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乾燥土壌と湿潤土壌
土壌学の勉強をしているのですが、乾燥土壌では湿潤土壌より陽イオン交換量が多くなってる理由がよく分かりません。 そうなってる理由について詳しく教えてください。 よろしくお願いします。
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交換性陽イオン → Ca、Mg、K、NH4などの陽イオン 陽イオン交換容量 → 陽イオンをどれだけくっつけられるか(キャパシティー) ですよ。この2つの言葉をきちんと使い分けましょう。 簡単に言えばボールとミットみたいなものかな。「交換性陽イオン」がボール、「陽イオン交換容量」がミット。 「陽イオン交換容量」が高くなる(つまり受け皿が増える)のは、大まかに言えば、単位重量あたりの表面積が大きく、表面がマイナスに帯電しやすい「粘土粒子」が多いためです。粘土粒子の種類にもよりますが。 また、有機物が多くても高くなります。 つまり、陽イオン交換容量と降雨量に直接の関係はありません。 「交換性陽イオン」が高くなるのは、前に書いたとおり、肥料や塩分が表層に集積することで起きます。
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- tomyam1000
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>雨がふることで水素イオンが土壌内に上昇して土壌に吸着してる陽イオンと交換することでいいんですかね??そこらへんの詳しいことが知りたいんでよろしくお願いします。 逆ですね。最初土壌に吸着しているのは水素。そこに陽イオンが増加してきて、交換して吸着するということです。「交換性陽イオン」という定義の認識があいまいなのかな? 土壌水にたくさん陽イオンがあれば、鉱物表面にもたくさんくっつく。陽イオンをほとんど含まない降雨が多量にあれば、それが洗い流される。簡単に言えばそういうことです。 例えば散布された肥料は降雨に溶けますが、地下に流れ去るのではなく、大気中に蒸発します。すると「塩田」のように、土壌の表層に塩類(肥料)が集積してしまいます。また、塩類濃度の高い地下水と降雨がいったん毛管で接続されると、表層の水分の乾燥にひきずられて、地下水が上昇します。そしてまた「塩田」になるわけです。 これらの過剰な陽イオンが、土壌に吸着している水素と置換して、陽イオンの飽和度が高まるというわけです。 もう少し言えば、「塩田」の状態では、陽イオンは塩として存在し、交換性陽イオンではありません。しかし、降雨によりそれらが溶け出し、非常にECが高い溶液が作り出され、その溶液と接触した鉱物表面で、交換が起きるという感じでしょうか。 yumegiwa83さんのおっしゃっているのは、洗脱型土壌の酸性化の話です。つまり、多量の降雨に含まれる水素と土壌に吸着した陽イオンが交換し、交換された陽イオンは系外に流亡する‥ わかりにくかったら、また補足します。
補足
ということは湿潤地土壌では洗脱型土壌の酸性化の話のようにして交換された陽イオンが系外に流亡することで、乾燥地土壌よりも陽イオン交換容量が小さくなるってことでいいんですよね??
- tomyam1000
- ベストアンサー率31% (36/113)
乾燥地土壌と湿潤地土壌ということでよろしいでしょうか。 基本的に同じ土壌が湿潤、乾燥して値が変化してしまったら、その土壌の固有値でなくなってしまうので、測定する意味がなくまります。 もうひとつ、置換性(交換性)陽イオンが多いということですか? であれば、塩類集積の影響じゃないでしょうか。水が、表面へ表面へと移動すればそれにともなって塩類も上昇してきます。日本のような湿潤型の土壌ではイオンは溶脱、流亡してしまいます。 もし、意図していることと違ってたら、ご指摘下さい。
補足
そうですね。乾燥地土壌と湿潤地土壌のことですね。 そして交換性陽イオンのことです。 で、おおまかな流れとしては塩類集積の影響と分かるのですが、雨がふることで水素イオンが土壌内に上昇して土壌に吸着してる陽イオンと交換することでいいんですかね?? そこらへんの詳しいことが知りたいんでよろしくお願いします。
多分乾燥することで粘土粒子の表面を覆っている有機物コロイドに傷がついて粒子が直接反応液にふれるため 詳しくは.私では文才がなく無理。
お礼
粘土粒子表面のことは考えてませんでした。 ありがとうございました。
お礼
いろいろとありがとうございます。 自分の分かってない点がはっきりしたし当初の問題も分かりました。 何度も質問して答えてくださってありがとうございました。