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感覚遮断
感覚遮断の実験の際、乳白色のゴーグルをかけますが、何故乳白色なのですか
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乳白色のゴーグルというのはピンポン玉を2つに割ったやつのことでしょうか。 だとしたら,それは簡易版ガンツフェルト装置でしょう。 ガンツフェルト(Ganzfeld;【独】全体野)とは, 閾値以上の光刺激が存在しているのに全域にわたって等質なために対象の知覚が成立しない視野のことです。 本格的なものとしてはプラネタリウムのような半球面の内部を一様に照明して 被験者が首を突っ込んで観察する装置といったものもありますが, ピンポン玉ゴーグルを装着することでこれに近い状態を作ることができます。 目隠しを用いた感覚遮断実験もあるのですが, 覚醒状態で目を開けたまま視覚刺激を制限する方法としてピンポン玉ゴーグルが用いられていると考えてください。 何色であっても時間経過とともに色の印象は失われていくはずですが, 乳白色の場合,実験終了後に補色残像のような影響が出にくいと思われます。