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古典的条件付けの刺激の種類について
古典的条件付けの中でも、「パブロフの犬」についての質問です。 実験では、ベルの音という刺激をもちいていますが、ベルの変わりに人間の声でも同様の効果が得られると仮定できるのでしょうか? 例えば、日常生活においては犬に餌をあげる前にいつも「ごはんだよ」と犬に話かけると、犬は「ごはんだよ」という言葉と餌の関連を学習し、「ごはんだよ」の言葉を聞くだけで唾液を分泌するようになる。 この様に考えるのはあやまりでしょうか? もし何か、声での実験に関する文献がありましたら、紹介していただきたいです。 経験的には、「ごはん」という単語を発しただけで、今までこちらを向いていなかった犬が、こちらを振り返り、尻尾をふったりするので、あり得ることだとは思うのですが。 どうぞ、御回答よろしくお願い致します。
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- Diogenesis
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「人間の声を条件刺激,唾液分泌を条件反応とする古典的条件づけが成立するか」 ということなら,答えはイエスでしょう。 ただ具体的な実験例については残念ながら思い出すことができません。 ある動物にとって弁別可能な刺激ならどんなものでも条件刺激になりうるはずです。 「光と電撃」,「匂いと味」のように連合しやすい刺激の組み合わせというものはあるようですが。 ついでながら, 飼い主の「ごはん」という言葉に犬が振り返る行動や 言われた物を隣の部屋から取ってくる行動は古典的条件づけではなく, 言葉を弁別刺激とするオペラント条件づけによるものと見るべきでしょう。
- popesyu
- ベストアンサー率36% (1782/4883)
単純に犬が人間の単語を聞き分けることが出来るかという設問でしたら答えはイエスです。 盲導犬の訓練では30語程度を覚えさせるそうですし、経験則的に人間の3歳児並の知能があるという前提でしつけがされています。 実際にドイツの研究所では嗅覚(きゅうかく)なども使って 200以上の言葉を理解するということが証明されました。 http://ling.exblog.jp/432354/ で単語を聞き分け、理解することが可能であるなら仰る通り、単語別によって古典的条件付けは可能となると思います。
お礼
popesyu 様 御回答ありがとうございました。 犬が人間の言葉をある程度理解できるという前提にたてば、 日常的な犬と人間のやりとりを古典的条件付け(またはオペラント条件付け)とみなした場合、その報酬は餌に限らず、あらゆるものが対象になりうる、というところまで、飛躍して理解してよいのもかが次の検討事項だな、と感じました。
お礼
Diogenesis 様 詳しい御回答ありがとうございました。犬の場合は経験的に、古典的条件付けにしろ、オペラント条件付けにせよ、言葉による刺激で成立するであろうと思ってはいましたが、証明されているのかが気になるところでした。 >飼い主の「ごはん」という言葉に犬が振り返る行動や 言われた物を隣の部屋から取ってくる行動は古典的条件づけではなく, 言葉を弁別刺激とするオペラント条件づけによるものと見るべきでしょう。 上記について、「ごはん」に反応する犬の行動が古典的条件付けによるものなのか、オペラント条件付けによるものなのか、ということは、勉強不足で判断がまだ自分でもついておりません。この件についても、十分に検討させていただきたいと思います。 どうもありがとうございました。