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村上春樹「1Q84」のリトルピープルとは?
- 村上春樹の最新作「1Q84」は具体的なモチーフを数多く感じることのできる作品であり、社会的なテーマも散見される。
- リトルピープルは「1Q84」の象徴的な存在であり、その意味については意見が分かれている。
- 投稿者はリトルピープルに関する他の人の考えを知りたいとしているが、まだ明確な説が提示されていない。
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質問者が選んだベストアンサー
こんばんわ。たった今、BooK1,2共に読み終えました。 そうですね、私も「リトルピープル」は「世界~」での「やみくろ」 あるいは、「羊をめぐる冒険」の「羊の亡霊」のようなイメージでは ないかと思っています。 それは(すごく簡単に言えば)、「神」などではなく、個々の人間 の意識の深層にひっそりと存在する「闇」のようなものではないか。 そういうものに対するメタファーとして「リトルピープル」は描かれて いるのではないか、と思います。 それに対し、引き裂かれたままの天吾と青豆の「愛」が果たして、 「闇=リトルピープル」を乗り越え、突破することができるのか? でも、Book2はそれに結論を出さぬまま、(そして物語の結末を 留保したまま)終わっています。 質問者様がご指摘のとおり、私もこの物語は必ず続編があると確信 しています。また、これも質問者様ご指摘のとおり、この「1Q84」は 過去の村上作品には見られないほど、具体的で分かりやすい表現を 行っています。「リトルピープル」の正体もきっと「Book3」でその 全貌が明らかになるでしょう。 個人的には「青豆さん(ファンになりました)」は生きていて欲しいです。そういう意味でも続編をい切望しています。 ああ、それにしても村上春樹さんの小説はホント、毎回毎回、魂ごと 「村上ワールド」という名の異次元世界に持っていかれますね。 しばらく、この状態が続きそうです。 こんな作家、世界中に彼一人しかいません。
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- kyachin
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エジソンのリトル・ピープルについて、ヒーラーさんのblogから引用。 >ハイヤーセルフや預言、直観とは別物です。妖精や天使でもありません。 >人間や生き物の姿をとることはありません。 >強いて言うなら、全体像が一瞬見えてしまう感覚が一番近いです。 >数式の美の中にもリトル・ピープルはいます。
お礼
締め切っていないのを忘れていて俺が大変遅くなりました。申し訳ありません。 どうもこの文章のみを読む限りエジソンにとっての「リトル・ピープル」は単に「ひらめき」の言い換え のようですね。 恐らく天才にしか見えない光景があり、ひらめきという言葉では言い表せないものではあるのでしょうが。
- sananoda
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「リトル・ピープル」は、 一定の社会システム、もしくは、 それを維持、固定化する力 ではないかと思います 古代であれば、王国、 現代であれば、民主的国家から、「さきがけ」のような集団まで。 「空気さなぎ」は、そのためにある装置で、 イエとか言語とか、個人を規定するものだと思います そのようなシステムに対抗する力が、 『空気さなぎ』や『1Q84』のような物語であったり、 問いを発し続けることなのではないでしょうか。 だから、システムが全く機能しないカオスでもなく、 また、その逆の閉塞した社会でもない「均衡」をとろうとする。 という印象です。
お礼
締め切っていないのを忘れていて俺が大変遅くなりました。申し訳ありません。 なるほど、村上文学の中から社会学的意味を読み取られたのですね。 回答ありがとうございました。
- kumaku1
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詳しい事は分かりませんが、 エジソンの言葉にリトルピープルがでてくるそうです。 (以下抜粋) 記者会見の席で、記者の一人が「これまでの発明の中で、最も素晴らしいひ らめきは何か」と訪ねた時の事です。彼はこう答えました。 「それは、赤ん坊の頭脳の中に天才を見いだしたことだ。生まれたての赤ん 坊の頭脳ほど、リトルピープルにとって住みやすい場所はない。つまり、 年が若いほど、自分の頭脳の中にいるリトルピープルの声を聞き入れるこ とが出来るからだ。大人になってしまうと、それが難しくなる。それでも なんとか1%のひらめきと99%の努力があれば不可能ではない。」 エジソン自身、その才能、ひらめきは 頭脳の中にいるリトルピープルによるものと考えていて、 実際にリトルピープルの存在を証明しようと試みたとも言われています。 なんか参考になりませんか?
