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塩の融解
塩を試験管に入れ、ガスバーナーで強熱し液体にしたものを冷やすと何故味が薄くなるのですか?僕は逆に熱したので味が濃くなるのかと思っていたのですが
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こんにちは。 このご質問は単純に考えると「えっ!?」って事になる内容ですね。 というのは、塩化ナトリウムの融ける温度(融点)は800度ですので、普通の硬質ガラス試験管はやわらかくなって曲がってしまいます。 長時間加熱すると融けてしまうでしょう。 まさか、ガラスと塩が溶けて混ざった物?食塩含有ガラスを冷やしてなめたわけじゃないですよね?(爆) 考えられるのは、水分を含んで、塩化マグネシウムなどもある程度含んでる荒塩で実験をされましたか? これだと結晶に含まれる水分に塩化マグネシウムが溶けて、塩化ナトリウムもある程度溶けて一見、液体になったような物を作る事ができます。 これは、しばらく加熱してると水分が飛んでしまって固体になります。 また、水分が飛んでる荒塩だとうまくいかないでしょう。うまくいくには試験管が赤くなるほど加熱する必要があるはずで、かなり危険な実験になります。 この場合なら、含水結晶は既に水分に溶けてる部分があるので、舌に触れたときに、すぐに味を発揮しますが、無水物では、舌の水分に溶けるまで味が発揮できないからです。 加熱して固体にしてしまった場合は完全無水物になりますが、一見液体状態のまま冷やした場合でも水分が相当失われるので、同じ影響が出ます。