• 締切済み

宇宙で使う機械の汚れ方

装甲騎兵ボトムズに登場する「スコープドッグ ラウンドムーバー装備」のフィギュアに汚し塗装をしようと考えています。 酸素のない真空中では錆は発生しない、スペースデブリの衝突で細かい傷はたくさんつくくらいは考えられるものの、いまいち宇宙での汚れ方のイメージがわきません。 ロケットエンジンは煤けるものなのか? 宇宙で関節などからオイルがにじんだ場合、どう汚れるのか? スペースシャトルの写真を参考にしようかと思いましたが、あれは往還機なので大気圏再突入時の熱による変化が加わってそうだし……。 宇宙に詳しい方、よろしければアドバイスしていただけると幸いです。

みんなの回答

  • Scull
  • ベストアンサー率26% (248/951)
回答No.3

宇宙では「オイル汚れ自体がありえません」。なぜなら、こういう液体は真空中で蒸発してしまうから。グリースのような硬い油脂分でも、揮発成分だけが抜けてあっという間にボソボソの「固形ワックス」みたいになってしまいます。 それではオイル抜きで駆動するかというと、そうもいきません。真空中で磨かれた金属同士(駆動部分はたいてい相互の摩擦で磨かれてしまいます)が密着しますと、「圧着」といって分子レベルでくっついてしまいます。駆動できないのです。ですから真空中の潤滑には「金」のような「蒸発はしない(融点の高い)金属でなおかつ、十分やわらかい固体」が使われることになります。「オイルのような液体汚れ」を入れてはリアリティもくそもなくなると思います。 ロケットエンジンも燃料によってはすすけます。推進用ロケット部分には煤けがあってよいと思います。ラウンドムーバーの「スラスター(噴射式)モーター」部分には煤けは必要ないでしょうが、推進用ロケットモーター部分にはあるといいでしょう。 真空中では紫外線などが地表よりも多く当たります。当然ですが塗装の劣化も激しいでしょう。光の当たりそうなところ(上下左右いずれからも当たる可能性があるので注意が必要です)とそうでないところの「日焼け(褪色)」を地上よりも大げさにしてみてはどうでしょうか。エッジ部分から劣化が進み、剥落していたりするといいかもしれません。塗装技術の進んでいなかった、太平洋戦争中の日本機が参考になると思います。 ほかにも「地上では考えられない機体下面に足跡」などがあると、無重量が表現できませんか?

sin_the_13
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >真空中の潤滑には「金」のような「蒸発はしない(融点の高い)金属でなおかつ、十分やわらかい固体」が使われることになります。「オイルのような液体汚れ」を入れてはリアリティもくそもなくなると思います。 難しいところですね。一般人には理解しにくい真のリアリティを表現するか、わかりやすさを重視してそれっぽい表現にするか? >「日焼け(褪色)」を地上よりも大げさにしてみてはどうでしょうか。エッジ部分から劣化が進み、剥落していたりするといいかもしれません。 これは大いに参考になります! 退色表現をちょっと過剰気味にやってみようと思います。

  • K-1
  • ベストアンサー率21% (832/3844)
回答No.2

武装は実体弾がほとんどですが、炸薬は液体火薬ですので火薬のススとかは無いですね。 動力は化学反応を使ったマッスルシリンダーですから、排気とかもあるわけでなし。 ATは気密能力が無い解放系だったはずですので、エア漏れがどうのというのもなかろうし。 ラウンドムーバーは大気圏内でも使用していましたので、液体燃料ロケットモータと思われます。 ススはないでしょうけど、何か燃えカスのようなものは付着するかもしれません。 パッキングから漏れた液体オイルとかは装甲のスキマから球状になるでしょう。 浮遊しているそれが、機動中の本体に付着するというのが考えられるかもしれません。 ですから、滲んだようなというより、しぶきが付着したような感じかも。

sin_the_13
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 設定上、内燃機関を主動力にしていないATの汚れは使用環境によるものが多いはず、と常々考えていたのでとても参考になる回答です。 >ラウンドムーバーは大気圏内でも使用していましたので、液体燃料ロケットモータと思われます。 ススはないでしょうけど、何か燃えカスのようなものは付着するかもしれません。 燃えカスというと、液体燃料にごく少量混じっていた不純物が燃え残って付着する感じでしょうか? >パッキングから漏れた液体オイルとかは装甲のスキマから球状になるでしょう。 浮遊しているそれが、機動中の本体に付着するというのが考えられるかもしれません。 ですから、滲んだようなというより、しぶきが付着したような感じかも。 極小サイズの泥跳ねをイメージするといいかもしれませんね。

  • Elim03
  • ベストアンサー率23% (146/632)
回答No.1

 スコープドッグの場合、宇宙戦闘のみならず、地上戦闘も行うのですから、「歴戦の勇士」というコンセプトでウェザリングを行うのも手だとは思いますが、質問意図からはずれますね(^^ゞ。  現行の液体燃料ロケットエンジンは、水素と酸素の化合によるものですから、「水」は出ますが、煤は出ないでしょう。ただ、ノズルが加熱されて変成する可能性はあります。  なお、関節からオイルがにじむような柔な気密設計では、中の人間は危なくてしょうがないような気もします。  また、デブリが衝突でもしようものなら、「傷」では済まないでしょう(大破)。  ただ、いくら宇宙戦闘用のスコープドッグとはいえ、どこかのハンガーでメンテナンスを受けるはずですから、そこでの汚れということであれば、通常重力下の通常大気の中での汚れと同じ概念でOKだと思います・・・が、それでは面白くないんですよね???  倒した敵から吹き出したオイルや血であれば、真空中では球形になって飛散しますので、それをもろに浴びたという設定であれば、「大小の丸いオイル・血液汚れ多数」になるでしょう。

sin_the_13
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >ただ、ノズルが加熱されて変成する可能性はあります。 ノズルが焼きついて変色したような表現が思い浮かびました。焼鉄色でノズルの末端を塗るといい感じかも。 >なお、関節からオイルがにじむような柔な気密設計では、中の人間は危なくてしょうがないような気もします。 スコープドッグの気密性はほぼなく、生命維持機能はパイロットスーツだのみとされているので、表現的にはそれでも大丈夫かと思います。そんなマシンに自分が乗りたいか?といわれれば乗りたくありませんけど(笑)。   >また、デブリが衝突でもしようものなら、「傷」では済まないでしょう(大破)。 よくよく考えたらATはとても小さいので微小なデブリでも損傷大ですね(汗)。隕石に取り付いて隠れたときにこすれた傷くらいの表現が妥当かも。 >ただ、いくら宇宙戦闘用のスコープドッグとはいえ、どこかのハンガーでメンテナンスを受けるはずですから、そこでの汚れということであれば、通常重力下の通常大気の中での汚れと同じ概念でOKだと思います・・・が、それでは面白くないんですよね??? できれば、宇宙空間で着いた汚れや傷の表現にこだわりたいところです。 >倒した敵から吹き出したオイルや血であれば、真空中では球形になって飛散しますので、それをもろに浴びたという設定であれば、「大小の丸いオイル・血液汚れ多数」になるでしょう。 丸いオイルや血の跡ですか。ドスの効いた機体になりそうでいいですね! この表現はぜひ使わせていただきたいです。