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思いやり予算
私はアメリカに対する思いやり予算という物の存在はおかしいと思うのですが、皆さんはどう思いますか やはり、同盟国で守ってもらっているのでしょうがないのでしょうか でも、他の国はそんな事はしていないとも聞きます あの予算は辞められないのでしょうか
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思いやり予算について 日米安全保障条約に基づく日米地位協定によって、日本に負担義務のある数千億円(更に免税措置もあります。)のほかに、2000億円以上毎年負担しているのが、思いやり予算です。 この金額は、中国に対するODA(ほとんどは円借款です。中国に返済義務があり利子も付いて日本に帰ってきていますから、日本は儲かっていることになります。更に今後減ることになっており、数年後には終了することが中国政府との間で合意しています。)に匹敵し、全く帰ってこないお金なのです。累計では既に2兆円を超えるかと思われます。 思いやり予算の状況 日本のバブル期、アメリカ政府予算が大赤字だったときに開始されました。 その後日本が大不況に突入し財政赤字が急増、逆にアメリカはクリントン政権により財政が黒字化しても続けられました。 この辺の経緯をみると、日本では思いやり予算と言っていますが、日米の秘密条約で日本の負担が義務付けられている可能性があります。 日本の防衛 国連常任理事国となっている5カ国は、大量の核兵器を持って居ますが、事実上使うことはありません。核の傘によって守ると言うのは、東西対立がなくなった今、単なるフィクションです。 日中貿易額は毎年急激に伸びており、来年か再来年には日米貿易額よりも大きくなります。中国が日本を攻めると言うのは、もはやありえません。中国にとって日本に物を売るほうが、日本と戦争をするよりよほどもうかります。 北朝鮮の核の脅威も日本にとっては、フィクションです。核は北朝鮮の対米外交カードとして存在しています。 日本の生命線 日本にとって、最も重要かつ弱点なのは食料と石油です。そして食料はアメリカに依存しており、石油はサウジアラビア・クウェート・アラブ首長国連邦+イラクの中近東にたよっています。その石油を支配しているのはアメリカです。 ヨーロッパ諸国は北海油田・ロシア・北アフリカなどからかなりの量を調達し、アメリカの支配を受けないエネルギーを確保しています。(つまり、アメリカのイラク侵攻を批判できる。) 対して、日本は中近東の王国(国王の支配:民主化していないので利権を確保しやすい。アメリカはイラクのおこした湾岸戦争以後、この地域に軍を常駐させています。)の石油(=アメリカの軍事力による利権)に頼っています。 思いやり予算の始まった時期と世界政治の歴史的展開から見て、中東石油の確保のための軍事駐留経費を日本も一部負担することとなったが、憲法上は出せないため形を変えて費用負担していると私は考えています。 付記 戦後日米関係が良好であり続けたことを理由に、アメリカが戦後一貫して日本に対して誠実な国であるとの考えをもっておられる方が一部におられますが、実際はそうではありません。 冷戦と呼ばれた東西対立時代には、日本列島が地理的に重要な位置にあったことと、日本政府の努力によって日米関係は維持されてきました。 アメリカが外交関係で豹変するのは、先日のパキスタンからインドに乗り換えたのでも明白です。 もっとも明らかな例としては、中華民国=台湾を支持していたのが、ある日いきなり大統領が北京を訪れ、中国と国交を回復。韓国政府や日本政府には事前通知は一切なかったとか。その後の日本・韓国の政治家大慌てでした。(このときの大統領ニクソンも、今のブッシュと同じ共和党です。共和党はアメリカの国益を第一優先することが多く、ブッシュは日本が主導しアメリカの民主党副大統領ゴアに支持されて出来た京都議定書もないことにしてしまいました。) また、フィリピンがアメリカに軍事基地を貸していることを理由に資金援助を求めたところ、アメリカは基地を閉鎖し軍を撤退させました。
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- at9_am
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この手の質問をする前に、是非とも日本の国家予算を見ることをお薦めします。いわゆる「思いやり予算」は、防衛予算の中でもそんなに大きくはありません。政府の一般会計にとって如何に少額かが分かると思います。 > 他の国はそんな事はしていない とのことですが、確かにしていないのですが、しかし、他の国がしているから自国もする、あるいはしていないからしない、というのは、余りにも視野狭窄的で二者択一的であまりにも・・・と思うのですが。 とにかく、そんなに大きな額でもありませんし、色々ありますから、当分は止めない方が得策かと思います。
