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「周り」と「辺り」の使い分けを教えていただけますか。
「彼は辺りの美しい景色に目もくれず、目的地に向かってひたすら道を急いでいます。」という文があって、その中の「辺り」を「周り」にしたら不自然だと言われます。その理由は分からず困っています。 何方か教えていただけますか。 よろしくお願いします。
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厳密に言うと、文脈と、意図する意味によると思います。 ですが、基本的には、「辺り」は「漠然とした辺り一帯」というニュアンスがあり、「周り」は「自分に近いもので、わりと具体的な対象」というニュアンスがあるような気が私はします。 極端に言うと、「周りの景色」は「標識、緑色の家、赤いシャツを着た通行人」などを指し、「辺りの景色」は「遠い山々、点在する緑や青や黄の家々、通り過ぎる老若男女」を指すとでも申しましょうか。「辺り一帯」とは言いますが「周り一帯」と言いませんからね。 で、ここでは「美しい景色」とあるので、具体的な物体というよりも「より漠然とした風景」という感じがするので、「辺り」のほうがしっくり来ると思います。 ただ、検索エンジンで「周りの美しい景色」という表現を検索すると、かなりヒットはしますけどね。
お礼
そういう区別がありますか。 とても勉強になりました。 これで納得できました。 ucokさん、ありがとうございました。