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資本の食い潰しの意味がよくわかりません。

資本の食い潰しというのですが、よく理解できません。 (1)取得原価主義の欠陥としてや、(2)貨幣性資産の裏付けがなく処分可能性のない未実現利益を計上してしまうと、資本の食い潰しが始まるといいますが、資本の食い潰しがいまいち理解できません。 資本とは目には見えないもので、資産と負債の差額から出るものと勉強しました。そんなこともあり、資本の食い潰しの意味がわかりません。どなたかわかる方がおられましたら教えていただけませんでしょうか? お願いいたします。

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  • ベストアンサー
  • kenkensug
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回答No.4

そうですね。会計は複式簿記を前提にしていますので、ひとつの取引には必ずその反対解釈としての相手科目が必要です。資産の取得には資本取引の場合は資本の増加、損益取引の場合は利益の発生となりますね。 土地の贈与は理論上は資本取引と考えられ、資本剰余金とすべきとされますが、制度会計では利益剰余金として受贈益を計上するとされています。 でも、その利益は実態がありません。それを配当すると現物の土地は残っているかもしれませんが会計上の観念的にはなくなってしまうのです。じっさい配当したとすれば、それは他の利益剰余金からまたは増資してはらったことになりませんか。 つまりやはり、土地という資本(理論上の資本剰余金と考えた場合)は相対的に食いつぶされているとかんがえられます。 会計はキャッシュフローの現実とは違い、ある意味相対性理論のようなもので、観念的なものなのです。 だからこそ、ライブドアのように粉飾することが可能なのですね。 会計で分からなくなるときは、わたしもそうですが、ついつい家計簿的なキャッシュフローをイメージして混乱するのです。 たとえば、減価償却は支出を伴わないので、費用でありながら相対的にみれば、その額だけ資金調達をしたと考えることが可能だ。という理屈になります。 おわかりいただけましたでしょうか、これ以上は専門家の登場を待ちましょう。

zaloon
質問者

補足

>土地の贈与は理論上は資本取引と考えられ、資本剰余金とすべきとされますが  そうなのですか、土地の贈与が資本取引ということはどういうことなのでしょうか?教えていただけませんでしょうか? >制度会計では利益剰余金として受贈益を計上するとされています。  そうなのですか。商法か何かで決められているのでしょうね。 >それを配当すると現物の土地は残っているかもしれませんが会計上の観念的にはなくなってしまうのです。じっさい配当したとすれば、それは他の利益剰余金からまたは増資してはらったことになりませんか。  よく意味が解りません、もしよろしかったら教えていただけませんでしょうか? 御忙しいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ご返答お待ちしております。

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  • kenkensug
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回答No.5

回答が遅くなりまして、申しわけありません。素人の私にはこれ以上やさしく説明することは無理です。会計理論のテキストにはきっと書いてあるはずです。(贈与による取得に関する資本説と利益説)ご自分で調べてみてください。(ただし、すぐに理解しようとしても体系的に積み上げていないとなかなか難しいかもしれません。逃げるつもりはありませんが、私は一人で勉強してきました。あなたもまずご自分で勉強してください。

zaloon
質問者

お礼

資本の食い潰しに関する勉強のための本でいいのを知ってたら教えてください。資本の食い潰し一般について、取得原価主義による資本の食い潰し、受贈益による食い潰しについてです。よろしくお願いいたします。

zaloon
質問者

補足

解りました。がんばります。

  • kenkensug
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回答No.3

すみません説明がへたで・・・ 「1万円足りません」つまり増資をして資本金をふやすことが必要ですね。(借り入れをしなければ)おっしゃるとおり購入できないのです。つまり維持すべき実質資本(この場合は昔の貨幣価値で10万円の商品ですがインフレで12万円になっています)が11万円で買えるのは昔の貨幣価値にすると9万1666円の商品=資本となってしまうのです。 これを相対的に考えれば資本が食われたこととなります。 繰り返しますが資本金は最初はお金ですが色々な資産に変化しながら企業は利益を出しては、またお金で回収します。つまり資本金とは途中からお金ではなくなり、資本の循環過程にあるものに姿を変えるのです。 取得原価主義はこの回収すべき金額を取得原価(名目貨幣価値)でよいのだとする考え方なのです。 したがって、売上マイナス売上原価が利益ですから取得原価主義をとる限り、それは利益処分されるべきのものです。したがって、インフレ時には実質資本が維持されず限界があると批判されるのです。 この議論の対象となっている資本概念は資産マイナス負債=純資産の資本ではなく株主から拠出された資本(拠出資本)です。つまり利益によって内部留保されてきた部分は広義の資本として捉えているのです。

