲しくないと、本人の横で、医師に強く言いました。医師は、頑としてそれは出来ないといい続けました。家族は訴えるといい、来るたびに患者の横で諠譁になりました。 数ヶ月もすると、脳幹部梗塞の浮腫が引き、結局その患者は、自発呼吸も戻り、歩いて家に帰りました。退院するときにその患者は、脳外科医に言いました。「あなたが見捨てていたら、私は終わりだったよ。耳は聞こえていたから、聞いていて辛かった」と。。。 難しい問題ですよ。 色々な、状況があり、家族の気持ちも時間と共に変ります。 あと、心臓マッサージを一度する機会があれば、そのしんどさがわかります。1時間も続けられません。15分も一人ですれば、手が取れそうになります。

sinkyou
質問者

お礼

私はグループホームで、前代未聞のターミナルケアを経験しました。アルツハイマーの方でした。脳外科で延命を家族が希望していないと言うことでホームに帰されてこられたのです。 カルテを書きながら一夜その方をメインに介護をしました。 私の身内も高齢でを言われましたが、胃瘻に一族否定し、そのまま一生を終えました。 老人保健施設でも胃瘻されていた方がいらっしゃいました。家族も全く来ずにベッドに当人が入浴、排泄高官以外寝かされているだけ、植物状態のまま、家族はまかせっきりの状態に、その方の今とは何であるのかと考えさせられました。「人」として、人生を全うすることの意味を理解するのは難しい事ですね。

回答No.4

>一回心臓が止まるとしなくても良い蘇生をして、肋骨をバンバン折る 「しなくても良い」とは誰が決めるのかが問題ですね。 患者様ご本人やご家族の意思が予め明確で、病院側に「万が一の場合は蘇生は不要」と伝えていたにも関わらず一方的に蘇生されたのなら、 >かなり、むごい残忍な形 といえるでしょうね。 でもそれを伝えていなかった場合、病院側のほうで勝手に「この人はもういい年だから蘇生やめよう~」なんて判断できません。それこそ訴えられちゃいます。 ですから現在では、ある程度の年齢の方が入院されるときは「万一の場合はどうしますか?」と方針を伺うことが多いです。でもこの問いにも不快感を持たれる方もおられますし、難しいところです。 >自分自身が無理な延命などして欲しくないと考えるのですが 入院することがあれば、予め病院にその意思を伝えておきましょう。事故などで意識不明で運ばれることもありますから、ご家族にも日頃から話しておきます。 ただし「無理な延命」というのがどこからどこまでを指すのかがこれまた難しいところです。。。

sinkyou
質問者

お礼

私の質問の内容の看護師は私の師に当たる方になるのですが、スウェーデンでは、経口で食事を食べられるときには点滴をしない、経口出来なくなれば、その時に点滴を用いるとのことでした。 確かに日本とスウェーデンの医療では差がありすぎます。 経口での摂取が出来ずに、経管栄養を用いるだけの延命は人として生きるという観点からは、先生(師)の話から考えると、無理な延命に当たるのではないかと思います。私が、質問のお礼に意見を述べると議論になったりして困ることがあるのですが、。先生の意見も一つの考えであることとしても、難しい問題の一つではありますね。ご意見ありがとうございました。

  • KAAZ
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回答No.3

死に際をお家で迎えられる方が殆どいなくなってしまっているのが現状です。 病院というのは基本的に、延命や健康状態増進を目的とした医療施設です。ですから、自分らしく善い死に方をしたいのであれば、私は終末期はお家で過ごすのが一番だと思います。 病院にいるかぎり、Dr.やNs.は何かして差し上げられる事はないか 常に考えています。 それを拒みながらも「病院にいると何となく安心だから入院させている」という風潮は間違っていると感じます。 ご本人・ご家族の両方が延命拒否の意志を明確にしている患者様以外には、延命処置をおこなうのが普通です。医療側にはそれをおこなう義務があるからです。 1時間くらいでご家族が駆け付けられるような地理状況であれば、お子さんや親類が駆け付けるまでの間は胸の中に手を突っ込んででも心臓を動かし続け、「最後に会わせてあげたい」と思うのは間違いでしょうか? ご本人ご家族が、前もって話し合いに乗ってくれる患者さんの場合は、御意思を尊重します。 でも、ご本人には既に判断能力が充分ではなくて、ご家族は「すべてお任せします。」と言ったきり一度も見舞いに来ないような そんなケースも沢山あります。 繰り返します。医療機関は出来る限りのことをして、一秒でも多く生命活動を営んで貰うための施設です。 安らかな死を迎えるのには、在宅で看取りのために「かかりつけ医」を呼んで、家族に囲まれながら逝くのが一番のように思います。ご参考まで

sinkyou
質問者

お礼

私はグループホームで、ターミナルケアを経験しました。アルツハイマーの方でした。脳外科で延命を家族が希望していないと言うことでホームに帰されてこられたのです。一夜その方をメインに介護をしました。 家族と本人さんは会うことが出来ました。家族に看取られて一生を終えると言うことは重要な意味があると思います。 心のこもったご意見をお聞かせいただきありがとうございました。医療費の質問させていただいたときの専門家の方が私をつぶさんばかりの回答に思ったことを素直に言えない医師の方もいらっしゃると、とても心を痛めていたところです。 命の大切さを生きるという人生のテーマの中で大切にしていきたいと思います。ありがとうございました。

回答No.2

自分の祖母が高齢で死に際した時ですが 一度延命治療が行なわれました。 しかし、その時の担当医師は「今度、また心停止するような事があれば延命はしないほうが良いと思います」 「これ以上延命しても骨が細く弱いので骨折してしまう可能性が高いし苦しむだけです」 「どうなさいますか?」と聞かれました。 結局、必要以上の延命は、 これ以上しない方向でお願いしました。 数週間後、眠るように他界しました。 今は病院も医師も選ぶ時代です。 インフォームドコンセントがしっかりしていて 治療方針の説明がきちんと出来ているところを 選ぶ事です。 親戚にも看護師おり、友人にも看護師がいますが その病院や医師により対応は大きく違うといっています。 著書にする場合、真実(ドキュメント)であっても 多少誇張しないとアピールできない場合や 古い記録の事も多くあります。

sinkyou
質問者

お礼

著書は私の師に当たる方です。研修の折りに話を伺い、その後に、先生の本を読み、看護師大勢の中の研修でしたので誇大・誇張はないとは存じますが、地域での研修でしたので、広く意見を伺いたく思い、質問するに至りました。

  • wan-chan
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回答No.1

私の父は、医師から確認されましたよ? 心停止したときに、心臓マッサージしますか?と。 父の場合、かなり痩せていましたので、 やはり、医師からは、 「でも、痩せてるので、あばらが折れる可能性がありますので、私としては・・・」 という感じで、延命治療をしないことを示唆しておりました。 あと、それ以前から、肺炎を起こしていたので、 状況が悪化したら、呼吸器を付けますか?ときかれました。 その時も、つけない方向で答えました。 なので、医師だけの判断で延命することはないと 感じていますが、実際のところはわかりません。

sinkyou
質問者

お礼

介護職員として、また身内のターミナルケアに関わり、また私の師である方の著書に延命のことが触れてあります。そこで、この質問をごらんになって、ご意見を伺おうと思いました。いろんなご意見を聞いて対応に対して、受け止めることが出来るように、出来ればとの意味も込め質問させていただくに至りました。 ご意見をお聞かせいただいたことありがとうございました。

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