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村上春樹ファンの方 ねじまき鳥について(長文)

こんばんは。村上春樹作品が好きな女子大生です。 「ねじまき鳥クロニクル」を読み終わりました。 この作品の中に ある「簡単なものを誰かに説明するというのは、ある場合にはぜんぜん簡単なことではないのですね。たとえば『象の鼻はすごく長い』みたいなことだって、いつどこでそれを口にするかで、まるっきりウソになったりするでしょう」(第3部1笠原メイの視点) という文がとても印象的で惹かれたのですが・・・ 村上ワールドを全く好きではない人に論理的に説明できませんでした。そこで 1.簡単なものを誰かに説明するというのはある場合にはぜんぜん簡単でないなと思ったことがある方、それはいったいどんなことでそう思いましたか? 2.「象の鼻はすごく長い」ことがまるっきりウソになる場合や状況とはどんなとき? をぜひ教えていただきたいのです。 もちろん、明確な答があるわけではないので100人いれば100の回答があると思います。 村上さんの小説は難解で、すべての言葉に深い意味がこめられているとは限らないとも思うのですが・・・ どんな意見でもいただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。

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回答No.3

こんにちは、村上春樹ファンです。答えはもうほとんど出ているのですが、春樹ファンなので答えずにはいられません。 1.そうですね、1+1=2を説明できますか? 「だって1+1は2じゃないか」というのは答えになっていません。あるいは倫理的に「戦争は悪だ」というのもかなり難しい問題です。 2.象の鼻が長いとは思っていない人が自分以外にまわりにいる場合でしょう。僕は、象の鼻は「すごく」長いとは思いません。「普通に」長いと思います。つまり、価値判断基準によって変わりますね。 >村上さんの小説は難解で、すべての言葉に深い意味がこめられているとは限らない とのことですが、すべての言葉に深い意味が込められていない小説とはどのような小説でしょう? 答えてみてください。答えづらいですね。 なんだか権威のある先生とかが「この作品の意味はこうだ!」と言ってしまうと「そうなんだ!」と思ってそれから先に「自分の問題」として掘り下げられない場合があるのです。これは本当に厄介な問題で、この危険から逃れて柔軟な発想をもつことはかなり難しいですね。村上春樹自身が言うように、村上春樹作者自身にも分からない問題をたくさん小説に残しているらしいです。それが彼の本の魅力ですので、まあ、難しいことは考えずに楽しんで読みましょう。でもそういうとアンチ村上春樹から「問題から逃げている!」とか言われるんですよね。そんなのほっときましょう。

uuua
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 1+1=2も戦争が悪だというのも説明は難しいですね。 『「普通」に長い』ということは考えつきませんでした!「すごい」じゃない長さもあるということに気付かされました。 そうなんです!私の通っている大学の某有名作家が文学の授業で「村上春樹は投資価値はあるが文学的価値はない」(というようなこと。私には端的にこう聞こえました)といっていました。 参考程度にとどめて、ほっときます。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#37852
noname#37852
回答No.2

どんな意見でも・・・ということなので個人的見解ですが(春樹さんは読者の個人的見解を尊重する作者ですね)。 >1.簡単なものを誰かに説明するというのはある場合にはぜんぜん簡単でないなと思ったことがある方、それはいったいどんなことでそう思いましたか? 自分にとっては自明の理で、感覚的には理解できているのに、言葉にして他の人に伝えようと思うとなかなか難しい。 uuuaさんにとっての「という文がとても印象的で惹かれた」が、「村上ワールドを全く好きではない人に論理的に説明できませんでした」も似ているような気がしますが。 >2.「象の鼻はすごく長い」ことがまるっきりウソになる場合や状況とはどんなとき? やっぱり#1さんのような感じでしょうか・・・・ 比較するものとか、前提条件によって。 象は春樹さんの好んで使うキャラクター(?)ですよね。 だから象が急に出てくるのではないでしょうか。 言い換えれば、「富士山はすごく高い」とか「新幹線はすごく速い」とかでもいいのかも。

uuua
質問者

お礼

なるほど~。 自分にとっては自明の理で、感覚的には理解できているのに、言葉にして他の人に伝えようと思うとなかなか難しい。 私が説明できないことそのままですね。 村上さんは象がすきなんですね。 ありがとうございます。とても参考になりました。

  • emptyroom
  • ベストアンサー率33% (9/27)
回答No.1

ちょっと質問の答えからは外れているかも知れませんが、 私の意見を少々。 象を知らない人に「象は鼻が長い」と説明した所で、 結局その人は正しい象を想像することはできないだろう。 ってことですかね。 もしくは、我々にとって象の鼻は比較的に長いのであって、 もし象よりも鼻の長い動物に囲まれて育った人がいたとしたら、 その人にとって象の鼻は短いわけです。 実際には、私は象より鼻の長い動物を知りませんが、 例えとしてはそういうことじゃないですかね。 つまり彼がいいたいのは、 「言葉は不完全である」ということだと思いますね。 他の本にもそんなことが書いてあった気がします。 それを私なりの言葉で説明すると、こういうことです。 「言葉では物事の正確な輪郭を描くことができない」 どうでしょうか? 個人的な意見ですが。参考になれば幸いです。

uuua
質問者

お礼

私も ・象という動物をそもそも知らない人 ・象よりも鼻の長い動物がいる場合 に言う場合、ウソになり得るのかなと思い説明しました。そしたら「屁理屈じゃないか」といわれ・・・(笑) 「言葉では物事の正確な輪郭を描くことができない」 そのとおりですね。 回答ありがとうございます。 すっきりしました。

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