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ねじまき鳥クロニクル(ネタバレ)

私はねじまき鳥クロニクルが大好きで2回読んだのですが 著者の言いたいことがいまいちつかめません(村上さんの 作品は何通りも解釈ができてしまいそうなので、一つの 解釈をしてしまうのはもったいないような気もしまうが)。 私は「人間は孤独に耐えていかなかくてはならないんだ」 と勝手に解釈してしまいました。 ノモンハン戦争の事をよく知らないのですが 以前、村上さんが「この戦争は決して過去のことでは なく現代と結びつきがある」というような趣旨のことを 話していたので、やはり戦争の暴力性と関係があるのでしょうか? みなさんの解釈を教えていただけませんか?

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  • junichi13
  • ベストアンサー率25% (9/35)
回答No.1

はじめまして。 個人的な意見ですが、僕はハルキ文学にあまり深い解釈を求めていません。そこに書かれている文章、文体、世界観に浸れるだけで満足、という読み方をしています。 昔、「村上春樹の物語はすばらしいが、それを読んだことによって、その後何かをやろうとか世界が変わったということはないが、村上龍の物語は、読んだ後に、世界は変わるし、何かをしなければと思ってしまう」といったような解説文を見たことがあります。多分龍の本のあとがきだったと思いますが。 僕もねじまき鳥は、結局なんなの? といった感覚は残りますが、好きで2回読んでます。そしてもう1回読もうかなと思っていたところです。 ただ、河合隼雄氏との対談か何かでは「井戸にもぐって考えること」「壁抜け」がキーポイントだと言っていた気がしますが。人間の深層心理深いところにまで意識を掘り下げていって、どこか別の場所に“壁抜け”“ワープ”“幽体離脱”“意識が飛ぶ”ようなことを表現したかったんだと思います。 「この戦争は決して~結びつきがある」のコメントはノモンハンの戦場に行き、そこで何かの残骸を拾って持って帰ったら、その夜ホテルで大地震が起きたという体験をした(実際には起きてない、春樹氏の錯覚)、というエピソードではないですかね。確か、『辺境・近境』に出てたと思います。

ahono-sakata
質問者

お礼

御回答ありがとうございました。 >個人的な意見ですが、僕はハルキ文学にあまり深い解釈を求めていません。そこに書かれている文章、文体、世界観に浸れるだけで満足、という読み方をしています。 そうですね。私も基本的にはそうです。ただこの作品だけはやはり気になる点が多いです。 >「この戦争は決して~結びつきがある」のコメントはノモンハンの戦場に行き、そこで何かの残骸を拾って持って帰ったら、その夜ホテルで大地震が起きたという体験をした(実際には起きてない、春樹氏の錯覚)、というエピソードではないですかね。確か、『辺境・近境』に出てたと思います。 そうでした!思い出しました。これでした! ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • stripe
  • ベストアンサー率23% (89/374)
回答No.2

こんにちは。 僕も二回くらい読みました。 テーマは「孤独」とか「無常感]なのかな、っと漠然と思ってます。 ちょっとでも参考になればうれしいです。

ahono-sakata
質問者

お礼

無常感。そう言われれば、そのような 気もしますね。結末は特に暗いですものね。 ありがとうございました。

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