お礼
締め切っていないのを忘れていて俺が大変遅くなりました。申し訳ありません。 大変興味深いコメントですね。ただこの言葉だけだといまいち真意が読み取りにくくもありますね。単に「世界の心理をささやいてくれる存在」という意味にも読み取れますし。 エジソンが何を考えこの言葉を発したのかが気になるところです。
- temae-miso
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私は村上春樹氏の小説を読んだことがありません。でも、1Q84は読んでみたいと思っています。その契機となったのが、偶然読んだ分子生物学者の福岡伸一氏の書評です(URL参照)。その中でリトル・ピープルはオーウェルの1980年に登場するビッグ・ブラザーを意識して命名されたという指摘がありましたが、全くそのとおりだと思います。福岡氏はウィルスのような遺伝子のようなものをイメージされているようで、なかなか興味深く読ませていただきました。 さて、お前はどうなのか?と問われれば、私の場合は腸内細菌のような微生物の細菌叢(カルチャー)を想像しました。(以下は、1Q84を読んでいない私の勝手な想像ですので読み飛ばしてくださっても結構です) ご存じのように、ヒトは自己の体内に自己ではない腸内細菌を育み共生しています。排除せずに共生できるのは、食物として微生物を食べることにより免疫学的な寛容を獲得するからです。誰でも我が家の手前味噌が美味しく感じられるのは(これは、本当です!)、その家に棲んでいる微生物を食べることにより共生が可能になる喜びが得られるからだと私は考えています。工業的に(システムによって)生産された加工食品よりも、手作りによる家庭料理が美味しく感じられるのにも同様の理由があるのではないでしょうか。ところが、現代社会に生きる消費者の大部分は、悲しいことに食の安全ばかりでなく、味覚までも企業や場合によっては行政といった巨大な社会システムに支配されているのではないか?という漠然とした危惧が私の中にあります。 話題がそれてしまいましたが、まだ1Q84を読んでいない今の私にとって、リトル・ピープルは微生物のような存在と想像しています。微生物のカルチャー(細菌叢=文化=多様性)は便として排出され、生態系を循環しつつも、個体の死とともに土に帰ります。動物・植物・微生物で構成されているとされる生態系で、人類がビッグ・ブラザーの代理人であると言わんばかりの「エコ」論争に私は懐疑的です。ビッグ・ブラザーが全知全能の神の代理人であるのに対し、リトル・ピープルは恐らく大地と大地に棲む神々の象徴なのではないかと想像しています。このような神と神々との対比を念頭に、村上氏のイスラエル賞の受賞講演を吟味すると非常に面白いのではないでしょうか。 本日、1Q84を購入しました。これから読むのが楽しみです。見当違いの回答であれば、お許し下さい。
お礼
締め切っていないのを忘れていて俺が大変遅くなりました。申し訳ありません。 あれから本編は読まれましたでしょうか?大変興味深いご回答ではありますが、やはり読了された後の感想が気になるところです。
- cookei370y
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こんなのを発見しました。 http://park23.wakwak.com/~fujix/darwin26.htm おもしろい作品で吸い込まれてゆきますよね。私は、小説とか大嫌いで、そもそもこの本も間違って買ったのです。「IQ84」と知能の本だと・・・でも、不思議と一行を読んだらずんずん吸い込まれました。これまで、小説をこんなに熱心に読んだことがない。会社で「この本めっちゃ流行ってるんですよね」と言われるまでしらなかったし、村上氏のことも知らないし。美容院で雑誌にデカデカとこの本のことが書かれて「ふーん」。 それで、毎日どんどん吸い込まれていったんです。 リトルピープルって、そういうこと。現実を生きているのに、違う自分がいる・・・みたいな、、、登場人物も、読者もみんな、それぞれがリトルピープルを持っている(自分のもうひとつの世界)そういうことだって思うんだけど・・・。 回答になってないかも、でも続きは出ないと思います。なぜなら、それを書くとリトルピープルを消してしまうから?????でも、BOOK3出て欲しいですね。
お礼
締め切っていないのを忘れていて俺が大変遅くなりました。申し訳ありません。 最近のインタビューだとブック3どころか4も匂わせていましたね。個人的にはあの物語はブック3で簡潔したと思っているのですが。
- sarusine
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私はまだこの本を読んでいません。しかし、アフターダークや東京きたん集(アフターダークは昨年の年末、東京きたん集はつい先日)を読み、そして、1Q84の書評をNETで読み、村上氏が試みようとしてくれているコトが、分かりました。村上氏は被害者の味方であると、確信しました。 アフターダークでTVの向こう側にいる薄汚い老人、品川猿、そして、動く腎臓、TVピープル(実はまだ読んでませんがNETで少し読めた)、私にとってすべて個人的に切実に、日々なんとなく気味の悪い、恐怖の存在でした。TVドラマに登場する名前、性格、職業、趣味、なんでこんな偶然が起こるんだろうと、ずっと、不思議でなりませんでした。 これは実際に起こっている現実。 そう、確信しました。 以前、学生時代にニューエイジ(?)的(?)な知人が存在しました。奇怪な宗教の代表者達のパーティーに、本当に偶然参加することになり(音楽会の後、同じ会場の一室で行われた会合で、軽食が出るから寄ってみる?と誘われた)、真顔でナントカ星の宇宙人ナントカから交信があって・・・等の情報を交換した後、皆がせっせと名刺交換をしている姿を見て、一緒に同席した友人とおかしがった経験があります。 冗談抜きで、人権侵害も甚だしい、この国では、とんでもないコトが起こっていると、村上春樹氏の小説を読み、確信に至りました。 助けてください。
お礼
回答ありがとうございました。 ただ申し訳ないのですが言わんとされているとことの趣旨が良く飲み込めませんでした。 またこちらでの質問は「1Q84」におけるある事象の解釈をお尋ねしたものですので、なにか個人的に悩みがあるのでしたら改めて、質問を立てることをお勧めしたいです。
- urusaiyo
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村上春樹氏の雑文には 中身はありません。 故に考える価値の無い話題です。 彼ははっきり言って
お礼
ありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなりまして申し訳ありません。回答ありがとうございます。 私にとっても村上春樹は唯一無二の作家です。久しぶりの長編ですが、どっぷりと浸れて、やっぱりこの人は特別だな、と思いました、