質問内容を拝見しまして,何とも無茶な課題だなと思いました。
#2の方は民俗学の見地から答えておられますので,私は文学の方面からお答えしたいと思います。
#2の方もご指摘のように,基本的に不明だと言ってよいと思います。
そもそも,「いわゆる昔話」は,大半が江戸時代から明治にかけて流布したものです。これらは,その地域の住民が代々語り継いできた伝説と言うよりも,「おとぎ話」として伝わっていました。
私たちがよく知っている昔話の多く(たとえば「浦島太郎」「一寸法師」「酒呑童子」など)は,「御伽草子」あるいは「室町時代物語」と総称されるものの一部です。これらは民話が元になっているものもあれば,誰か(多くは不明)が創作したものもあります。
これらは,その起源がどこ(誰)かということはさておくとしても,数多くの人々の手を経て改作されたり,増補されたりして様々に形を変えて伝わってゆきました。#2でご指摘のように伝承の過程で変化したこともあるでしょうし,また文字においても,様々に意図的に変化させていった様子が見受けられます。そして,それらは享保頃にまとめられた『御伽草子』(『御伽文庫』)によって,「本」という形で流行しました。さらに明治になって,それらのおとぎ話や民話は内容を統一されて国語の教科書に載ることで全国的に一般化しました。
このようなものは,たとえその起源がどこかの民話であっても,もはや「民話」(あるいは地域が特定できる「昔話」)と呼べる性質とは思われません。ですから,このようなものに関しては,それがどこの話かという問い自体がナンセンスだと私は思います。
とはいえ,宿題なのですから提出しないわけにはいきませんので‥‥その点は#2の方のアドバイスを参考になさってください。
お礼
お返事ありがとうございます。 日本昔ばなし 地方 で検索したのでなかなか見つからなかったので助かりました。 ただみんながよく知っている話は地方が不明の物も多いようで 地方が書いてある話は聞いたことのない題名が多いようです。 自分なりにも探してみようと思うのですが よく知っている題名の地方のわかるHPをご存知の方引き続きよろしくお願いします。 参考のHPもとても役に立ちました。 ありがとうございました。