政治家とは、 訳の分からない予算を多く分捕った者が、その、恩恵に「甘いしる(蜜)」あずかる事が出きるものなのです。
- cse_ri2
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日本と他のアメリカの同盟国とでは、地政学的条件が違いすぎます。 イギリスもドイツもオーストラリアも、近隣に自国にミサイルを撃ち込んで きそうな国はいません。また、国境紛争を起こしそうな国も存在しません。 しかし、東アジアは違います。 未だに冷戦構造が継続しており、北朝鮮や中国など、脅威となる軍事大国が 存在するのです。 そういう状況下にあって、日本は単独では自国の防衛ができません。 アメリカと組んで始めて、必要最低限の安全保障ができるのです。 理想を言えば、米軍なしで自主防衛可能な戦力と憲法も含めた法体系を整備 すべきです。しかし、それができていない以上、アメリカの協力は必須であり、 お金を払ってでも米軍には駐留してもらわなければなりません。 また思いやり予算は、自主防衛に必要な予算からすれば、微々たるものです。 世界最強の米軍を用心棒に雇っていると思えば、そんなに高い買い物ではない と思います。
お礼
本当に日本が攻撃されたら、アメリカは助けてくれるのでしょうか 私はいまひとつアメリカを信用できません アメリカは自国の利益にならないと動かない国ですから、土壇場でどんな行動をするか分かりません でも、信用するしかないのですかね ありがとうございます
- yuhkoh
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『軍事板常見問題』より http://mltr.e-city.tv/index02.html 「東亜FAQ」から http://mltr.e-city.tv/faq05.html 「日米安保/集団安保関連」 http://mltr.e-city.tv/faq05c.html#like-swiss 上記HPの回答集を参照されたらいかがでしょうか。特にご質問の件も以下のような意見があります。 「思いやり予算」関連 http://mltr.e-city.tv/faq05c.html#02048 それと、日本という地勢がアメリカにとって重要な戦略地点でもある。それだけ日本の地位は重要なのですから、日米同盟だからといって日本人は必要以上に「アメリカの属国」だとか「ポチ」などというように、卑屈に構える必要はありません。
お礼
参考になるホームページを教えていただきありがとうございます ゆっくり読ませていただきます
- fallen_angel
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USA様に75%も出しているのは日本だけですね。 USA様の国債も買い支えている噂もTVで聞きましたね。 戦後のUSA様の戦略で日本をアメリカナイズに仕立て上げた成果なのでしょう。 米軍駐留費も国債買い支えも、もっと減らしてUSA国民に見える形での貢献の方が、まだマシでしょうね。 日本の領土問題地域(尖閣、竹島、沖ノ鳥島、北方四島)を日本固有の領土としての権利を勝ち取り、そちらに現在の技術の全てをつぎ込み環境破壊を極少化した洋上要塞でも作りUSA様に移動願えないかと思っています。そして支援費用は現在の75%から10%程度にして欲しいですね。
お礼
そうですよね。 必要だとしても、額が大きすぎますよね ありがとうございます
- minofenv
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日本がアメリカに対し立場が弱いことの一端です。 他の国でしていないように、払う義務はないのですが、立場が弱いことを気遣って自主的に払っているので、「思いやり」予算なのです。 米軍にとって日本に基地があることは米軍のアジア戦略上必要なことなので、仮に日本が思いやり予算を一方的に廃止した場合でも、米軍は変わらず日本に居続けるでしょう。 ただし、その場合アメリカの強い反感をかうので、それが怖くて払い続けているのです。
お礼
やはり立場が弱いからですよね ありがとうございます
お礼
大変詳しく教えていただき、ありがとうございます 私はどちらかと言うと、アメリカを信じていません アメリカは自国の利益にならないと動かない国です 日本が危険になっても、自国の利益にならなければどう動くか分からないと思っています 全廃しろとは言いませんが、額が大きすぎると思っています おかげさまで、いろいろ分かりました ありがとうございます