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大名について
陣屋大名から城主格を許された者がいますが、城主格となると格式が上がる事以外にどういう利点があったのでしょうか? 城主格になると陣屋を「○○城」という風に呼んだのでしょうか? 政庁としての城と陣屋とでは、陣屋には天守閣がないという事の他に、建物の構えなどは具体的にどういう点が異なっていたのでしょうか?
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城主大名は 国許の屋敷に城が認められている大名です。 城の有無で大きな差があります。 おたずねの城主格大名は城主ではないけど城主の格を認められた大名です。 実態は陣屋だけど陣屋大名とは格式に差をつけました。 例えば老中・若年寄りになれるかどうかなどです。 城主格になっても陣屋を正式には「○○城」とは呼びません。(地元ではそう呼ぶこともあったようですが) 陣屋大名は城主、城主格以外の大名をいいます。 構造的にはおっしゃる通り、天守があれば城ですが、実際は天守の無い城も多いです。 陣屋は城持ちではない大名や旗本の国許の屋敷をいいます。
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- takatukireds
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陣屋大名とはせいぜい2万石くらいの大名を言うことが多いです。 陣屋大名と城持ちとは違いはいろいろありました。 まず、官位が違います。官位が高ければ高いほどおいいのです。つまり官位が低ければ100万石だろうと身分が低いことになります。 次に参勤交代の共の人数です。100人くらいから始まりました。加賀で3000人くらいでした。 そして最後にお目見えのときの席順、そして待合の場所つまり大廊下から溜まりの間までありました。これも格がものをいいました。 何々城と言う言い方はしません。昔は例えば名古屋の城と言う言い方をしました。城主格となっても呼び方は変わらないと記憶しています。 建物の構えは陣屋は昔の館みたいな形が多いです。城と陣屋の似ているところは石垣があり堀がありと言うくらいで櫓や天守はありません。おおかた防御機能に差がありました。
お礼
御回答ありがとうございます。 官位はだいたい十万石以上だと四品、侍従、それ以下だと従五位下朝散太夫だったみたいですね。 ○○城ではなく「○○の城」という言い方だったのですね。 やはり防衛機能の点で違ったのですね。
- potko
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城主格になると譜代の場合は、老中、若年寄等の役職に就けるようになります。 また、家の格式が上がるだけで陣屋は陣屋のままです。 城と陣屋の構造的な違いですが、城には居住、政務、防衛の施設が揃っています。それに対し陣屋は、大掛かりな防衛施設を持っていないことが違いになります。 とは言っても、あくまで一般論で小島陣屋のように実質は城のモノも有り、定義は非常に曖昧です。
お礼
御回答ありがとうございます。 防衛施設・防衛力の点に差異があったのですね。 やはり格式が重要だったのですね。
- forest1209
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随分マニアックな質問ですね(笑)。 あまり自信がありませんが、基本的には陣屋も城主格も無城ですよね。 何が違うかというと、貴方が言う通り城主と同じ格式を許されたことです。それと、大きな違いは城主になれば、若年寄や老中に就任できる権利ができます。 ですから、城主格になればこの権利を手にすることができます。 建物の構造ですが、天守閣がなくても城として認められていたので、城持大名の城でも天守閣がないものもあります。 陣屋で許されているのは、堀と石垣までです。
お礼
御回答ありがとうございます。 陣屋も堀と石垣は許されていたのですね。 あとは門構えや櫓の有無などに違いがあったのでしょうか。
お礼
御回答ありがとうございます。 城主格になっても城とは呼ばなかったのですね。 江戸城も中期以降は天守のない城だったみたいですね。