- ベストアンサー
強酸とたんぱく質について
自分で調べても今ひとつはっきりしないので質問します。 よく塩酸や硫酸が皮膚につくと危険だと言われますが、これらの酸はたんぱく質を溶解させるわけでは無いということは、どの様な人体に危険な反応を起こすのでしょうか。 もし酸によって異なるのなら、塩酸、硝酸、硫酸と王水に関してお願いします。 あと化学と少々異なるかもしれませんが、胃酸に塩酸が含まれることは、消化にどのような貢献をしているのかについても出来れば説明をお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
酸や塩基によってタンパク質の立体構造が不可逆的に変化する「変性」という現象が起こります。化学やけどとも言うような状態になります。 また、硫酸の場合、脱水作用により実際に発熱しますので大変な傷になる可能性があります。 塩酸硫酸は薄ければ水道水でながせば何も問題ありません。硝酸の場合は薄いばあいは皮膚が黄色く変色します。キサントプロテイン反応と呼ばれるタンパク質の反応です。これ自身はたいした問題ではありません。 胃酸中の塩酸は、胃の中のpHを低くすることで、胃の消化酵素ペプシンがもっともよく働くpH(最適pH)にする働きがあります。
その他の回答 (1)
- yatagaws
- ベストアンサー率21% (73/333)
回答No.2
濃硫酸は100%近く、水分を吸うのでタンパク有機物は分解されます。従って皮膚につくとやけど黒い部分は主として分解炭素がでる。塩酸も同様の作用があるのでしょうが、濃塩酸は30数%ですので、比較的症状が低くすぐ大量の水であらえば何とかOK.濃硝酸は60数%なのでかなりタンパクを分解して黄色くなります。王水はさらに症状が悪くなります。硫酸でも20-30%(車のバッテリー液)だとひりひりするぐらいですぐにあらえばなんとかOKです。