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憲法九条の論点
憲法九条に関してですが、 ・成立過程(当時の情勢や日米の思惑) ・改憲派の論旨 ・護憲派の論旨 を知りたいのですが、それぞれについて、分かりやすくまとめてある本があれば教えていただけないでしょうか(全てが一冊の本に載っているという意味ではありません)。
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憲法9条を変えるかどうかと言う意味では「変えるべき」「変えるべきでない」の 2択となりますが、それぞれの論旨は千差万別だと思います。 本ではないですが、下記サイトの「よせられた投票理由」を眺めてみるといろんな 意見が読めて質問者さんにとって参考になるかなと思います。 マガジン9条「国民投票結果」 http://www.magazine9.jp/vote/index.html 上記のサイトは、護憲派のサイトで護憲の記事が中心ですが、昨年末から行われた WEBでのアンケート結果は改憲派が上回りました。もちろん護憲派の方が分析 コメントしているわけですが、分析は比較的冷静・客観的にに行われていると 思いました。(一部恣意的な投票があったことにもきちんと触れています) また投票理由は双方の意見が読めますのでなかなか興味深いです。 成立過程については、適切な本が今思いつかないので割愛させていただきます。 あと、参考までに下記のブログに「マガジン9条にツッコミ」というカテゴリが あります。マガジン9条の護憲派の記事に対しての反論が中心なのですが、冷静 で軟らかい文章で書かれているので読みやすいです。 マガジン9条の記事と合わせて読むと興味深いです。 普通に憲法について考えてみるブログ(改憲派(個人)) http://aiouart.blog35.fc2.com/
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- kurokuro106
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普通に芦辺信喜先生の「憲法」(岩波書店)とかで良いのでしゃないでしょうか。質問されている事は大まかにですが、大変分かりやすく説明されています。
お礼
ありがとうございます。 恥ずかしながら法関係の勉強をしたことがないので、”普通”な芦部先生も知りませんでした。早速、読んでみます。
- nagarjuna
- ベストアンサー率36% (36/100)
#1です。 >私も何冊かは読んだのですが、改憲・護憲ともに論点がはっきりしなくて…。議論というより、”言いたいことを勝手に言い合っている”ように見えてしまいます。 見えてしまうというよりも、本当に言いたいことを勝手に言い合っているのだと思います。 法学者の末弘厳太郎博士の言葉を借りれば 「憲法というのは要するにそのときの政治的勢力の妥協で、絶ず憲法をめぐって政治的闘争が猛烈に行なわれているということを前提として、憲法というものをみていかなければ意味をなさない」 のです。だから様々な主張をする著作や論文を読んだり、#2さんがご紹介されているネット情報などを勘案して自分自身で考えるという態度が肝要かと存じます。
お礼
ありがとうございます。そうなんですか。難しいですね。 『日本の論点』ですが、ネットで読めたので、助かりました。まだ、読みきってないですが、大変参考になります。
- nagarjuna
- ベストアンサー率36% (36/100)
第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】 1日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 2前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 一般論客はともかく与野党とも1項の変更はしないという点では共通していると思います。問題は2項ですね。 改憲派の論旨も、護憲派の論旨も人それぞれですし改憲派と護憲派では成立過程の捉え方も正反対です。だからとりあえず文藝春秋の『日本の論点』あたりに目を通されたらいかがでしょうか? とにかく9条に関する本はあり過ぎて選択するのが難しい状況です。
お礼
ありがとうございます。 早速、読んでみます。 私も何冊かは読んだのですが、改憲・護憲ともに論点がはっきりしなくて…。議論というより、”言いたいことを勝手に言い合っている”ように見えてしまいます。 回答ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 こんなサイトがあるとは知りませんでした。じっくりと読んでいきます。