スペースデブリが何物かについてはもう十分だと思います。
これが何で問題になるか、なのですが、
一つには「相対速度」というものがあります。地球の衛星軌道速度はほぼ「毎秒7.9キロ」という高速ですが、これは「戦車の砲弾よりも高速」で、小さな破片がぶつかっただけでも宇宙船や衛星、探査機などを「木っ端微塵」にしてしまう可能性があります。
二つ目、既にこれらのデブリは既に「相当小さいもの」になっており、地表からのレーダーでは捉えきれなくなっています。捉えられるものなら「その軌道をよけた軌道設定すれば安全」なので、問題ないのですが把握しきれていない場合は「大事故」の危険があります。
三つ目、これらのデブリと衛星が衝突した場合に「二次デブリ」「三次デブリ」などが発生する可能性が高く、宇宙が「デブリで覆いつくされる危険」があります。これを「ケストラー・シンドローム」といいます。