zaloon
質問者

お礼

あれから考えたのですが、つまり、最初に商品10万円を購入する為に投下した資本が、次に購入する場合、資本を投下する時には9万1666円になっているので、資本が8334円食い潰されたのですね。

zaloon
質問者

補足

難しいですね。資本の食い潰しを、土地受贈益で考えるとどうなるのでしょうか?土地をもらうと、 土地100/土地受贈益100を計上します。 収益100が計上され、配当してしまえば、貨幣性資産の 裏付けのない収益である為に、資本の食い潰しが起きるそうです。 しかし、資産(土地)が100増加してます。資本は色々な資産に変化するので、土地が100増えてれば、問題は無く、資本の食い潰しも問題が無いように思うのですが? お忙しいと思いますが、悩んでおりますので、どうかご返答よろしくお願いいたします。

  • kenkensug
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回答No.2

確かに難しい概念ですが、機械という固定資産で考えて見ましょう。まず資本金100万円といっても会社に100万円の現金があるとは限りません。資本とは生産販売などの事業をおこすための元手ですから、もっとも単純な例でいえば、資産(機械)90万円と現金10万円/資本金100万円という貸借対照表の会社が存在しえます。現金10万円で原料を買います。そうすると資産機械90万円と原料10万円/資本金100万円というB/Sの会社になります。 このとき会社の金庫は空です。 そこで機械と原料いう「元手」を使って商品を生産し販売したら20万円の売上となり10万円の利益が出ました。 この利益はほんとうはインフレによる2万円分を含んでいますので再度同じ原料を調達しようとすると12万円が必要です、ところが利益10万円のうち株主に9万円配当してしまうと元手が1万円足りなくなってしまいます。つまり資本金を食い潰したこととなるわけです。 どうでしょうか? 資本金とはお金とは限らないという訳です。

zaloon
質問者

補足

「株主に9万円配当してしまうと元手が1万円足りなくなってしまう。」という所がイマイチよくわかりません。 1万円足りなくなってしまって、なぜ資本金を食い潰したと言えるのでしょうか?11万円しかないので、12万円の原料は購入できないので、資本の食い潰しとは言えないのでは?  お忙しいと思いますが、ご返事よろしくお願いいたします。

  • kenkensug
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回答No.1

資本の食い潰しとは、本来維持すべき資本、言い換えると資本金、資本準備金、資本剰余金等を指しています。 これらは社外流出されてはならず、「もとで」として経営のために維持されなくてはなりません。 取得原価で評価された費用性資産(棚卸資産等)を売り上げるとインフレ時には物価上昇分が利益を構成することとなり、利益処分される可能性が生じます。したがって同様の商品を仕入れようとすれば、インフレによって再調達することができなくなります。 すなわち利益剰余金とされた分だけ資本(維持すべき資本)が食い潰されてしまう結果となるのです。 つまり、ここでいう資本とは資産マイナス負債ではなく狭義の資本を指すのです。

zaloon
質問者

補足

狭義の資本ですか、初めて聞きました。具体的に狭義の資本とは何なのでしょうか? 利益処分された後に、同様の商品を仕入れると、元手である資本のお金まで使ってしまい資本の食い潰しがおきる。 ここで言っている資本は利益剰余金の事だけなのでしょうか? お金を使って商品を仕入れる、そのお金は利益処分により減っている、それでも仕入れると元手である資本のお金も使ってしまう事になり、資本の浸食が起き、繰り返すと会社内部にはお金がなくなってしまう。よくわかりません。

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