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損益計算書上の粉飾決算について
- 損益計算書上の粉飾決算について理解が難しい点をまとめました。
- 損益計算書における'△'の意味や営業赤字、債務超過の確認方法、新株予約権付き社債の意味や倒産会社の使用理由について説明します。
- 粉飾決算の特徴やパターンについてもご説明します。
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質問者が選んだベストアンサー
yosifuji2002です。 >[売上の増加に比べて売上債権(売掛金、受取手形)の残高が大きく増加している]の部分のところでお聞きしたいことがあるのですが、粉飾決算をするときに売掛金を大きくみせるのはなぜでしょうか? 売掛金を大きくみせるのではなくて、売上をごまかすと実際に誰かが買ったわけではないので、支払いがされません。そのため未回収の売掛金がたまってしまうのです。従って、売上に対する売掛金割合が大きい会社は要注意です。 >「売上の規模にくらべて現預金が少ない」のところで、現預金を売上の規模に比べて少なく表示するのはなぜでしょうか? 少なく表示するのではなくて実際少ないのです。 粉飾というのは利益を大きく見せるか、損失を利益のようにごまかすわけですが、その場合は利益操作はできても資金の操作は困難です。 利益は伝票操作である程度は創作できますが、資金は誰かが出してくれない限りは増やせません。 損失が出るということは、最終的には社内の資金が流出するということです。 従って、売上規模に比べて資金が少なく売掛金が多いというのは相互に関連があり、売掛金が回収できないから資金が少ないということです。
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- ojisan-man
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失礼ですが基本が十分理解出来ていないようなので、ここで安直にアドバイスを受けてもすぐにまた行き詰まるのではないかと思います。もう一度最初から勉強し直してみてはいかがでしょう。 1.この場合「△」は、マイナスを表していると思います。 2.営業赤字とは「営業利益」が赤字になるということで、同様に「経常利益」や「当期利益」が赤字になる場合もあります。その期の赤字を見るのは損益計算書で分かりますが、「債務超過」というのは貸借対照表の「純資産」の部がマイナスになることです。 3.「新株予約権付き社債」とは、いわゆる「ワラント債」と呼ばれるもので、将来株式に変える権利がある社債のことです。いくつかの種類があります。倒産しそうな会社が利用すると限ったものではありません。もう少し問題の文脈をよく読み取る必要がありそうですね。 「損益計算書」以外に「貸借対照表」はついていませんか。大学の授業では初歩的な机上演習中心でしょうから、B/SとP/Lは必ずあると思いますが。 粉飾決算を見抜くには「損益計算書」だけでは無理です。勘定科目間の資金の増減と組み合わせて、決算の矛盾を見つけていくものです。実務ではまだこの上に、実際のモノの動きや経営者がらみの不当な社外流出、与信内容のチェックなども必要です。
- yosifuji2002
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>損益計算書の中に’△’がよくあるのですが、これはどういう意味でしょうか? これはマイナス符号です。印刷の場合”-”は読みにくかったり消えてしまうこともありますのでこれをよく使います。利益の△は損失ということになります。 >○○百万円の営業赤字と最終的な債務超過というのは、損益計算書のどこを見たらわかりますか? 損益計算書に営業利益の項目があります。これに△が付いていたら営業赤字です。 貸借対照表の純資産合計が△になっていたら債務超過です。これは資産合計と負債合計の差額で、負債が資産より多いということです。 >新株予約権付き社債 とは何でしょうか?あと倒産しそうな会社がこれを用いる理由は何でしょうか? 会社が特定の出資者に希望の時期に契約に記載された価格で新株を発行するという権利を売ります。出資者は株価を見ながら有利ならば資金を入れて株式を受け取ります。 必ずしも経営不振の企業ばかりが発行するものではありませんが、実際は銀行借り入れや通常の株式発行ができない財務状態の劣悪な会社が発行するのが多いのです。引き受けては株が安いほど多くの株式を入手できるので、会社の支配権を安価に手に入れることができるというメリットがあります。また先物を売っておいてからそれより安い価格で株式を受け取り、差額で丸儲けなどということも起こります。 一方他の株主は新株主が大量の株式を安価に入手するので、自己の所有する株式の評価が激減し、持株割合も低下する場合が多く市場では批判が多い仕組みです。 粉飾のパターンですが、 業界の他社よりも以上に売上の伸びが大きい、 売上の増加に比べて売上債権(売掛金、受取手形)の残高が大きく増加している、 売上の規模にくらべて現預金が少ない、 流動資産よりも流動負債が極端に大きい、 営業キャッシュフローにマイナスが続いているなどでしょうか。 後は有価証券報告の社員の状況で社員の定着が悪いこと、役員の状況で其の経歴にいかがわしい人物がいる(過去の倒産や乗っ取りなどに関与している)なども参考になります。 特に粉飾は売上のごまかしが多いので、この場合は回収ができませんから、売上債権は当然増加します。これは殆どの粉飾に見られる傾向です。
お礼
とてもわかりやすい回答感謝いたします。 もう2つ回答いただけると嬉しいです。 >売上の増加に比べて売上債権(売掛金、受取手形)の残高が大きく増加している の部分のところでお聞きしたいことがあるのですが、粉飾決算をするときに売掛金を大きくみせるのはなぜでしょうか? >売上の規模にくらべて現預金が少ない のところで、現預金を売上の規模に比べて少なく表示するのはなぜでしょうか? お手数ですが教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
お礼
大変分かりやすい回答ありがとうございます。 その通りです。基本から分かりません・・・汗 貸借対照表はついてないみたいです>< △はマイナスなんですね。知りませんでした。 もう一度じっくり読んで矛盾をみつけてみたいと思います! また、質問をすることもあるかと思いますが、その時はまたご回答いただけると嬉しいです。 回答ありがとうございました。