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システム開発や運用のアウトソーシングについて
お尋ねします。 システム開発や運用を一括してアウトソーシングする事例を見かけますが、デメリットはないんでしょうか? よくいいことは聞くのですが、デメリットがあまり見つけれないので、詳しい方がおみえになれば教えてください。
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一口にアウトソーシングと言っても、サービスレベルは千差万別ですが、今回のご質問は「一括して」ということなので、設置場所や運用を含めて外部にアウトソーシングされることを前提に回答させて頂きます。 アウトソーシングの一番のデメリットは、「運用の柔軟性に欠ける」ということです。 ちょとしたプログラムのメンテについても、委託先に依頼することになりますので、納期面で対応が遅れます。また、仕様書や運用マニュアルを完全に整備する必要がありますので、そういう部分でも手間が掛かります。 特にマニュアルについては、「誰でも理解できる」レベルで作成する必要があるのですが、その範囲は、運用マニュアルは当然のこと、バックアップ用媒体の交換時期や交換方法、リストア用マニュアル、障害時マニュアル、緊急連絡網等、自社運用では必要が無いマニュアルまでも作成する必要があります。 また、厳しいセキュリティーについても意外にやっかいです。 笑うに笑えないのは、自社の社員がデータセンターに入るときにも、事前申請や厳重な身元確認、身体検査を受ける必要があります。 次に費用面です。 フルアウトソーシングを請け負う企業の場合、データセンターの設備にかなりの投資をしています。 ⇒耐震建物、入退出セキュリティー、ネットワークセキュリティー、自家発電装置等 自社のマシン室では、そこまで投資するのが出来ないので外部へアウトソーシングするのですが、当然費用は自社運用よりは高くなります。
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- shobon
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どのレベルのものを、どの位の所にアウトソーシングするのかによって、話は変わりますが、基本的に起こるデメリットとしては ・開発から丸投げすると、後々業者の言いなりになるしかなくなってしまう 丸投げで委託すると、当然発注した会社は内部の仕様がまったくわからなくなります。 そうすると、後で「こういう機能を増やして欲しい」「ここを修正して欲しい」とかなった時に、相手業者が「大体○円くらいかかります」と言ってくる見積もりの妥当性がわかりにくくなります。 受注する業者もそれを見越して、最初の開発費を赤字ギリギリ(あるいは赤字前提)で開発して、後のこういった部分で回収しようとしてくる所が出てきます。 (結果として、適切な見積もりをしている業者が高すぎる、となって、排除されたりもしてしまいます) こうなると、結局後々コスト高になってしまう…という事です。 また、一括してアウトソーシングした先の企業が倒産するなどすると、システムがわかる人がまったくいなくなって、大ピンチ、といったリスクも(少しとはいえ)存在します。 と言うわけで結論としては ・開発からアウトソーシングすると、その業者との関係が切りにくくなり、後々コスト高になりかねない ・自社システムでありながら、社内にそのシステムに関する知識のある人がいなくなるので、緊急時のリスクが上がる と言ったところです。 なので、アウトソーシングする際には ・最悪いつでも切れる程度の大きさに切り分けて、発注する。 ・機器や開発をアウトソーシングしても、最悪途中で自社運用に切り替える事が出来るだけの知識を、社内に残せるようにする。 と言う事が必要かと思われます。