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粉飾決算して、税はどうしてたの?

ニュースで、ある企業が粉飾決算をした際、実際は3億円の赤字だったのに60億円の黒字に見せかけた、と言っていました。 もし、そんなに大きな黒字に見せかけたのなら、国税庁は怪しまないのでしょうか?そんなに大きな黒字なら税金も半分近く支払わなければいけないと思うのですが、実際どうなのでしょうか? 粉飾をし、大きな黒字を見せかける行為は、それに伴う税金を考慮しても、ペイオフするものなのでしょうか?

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  • gutoku2
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回答No.1

>実際は3億円の赤字だったのに これは、商法会計(帳簿会計)で3億円の赤字です。 税金は税法により計算します。商法会計の当期利益から別表4で加算 ・減算して、申告する所得金額を算出します。 よって、実際に3億円の赤字でも、(一般的には)数億円から数十億円 の所得金額となり、税金を支払う必要がある場合が多々あります。 勿論、会社によって決算の内容は異なりますから一概には言えません。 >そんなに大きな黒字に見せかけたのなら、国税庁は怪しまないのでしょうか 今回の摘発の情報の元が、国税庁なのか検察庁なのか分かりませんが (実際に国税の査察で見つかった分けではありませんが)国税庁の情報 で摘発された可能性も無いわけでは無いと思われます。 しかし、一般論としては10年で100倍(もっと大きいかも知れない)の 規模になった企業の場合、どのくらいの申告額が適当で、どのくらいが 粉飾であるかを判断する事は非常に困難です。 >大きな黒字なら税金も半分近く支払わなければいけないと思うのですが、 粉飾した利益に、税法の規定により加算・減算を行いますので、実際の 申告所得額は、60億円より大きくなると思います。 申告所得額に税率を乗算し法人税を算出します。地方税は外形標準課税 も含まれて居ますので、申告所得額だけから税額を算出できません。 概ね申告所得の43%~50%くらいが国税+地方税だと思われます。 よって、30億から35億円は税金を払っているのではないでしょうか。 つまり、正しく決算した結果の納税額が、5億円だったと仮定します。 粉飾決算の納税額が、30億円ならば25億円が、過納付税額ですから、 粉飾によって25億円以上の利益を上げることができればペイできます。 粉飾の会社決算が企業価値としてニッポン放送買収に使われ、フジテレ ビから数百億円のキャッシュをもたらしましたから、当事者はペイした と考えているのではないでしょうか。 (もしも粉飾が発覚しなければペイしたかもしれませんね) しかし明らかな詐欺行為ですから、つけは高くつきました。結果的には ペイオフできていませんね。